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※歌のインスピレーションだけでここまで書きました。
誤字脱字や文章の繋がりがおかしいところが多々あると思いますが、 なんとなく変換して読んで下さい。
ちなみに私、めっちゃ泣きながら書いてます…
柔太朗side
母「今日、舜太君から連絡きたよ」
「…舜太?」
母「そう、あなたの恋人の」
「そっか…」
病室から窓の外の景色を見る。
季節はいつの間にか冬になっていた。
あれから抗がん剤と放射線治療を受けて、腫瘍を小さくしてから手術を受けた。
治療はうまくいって腫瘍は取り除けたけど、俺は脳の1/6を失った。
もちろんその機能も。
今まで普通にできてたこともできないし、理解できないことも多い。
けど、なんとか生きてる。
うまく喋れなくても、固形物が食べれなくても、ひとりで歩けなくても時間は流れていく。
忘れたくないことはすぐに忘れちゃうのに、忘れたいことはずっと覚えてたり…
不思議なんだけどさ、残された脳が失った機能を補うことがあるんだって先生が言ってた。
だったら俺の脳は何を補ってくれるんだろう。
そんな希望を胸に、今は回復期の病院に転院して毎日リハビリに励んでる。
回復期とはいっても、劇的に回復するなんてことなんてなくて
注意力や記憶力がないなりにどうやって生活していくか…の練習ばっかりしている。
俺なりに舜太のことは覚えているつもりだけど、どうかな。
忘れてることもあるんじゃないかな…
でも、もう会うことはないけどさ。
母「約束通りあなたはもうこの世にいないって言ったから」
「ありがとう…ごめんね」
母が悲しそうに笑う。
術前に俺がお願いしてたこと。
舜太から連絡が来ても教えないで欲しいって頼んでたらしい。
俺は忘れてたけど、過去の俺がスマホのメモに忘れないように残してた。
アルバムには寝顔の写真ばっか残されてるし、心配しなくても俺が舜太のことをすげー好きだったんだなってことがわかったよ。
母「そういえば、もうすぐ誕生日ね」
「あぁ…そうだっけ…」
母「何かお祝いしよっか」
「…いいよ、別に」
面会時間が終わって静まり返った病室。
ポロッと涙が溢れた。
舜太から連絡が来たという事実だけで胸が熱くなった。
昔の俺が泣いているんだ。
元気にしてる?
ご飯はしっかり食べてる?
今はどんな研究をしているの?
俺のことはもう忘れて誰かと一緒になってたりするんだろうか?
忘れて幸せになって欲しい。
けど
楽しかった思い出は忘れて欲しくない。
まだ俺はたぶん
…舜太のことが好きなんだ