テラーノベル
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※本人様関係なしです
口調迷子あり
二次創作 実在の人物とは関係ない創作です。
キャラ崩壊あり
葛葉受け地雷の人は🔙してください
ローレン+イブラヒム+不破×葛葉
『体調不良』
ロレ 「」 イブ [] ふわ 〈〉 葛葉 『』 その他 《》
⸻
《なんか今日、変じゃね?》
そんなコメントが多々。
『…あー、やば。今日エイム終わってるわ』
配信を見ているローレンが小さく笑う。
「いやいつもだろそれ」
軽口を叩きつつも、画面から目を離さない。
[でも今日ちょっと違くね?]
横っ一緒に見ていたイブラヒムが言った。
[なんか反応薄いっていうか]
〈え、そう?〉
不破がそう言う。
[ほら今]
画面の向こうで、葛葉が小さく咳をした。
一瞬だけ間が空く。
──いつもなら、そこで何かしら返すはずなのに。
「……確かに」
ローレンの声が少しだけ低くなる。
⸻
《大丈夫か?》
《なんか今変?》
『大丈夫かって?うるせぇな、余裕だわこんなん』
スピーカー越しの声。
強がりなのは、いつものこと。
でも。
「いや絶対無理してるでしょこれ」
[まあ本人は絶対認めないタイプだしな]
〈倒れるやつやんそれ〉
三人とも、同じことを思っていた。
⸻
『……あー、わり。ちょい今日、ここまでにするわ』
『…対あり~』
配信が、急に終わる。
〈え、早〉
[珍しくね?]
「これ確定で体調悪いな」
画面が暗くなったあとも、誰もすぐには動かなかった。
⸻
「……連絡する?」
ローレンがスマホを手に取る。
[一応な]
イブラヒムが頷く。
通話発信。
——コール音。
出ない。
[出ねぇじゃん]
「もう一回」
もう一度かける。
それでも。
出ない。
⸻
〈……おかしくない?〉
空気が変わる。
「普通なら一回くらい出るだろ」
[配信終わりなら尚更な]
ローレンがメッセージを送る。
既読はつかない。
「寝てるだけ……にしては早すぎるか」
〈いや、これさ〉
不破が口を開く。
〈普通にやばいパターンじゃない?〉
軽い口調のままなのに、言葉だけが重い。
⸻
一瞬の沈黙。
[……行くか]
イブラヒムが立ち上がる。
「だな」
ローレンも迷わない。
〈え、マジで行く流れ?〉
不破が笑いながらも、すでに上着を取っている。
「当たり前だろ」
「倒れてたらどうすんだよ」
[鍵閉まってなかったら入るぞ]
〈いやそれ普通に怖いって〉
言いながら。
誰も止めない。
⸻
「つーかさ」
移動しながら、ローレンがぽつりと呟く。
「絶対“来んな”って言うよな」
[100%言う]
[でも来てほしいやつだろ、ああいうの]
イブラヒムが即答する。
⸻
「帰れって言いながら、帰ったらキレるタイプ」
〈[めんどくせぇ〜]〉
「だから面白いんだろ」
軽口を叩きながら。
足取りは、少しだけ速い。
⸻
〈……何もなきゃそれでいいし〉
不破がぽつりと呟く。
「なんかあったら、困るしな」
誰も否定しなかった。
⸻
数分後。
ピーンポーンと家の中で響く。
でも応答はなし。
「葛葉ー?」
「いねーのか?」
相変わらず応答はなし。
そのとき。
がちゃ。
『…だれ、 』
掠れた低い声で言う。
〈ずは!大丈夫?!〉
『…なんで来たん、?』
「配信見てた」
[お前少しは休めよ]
『休んでるし、』
「まあとりまお邪魔するな」
ローレンがそう言うと。
『は?いや邪魔するなら帰れよ、』
そう、直ぐさまつっこむ。
『帰れよ……』
掠れた声でそう言ったのに、誰一人として動かなかった。
[いや帰るわけないでしょ、その状態で]
呆れたように言うのはイブラヒム。
腕を組んで、明らかに“帰る気ゼロ”の顔をしている。
「てかマジで顔やばいぞ」
ローレンが覗き込んでくる。距離が近い。
『近ぇ……』
避けようとするのに、体が言うことを聞かない。
〈ほら水。飲み?〉
不破が差し出してくるペットボトル。
やけに優しい声が、逆に腹立つ。
『いらね……』
〈いいから〉
軽く押し付けられる。
——抵抗する気力が、もうない。
小さく舌打ちしてから、受け取った。
『……さんきゅ』
ぼそっと零れた声に、三人が一瞬だけ黙る。
「今なんつった?」
『聞き間違いじゃないっすか』
〈録音しとけばよかったわ〜〉
『うるせぇな……』
普段ならもっと強く返せるのに、今日はそれすら億劫だ。
⸻
〈熱あるやろ〉
不破の手が額に触れる。
『っ……』
思わず目を細める。
〈うわ、普通に熱いやん〉
「だから言っただろ、絶対無理してるって」
[配信も途中から明らか変だったしな]
三方向から言われて、眉をしかめる。
『……別に、平気だし』
[平気なやつは倒れねぇんだよ]
イブラヒムの一言が、妙に真っ直ぐに刺さる。
言い返そうとた。
──だが言葉が、出てこなかった。
⸻
「ほら、横になれ」
ローレンに肩を押される。
『自分でできる……』
そう言いながら、結局支えられてベッドに沈む。
情けない。
こんなの、らしくない。
(『……なんでだよ』)
こんな風に誰かに世話されるの、慣れてない。
慣れてないから。
どうしていいか、わからない。
⸻
「薬どこ?」
〈そのへんじゃね〉
[適当すぎるだろ]
ガサガサと部屋を漁る音。
勝手に人の部屋で動き回ってるくせに、妙に手際がいい。
「はい、これ飲め」
差し出された薬。
『……苦いのやだ』
[ガキか]
「今だけっすよそれ許されるの」
〈ほらほら〜〉
三人がかりで急かしてくる。
『……うっせ……』
観念して飲み込む。
⸻
しばらくして。
部屋が、少し静かになった。
誰かがキッチンに行ってる音。
誰かがスマホで何か調べてる気配。
誰も、帰らない。
(『……なんでだよ』)
普通、帰るだろ。
面倒くさいし。
関係ないし。
——なのに。
「……寝てていいよ」
ローレンの声が、やけに近い。
「見てるんで」
『……は?』
「何かあったら呼んでください」
『呼ばねぇよ……』
そう言ったのに。
目を閉じた瞬間、少しだけ安心してる自分がいた。
⸻
どれくらい時間が経ったのか。
ふと目が覚める。
体はまだ重いけど、さっきよりはマシだった。
視界に入ったのは——
床にもたれて寝てる”イブラヒム。
椅子で突っ伏してる”ローレン。
ソファで横になってる”不破。
全員、いる。
『……は?』
思わず小さく笑う。
『マジかよ……』
帰れって言ったのに。
ほんとに帰ってない。
(『バカじゃねぇの』)
そう思いながら。
胸の奥が、少しだけ温かくなる。
⸻
『……ありがと』
誰にも聞こえないくらいの声で、呟いた。
それでも。
少しだけ、救われた気がした。
________
今回少し長かった
ちょい没気味
リク募集中~
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