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『幸せを運ぶ青い鳥』

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『幸せを運ぶ青い鳥』

4 - #3. 思い出の国

♥

516

2025年03月05日

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第3話目始まりますよ!



ポップコーンとジュースと



3Dゴーグルの準備はいいですか!(



はい



どうぞ




僕は無我夢中で山を駆けて行った



すると、少し広い空間に出た



🎹「あれ…どこに行ったんだろ…」



そんな事を思いつつふと嫌な内容が浮かぶ



🎹「ここ、どこだろう……」



無我夢中で山を登っていたため



どの道から来たかも分からなくなっていた



生憎、長野は晴れており



プラスアルファで乾燥していたため



地面が固くなっていて



足跡が付いていなかった



🎹「最悪だ…」



🎹「スマホ…」



🎹「圏外……」



🎹「あぁ、終わった……」



絶望を感じていると



ちゅちゅ



鳥の鳴き声が聞こえた気がした



いや、はっきり聞こえる



鳴き声の方に向かって進んで行った



そこには



楽しくドラムを叩いている綾華



そして



笑顔で生徒達にベースを教えている高氏



2人がいた



僕は夢だと思い頬を抓るが



痛感を感じ、夢では無いと確信した



🎹「なんで2人が……」



🎹「ッ…高氏!綾華!」



2人は振り返らなかった



幻覚なのかと思い呆然としていると



ある言葉を思い出した



「思い出の国、夜の国、森の国に未来の国」



「こんなの知ってる?」



「青い鳥を見つけるためには」



「行かなきゃ行けないんだって」



嗚呼…これも僕の思い出だ……



🎹「懐かしいなぁ、2人とも…」



僕は泣き始めてしまった



今のMrsGREENAPPLEでの状況を



振り返ってみた



楽しい。それは嘘じゃない思い出



でも、そんな思い出があるのとは裏に



辛い思い出も沢山あった



僕が地面に座り込みしくしく泣いていると



2人が近寄ってきた



💜「涼ちゃんも大変そうだね」



僕に話しかけてきた



🎹「ぇ…?」



🩷「涼ちゃんはいつも頑張ってるよ」



🎹「あッ……、」



2人の存在より綾華が僕に放った



その言葉がとても重たく感じる。



💜「俺らいつでも見てるから」



💜「涼ちゃんが頑張ってるとこ」



💜「ずっと」



🩷「涼ちゃんが頑張ってるの知ってるよ」



🩷「たまには弱音くらい」



🩷「吐いてもいいんだよ」



🎹「ッ……」



僕はその場で泣き崩れてしまった。



僕がMrsGREENAPPLEにいる意味



ようやく分かった気がした。



僕も…MrsGREENAPPLEとして



一人の人間として、弱音を吐いても



いいんだ。



💜「涼ちゃんには帰るべき所が」



💜「あるんじゃない?」



僕ははっとし、顔を上げた



🩷「行っておいでよ。」



🩷「楽しんで。涼ちゃん!」



🎹「綾華ッ、高氏ッ、」



笑顔で送り出そうとしてくれる二人を見て



僕は胸が暖かくなった。






はい



切りますよ~



どうでしたかね



是非、いいねお願いします!



またね!

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