テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
このものがたりは「拝啓、大きくなった僕へ」の選択肢で2,を選んだ人専用です。
「拝啓、大きくなった僕へ」の数年後の物語となっています。
戦争描写あり。虐待描写あり。すべての国に敬意を払って作成しています。
「おい、」低い声が聞こえ震えながら振り向く。「お前。何をしている。」冷酷な声に反応して手はまともに動かず震えるばかり。「あッ⋯お花に⋯水を⋯」決して悪いことではないはずだ。なのに「私の許可なく行動するなと何回言えば分かるんだ。お前は出来損ないなんだから私に従えば良いものを⋯ッ!」まずい、蹴られる。「お父様!」あ⋯カナダ⋯「カナダ!こっちの部屋に来てはいけないと言っているだろ。」カナダッ⋯やめてッカナダにはなにもしないでッ!「まぁいいだろう。リビングにクッキーがあるはずだ。それでも食べていなさい。」え⋯?なんで⋯?「は〜い⋯お父様ごめんなさい⋯」なんで⋯。
「カナダは怒られなくていいな⋯僕は⋯」弱々しく聞こえないように呟くと「僕は?なんだ。甘えるな。カナダは完璧な私の実子なんだ。お前は孤児。雑用係として育ててやってるのになにをいっている。そんなのは甘えだ。飯が食えるだけありがたいと思えッ」バチンッと音が聞こえたかと思うと頬に焼けるような痛みが走った。「いたッ」という僕なんか気にせずお父様は部屋をでて鍵を締めた。なんでッなんでッ⋯。そんな思いは閉じ込めて僕は今日も耐えて将来の僕へ手紙を書く。いつか救われると信じて。
拝啓、将来の僕へ
僕は出来損ないです。窓もなく、机と薄い布団と花があるだけの部屋に閉じ込められています。花に水をあげて話を聞いてもらう。それしかやることがないのでいつも花に話しかけていました。でも今日は花に水を上げているとお父様に勝手なことするなと言われ花をちぎられてしまいました。もう(涙の跡のようなものが滲んで読めない)しまいたいです。でも、将来の僕の姿を想像して、いつか救われると信じて日々懸命に生きていきます。
この作品には続編があります。続編の名前は「拝啓、惨めなお父様へ。」となっております。「拝啓、大きくなった僕へ」で3,を選ぶと行けるルートですがこの話からでもいけるようになっています。見てくださりありがとうございました!
コメント
16件
あ、好き。
描写とかしっかりしてて凄すぎ………見るの楽しかった。いや…凄すぎだろ、私も小説書けるようになりたいぃ…