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足を運んだ先は自国の城。
城は西洋ヨーロッパみたいであった。防御に適した強固な壁を備えているお城も当然のごとく存在しており、むしろ、戦争の為もあってか、襲撃、砲撃、侵略に耐えることを目的に建てられたお城であった。目の前にある、門は大きく、人が一気に何百人入れる程であった。その様な門を潜ると、軍兵がグルッペンの近くに資料片手に「 御前が入隊希望の、グルッペン・フューラーか、? 」と警備員は質問した、彼は 「 はい、そうです!本日入隊を希望したグルッペン・フューラーです。 」と質問に答えた、慣れない敬語だったが、上出来だ。「 そうか、私はブランだ。此処の軍人兼案内役。以後宜しく頼む。 」とぺこっとお辞儀をした、グルッペンも其れに合わせてお辞儀をした。軍兵は「 では訓練所まで案内しよう。 着いてこい 」と述べた途端すた〃と歩き始める。あまりにも早く、グルッペンは少々走った。
軍兵について行くと、あっとゆう間に訓練所へと着いた。そこには手で数える程の人がいなかった。こんなに居ないものなのだろうかと不思議そうなにしていると、軍兵は「 まぁ、貴族様らは時間ぎりぎりに来るだ、迷惑だぜ。ほんと 」とグルッペンの表情を読み、見透かしたような感じでそう述べる。内心驚くも表情に出さず「 そうなのですね と頷き乍そう述べ、軍兵の所を目を向くといなくなっていた。始まる迄時間あるし何しようかな、なんかと考えていると、端っこあたりに中性的な人がひとり、彼はきょろきょろとしていた、グルッペンは彼に話しかけて仲良くしようと、肩をとんとんっと優しく叩く、彼はゆったり其方に向き「 何ですか? 」と警戒しそう述べた。其れはそうだろう、急に肩を叩いたのだから、そんな事に目もくれずグルッペンは「 やぁ、俺は、グルッペン・フューラー.御前は? 」と、首を傾げそう述べる。中性的な人は「 私はオスマン。オスマン・トケヴィアと申します。お好きに呼んでくださいね。 」と丁寧な口調で、そう述べにこっと笑みを浮かべた。その笑みは作り物のようだった、大抵の人なら其れに気づかないが、グルッペンは気づいてしまったのだ、其れに疑問を浮かべグルッペンは 「 オスマンと呼ばせてもらおう。唐突で悪いのだが、御前は心から笑えてるか? 」 とオスマンに疑問をぶつけた、その様な質問に驚き困惑した、作り笑いが気づかれてしまったのだ、その様な事はオスマンにとって、初めてな事、困惑しながらも「 心から笑ってますよ 」と、またもや、作り笑いを浮かべ、ちょっと焦り気味でそう述べた。其の焦りを汲み取ったのだろう、グルッペンは「 否、笑ってないな、俺が見る限り作り笑いしているようだった。 」キッパリとそう述べる。オスマンは「 ぇぁ、 」と小さくそう述べた、彼の頭の中では“いい子でいなきゃ。”“教会の子やから、優しく、よく笑う子でいなきゃ。” “ 皆に嫌われたくないな”という思考がぐるぐる巡回する、その考えはこびり付いて離れない、そのような事を考えこんでいると、グルッぺんが「 嗚呼、済まない、 」と申し訳なさそうにそう述べ続けて「 責めるつもりはなかったんだ。お詫びとゆってなんだが、オスマンの好きな物買おう! 」とニカッと笑ってそう述べた。その笑みは光り輝く太陽の様な、明るく、目を瞑りたい程の眩しかった。オスマンは自分とは真逆の人やなと思いつつ「 ぇっと、お言葉に甘えて、んー、甘味買って欲しいですかね、? 」と疑問気味でそう述べた。その返事を聞きグルッペンは「 オスマンも甘味が好きなのか!? 」と目を輝かせて嬉しそうにそう述べる。其れは子供のように無邪気であった、その様な様子に、驚き、意外だと思ったオスマンは、クスリと笑い「 はい、好きですよ、食べ過ぎて両親に心配かけてしまうぐらいに 」と述べる。「 奇遇だな、俺も両親では無いが、友人に心配させれてしまったな 」と思い出すかのように、グルッペンはそう述べ、「 懐かしいな、あの時は実に楽しかったな 」と付け足して軍学校の事を思い浮かべながら楽しそうに述べる。其れを聞きオスマンは「 ふふ、楽しそうですね、 」と述べようとするも、その声はグルッペンには聞こえなかった。