スタッフ「そっち持ってくださーい!!行きますよー!!せーのっ!!」
スタッフ「こっちでーす!!」
慌ただしく皆が動く。
そんな中僕たちは髪の毛をセットしてもらう。
🎤❤️「お前いつまでバナナ食ってんの?」
🎸💙「んお、食う?」
🎤❤️「いやいらんけど…」
他愛のない話をしているとすぐ後ろで怒号が聞こえる。
スタッフ「おい!!何してんだ!!」
新人「す、すみません!!」
スタッフ「拭くものとバケツ持ってきてー!!」
どうやらなにか零したらしい。
🎹💛「大変だなぁ…」
そう他人事のようにつぶやく。
スタッフ「ごめーん新人さんあれ取ってー!!」
新人「あはい!!」
スタッフ「早くバケツー!!」
新人「あぁはいっ!!ええと..ええとぉ…」
新人さんは焦って少しバケツから水をこぼす
スタッフ「おぉい!!なにしてんだぁ!! 」
🎹💛「あれま」
🎤❤️「そんな焦らなくてもいいよ〜笑」
新人「えぇとええと!!」
焦りすぎて何も聞こえてないみたい。
スタッフ「少し待っててください、」
僕のセットを担当していた人が新人さんの足元の水を拭こうと屈む。
新人「うわっ!!」
新人さんはそれに気づいてなかったため、スタッフさんに躓いて水で滑り
僕の頭にバケツと共に水がかかってきた。
がこんっ!びっしゃあああ…
えぇ…
🎸💙「💛ちゃん?!?!wwww」
🎤❤️「ちょ、大丈夫?!wwww」
🎹💛「どういうこと…?笑」
新人「うわあああ!!すみません!!」
スタッフ「ごらぁ!!!何してんねん!!」
スタッフ「すみません🎹さん…このタオル使ってシャワー浴びてきてください…」
🎹💛「あ…はい…」
えらいこっちゃ。
まぁいいや。
がちゃっ。
シャワー室にはいり服を脱ぐ。
うぇぇびっちょびちょ…
その時誰かが入ってきた。
🎹💛「?!」
🎤❤️「運が悪かったねぇ…笑」
🎸💙「びちょびちょじゃ…は、」
何その体?!
あ…
ばれ…ちゃった…..
僕の体の力は抜けて座り込む。
ここまでしっかり黙っておいたのに….
なんだよ…これ。
こんなことあるかよ…
🎸💙「なにこれ…?タトゥー、?」
🎤❤️「..ちがう..よね….?」
🎹💛「え、?なんでわかって…」
🎤❤️「いや…なんとなく」
は、?
なんだよ…それ。
🎸💙「なに、なに隠してるの、?
俺たちの仲じゃん、なんで黙っておくの?」
俺たちの…仲、?笑
🎹💛「なにが…なにが俺たちの仲なんだよっ!!」
僕の中に溜まっていた不満が爆発する。
🎹💛「2人ばっかり仲良くしてさぁ!!
僕の気持ち考えたことないでしょ!!」
🎤❤️「はぁ?」
僕の我慢していた涙が出てくる。
薬を飲んでいるはず…なのに胸が苦しい。
🎹💛「なんで…なんで2人は僕のことを好きと思ってくれないの!!
僕は…大好きなのに…なんでぇっ…」
🎤❤️「いやいや…何言ってんの。
俺は2人の事を思って…」
🎹💛「そんなの綺麗ごとだよ゛っ゛!!」
🎤🎸「!!」
🎹💛「僕ね…僕…」
花締病…なんだ…笑
🎸💙「花締病、?」
あーあ。言っちゃった。
もういいや。
🎹💛「僕…このツアー終わったら…ゼンジン終わったら…死ぬんだ!!」
🎤🎸「は…?」
🎤❤️「し、死ぬって…」
🎹💛「これ…このあざ見えるでしょ…?」
🎸💙「これあざなの、?」
🎹💛「この蕾が咲いたら…僕は死ぬ!!」
🎤❤️「は…?」
🎹💛「2人には黙って死ぬはずだったのに…。まぁもういいけど。
2人にさ..?迷惑かけないように…2人の両思いが実るように…僕は頑張ってきた…..。
発作で辛い時も…苦しい時も…1人で頑張ってきた…。2人に…心配書けないように寿命も縮めてきたっ!!なのになのになのにっ」
ぱちんっ!!
❤️から平手打ちが飛んできた。
🎹💛「っ…」
嫌われた。
これでいいんだ…これで….。
これで2人が幸せになるのなら….
🎤❤️「なんでっ…なんでそんな大事なこと俺たちに喋ってくれなかったんだ…?」
見ると2人の目には涙が浮かんでいる。
🎹💛「っだってそれは…2人に心配かけたくなくて…」
🎸💙「何が心配かけたくないだよっ!!綺麗事並べてんじゃねぇっ…!!」
🎤❤️「俺たちに心配かけてなんぼだろ…?メンバーだろ…?」
🎹💛「僕はもういいんだ!!自分が死んだらみんな幸せに…」
🎸💙「んなもん…」
💛ちゃんが居ないと幸せじゃないよ…!!
🎹💛「…へ、?」
🎤❤️「俺も🎸も…💛ちゃんが1番大事なんだよっ…!!🎸と💛には優越は付けられないぐらい…どっちも大事なんだから…!!」
あ。
僕の聞きたかった返事が聞こえた。
1番大事。
僕は…僕は2人を大事にするだけではなくて…2人に愛されたかったんだ…。
でも…あの『ハグ』でもう答えは出ている。
❤️は僕を大事だと思っていなかったんだ…。
ぎゅううぅぅ…!!
薬の効果が切れてきたのか全身に縛り付けられるような痛みが。
🎹💛「うぐっ゛…ぐぁぁあ゛あ゛っ゛!」
🎸💙「りょうちゃん?!」
🎤❤️「ど…どうしよう…!!」
🎸💙「と、とりあえず救急車…」
🎹💛「呼ばないでっ!!」
🎤❤️「な…なんで!、」
🎹💛「だい…じょうぶ…だから゛っ゛!」
🎹💛「ぐずり゛っ…ぐずり゛もっでぎでっ!!」
🎤❤️「俺取ってくる!!」
🎹💛「お゛ぇ゛っ゛..ゲホゲホッ!!」
🎸💙「💛ちゃ…!!血…!!!」
🎹💛「ゔわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ!!!」
🎤❤️「🎸っパス!!」
🎸💙「💛ちゃん飲んで!!」
🎹💛「はぁ…はぁ…!!」
僕は錠剤を口にふくみ飲み込んだ。
🎹💛「ぅ゛あ…」
🎤❤️「…落ち着いた、?」
🎹💛「うん…
…これもね、痛みは鎮めるけど..体力を2倍使ってることになるから、寿命の前借りなんだぁ…笑」
🎸💙「っ…」
🎹💛「っ僕…馬鹿だよねぇ…笑
辛いのに…苦しいのに…嘘ついて…笑
隠しきれてないっての…笑」
🎤❤️「💛ちゃん…」
もう僕はいいんだ….
ぎゅぅっ…
🎸が抱きついてきた。
🎹💛「?!、」
🎸💙「…辛かったよね、苦しかったよね
独りで全部我慢して…形はどうであれ俺たちのためにやってくれてたんだもんね…」
🎹💛「ぅあ….っ」
僕の努力が報われた気がした。
🎤❤️「その気持ちは嬉しいけど…俺も💛ちゃんが居なくなるのはなにより苦しいよ…」
🎹💛「…僕っ..死にたくないよぉっ…
まだ2人とっ..バンドしてたいっ…!!
大好きっ…大好きだよぉっ!!」
🎤❤️「大丈夫だよ。俺たちが何とかするから…💛ちゃんも生きて…」
そういい、❤️も僕をハグした。
あぁ…暖かい….
僕もそっと2人を抱き返す。
その瞬間体がふっと軽くなっていく。
冷たかった体が温まっていく。
🎹💛「え…、?なに…これ…」
🎸💙「!!💛ちゃんこれっ!!」
僕のアザが消えていく。
🎹💛「治って…いってる、?」
🎤❤️「すごい、!」
もしかして…大切な人に体でハグして心でも抱きしめられたから…?
🎹💛「僕の事…本当に好きだったの、?」
🎤❤️「何言ってんの?!当たり前じゃん!!」
そうだったんだ…2人が大切だから…2人にハグされなきゃいけなかったんだ…。
僕、とんだ勘違いしてたなぁ、笑
🎸💙「え、これ…治すのってどうやってするの、?」
🎹💛「大切な人に…心も体も抱きしめられる…的な」
🎤❤️「は?!ちょ、早く言ってよぉ!!」
俺たち💛ちゃんの事大好きだからね、?
🎸💙「ちゃんと自覚して!!」
🎹💛「うんっ…ごめん…
俺も…2人のこと…だいすきっ、!」
🎤❤️「うん、知ってるよ。」
🎸💙「💛ちゃんライブできる、?」
🎹💛「もちろんっ!!」
帰ったら遺書捨てないとなぁ、笑
コメント
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わぁぁぁあ涼ちゃん頑張った!!2人に愛されてるね!これから、バッドエンド読むのがちょっと辛wけど読みますよ〜!だって、えのちゃんの作品はバッドエンドも最高なんだから!!
💛ちゃん偉い!!頑張った!!ツアー、、頑張ってね?!無理せず元気にー!医者さん喜びそうWWWWW
ナイスナイスナイスナイス新人さんあんた命の恩人だ滑ってくれてありがとう涼ちゃんあんた偉すぎる