〈attention〉
lrn✖️knmc
🔞、 短い
lrtyがいちゃいちゃする話
追記:とても駄作
今日は早く帰れそうだ。
街灯に照らされたまだ明るい夕方の道を歩みながら、真紅の髪を揺らしローレンは煙草を吸いながら急足で家へ向かう。何故なら今日は可愛い恋人が待っているからである。
一週間も前から約束していた今日。本来ならば一日中二人でいる予定だったがローレンの方に急遽警備隊の仕事が入った。思わず舌打ちをして思い切り顔を顰めているのを剣持に笑われたのは記憶に新しい。
「僕はいいから、早く行っておいで」
柔らかく笑う剣持に申し訳なさを感じて、少し華奢な体を潰さない様優しく抱きしめ早く帰ってくる事を約束した。
抱きしめる前、剣持の溶けそうな程綺麗な翡翠が一抹の寂しさを帯びていたのをローレンは見逃さなかった。
これは完全なる余談だが、その日のローレンは鬼も怯む程の形相でローレンが見回っていた地区の犯罪は少なかったとか何だとか。
閑話休題
そんなこんなで一日中犯罪者を捕まえていた頭の片隅にちらつく可愛い年下の恋人が心配で仕方なく予定よりも早く仕事を切り上げて帰路に着いた。
何時もなら何とも思わない帰り道も今日だけは嫌に長く感じる。剣持を思う程足は早くなっていった。
やっとの思いで着いた家は何時もより五分程早く帰って来れた。自分がいかに剣持を愛しているかを自覚しローレンは思わず苦笑した。
ドアノブに手を掛け、思わず緩む口角を隠す事はしなかった。
「ただいま~!」
声色から喜色が滲み出ていた。
外に居る時から漏れ出ていた家の暖かい光に包まれた。そうしていると直ぐに部屋の方からパタパタと軽快な足跡が近づいてくる。
「おかえり、ローレンくん」
早かったね、なんて嬉しそうに笑う剣持が愛しくて堪らなくて思わず家を出る時と同じ様に抱きしめた。何ならその時よりも力は強いかもしれない。少し下から香る爽やかな柔軟剤の匂いに目尻を緩ませる。
それは剣持も同じで、ローレンの肩口に顔を擦り寄せ嗅ぎ慣れた煙草とバニラの様な甘い匂いに安心した様に微笑んだ。
しかし、ローレンの力が強すぎて流石に苦しくなってきた為ぺしぺしと背中を叩く。
「ろーれんくんッ、くるし」
「あ、すんませんッ」
即座に力を緩める。
「んふふ、ご飯あっためてるから先お風呂入っておいで」
ゆるゆると柔く笑いお風呂は促す。ローレンのふわふわの癖っ毛を撫で、背中を軽く押す。少し名残惜しそうにちらちらと此方を振り向くも、早く行けと言う圧を掛けると静かに背を向けとぼとほどと歩いて行った。
その後ろ姿がやけに幼く見えてくふくふと一人笑ってしまった。
「あ”~」
一方その頃、風呂場のローレンは久しぶりにゆっくり湯船に浸かれたからかおじさんくさい声を漏らしていた。
日々の疲れが風呂の暖かいお湯に溶けていく様で何分だってここに居たい様に思えた。それでもキッチンでは恋人がご飯を作って待ってくれている訳で。
なんて良い日なんだ、とローレンは幸せそうに溶けて笑った。
「ローレン君?着替えここに置いときますね」
「了解っす、あざす」
手短にお礼をして、ぼけっとして居るとふと、今の新婚さんみたいだな~と浮かれた思いが過ぎる。
最近は特に二人とも忙しくてお互い時間が取れなくて夜の情事も出来ていなかったため、今日は絶対にシよう、と邪な決意が芽生えた。
「風呂上がりました~」
風呂を上がってすぐ剣持の居るキッチンへと移動し、行儀が悪いとは思えど後ろ足で扉を閉め、蒸気を纏いながら真紅の髪をがしがしとタオルで乱雑に拭けば剣持が片眉を下げながら笑う。
「も~、行儀悪いよ」
ふふ、と笑いながらお皿に料理を乗せて行く。その様子をじっ、と眺めていた。すらっとした華奢でありながらも不健康ではない体格と、白い肌とそれに相反する様に赤く照らつく唇。不埒な思いがちらつく。
ぶんぶん、と大きくかぶりを振りその思いを取り払おうとする。それでも視線は剣持の唇に吸い付き離れられない。
思わず剣持を手繰り寄せキスをする。
最初は冗談の様な軽い接吻から始まり、段々と舌を滑らせ絡め合う。驚く程柔らかい唇の感触に目を挟ませながら堪能する。
最初こそ目を見開き、どうにか逃げようと腰をくねらせていた剣持だが、舌を深く絡め合うにつれ抵抗もそこそこに気持ちよさそうに目を細めていった。
キスを初めて何秒、将又何分か。流石に苦しくなってきた剣持がローレンの背を叩く。
「ん」
名残惜しそうに何方のともつかない涎が銀の糸を引きながら唇が離れて行く。
「はッ…♡、ながぃ…!」
苦しさにより溢れそうになっていた生理的な涙が剣持の翡翠を一層綺麗に魅せていた。
思わず生唾を飲み下ろし、喉仏が上下した。
「ね、剣持さん、今からシましょ…?♡」
「は?」
拒否権などない、とでも言う様に剣持をキッチンへ立たせる。
キッチンの縁に手をつき、逃げ場を無くせば剣持の頬に冷や汗が垂れる。心なしか剣持の顔が強張っている気がする。しかし、そんなの気にしないとでも言う様にローレンは剣持の服を脱がせに掛かる。
「ま、待ってせめてベッドで…!」
「ふふ、気持ちい事いっぱいしよね♡」
「ぁ”、ん♡ッえぅ♡ひ、お”ぉ♡♡」
ぐちゅぐちゅ、と淫らな音が細かに響く。耳を塞ぎたくても今シンクに着いている手を離せば腰が抜けてしまいそうで離すに離せない。
震える足で辛うじて立っていると、
「あ”?」
不意にローレンが眉を顰めた。
その顔にははっきりと怒りが滲んでいた。初めて見るローレンの表情に剣持は少し怯えてしまった。
「なんでここ、こんなゆるゆるなんすか?」
「ッ…ゃ、その♡」
言えない、一人でしたなんて。そんなはしたない事。顔を真っ赤にしながら俯く。
剣持が何とか言葉を紡ごうと努力するも虚しく口がぱくぱくと開閉するだけだった。そんな剣持の様子にまた一つ機嫌を悪くしたローレンは舌打ちをする。
「俺と会えない間に他の男とヤった?」
「それは、ちがッ…♡ぁ”ん♡」
慌てて否定しようとするも、中に入っている指に前立腺をごりごりと擦り付けられてはまともに喋れもしない。人差し指と薬指に挟まれた前立腺を中指で抉る様に潰される。
「ん”~♡ろぉ”、れんぐんッッ♡♡そぇ、や♡」
「俺よりその男のがいい?」
「せっかく俺、優しく優しく抱いてあげようと思ってたのに」
真紅の髪に隠れた緑の目には悲しみが滲んでいる。弁明しなければいけない、けれど口から溢れるのは濁点のついた喘ぎ声だけ。
ごちゅん♡と蕩け切った中に勢いよくブツを入れられる。口を塞ぎたくても少しでも腕の力を抜くと腰が抜けるために口を押さえる事もできない。
「んぉ”♡ぃ”ぐぃくぃ”ッッ♡♡離してぇ”ッッ」
「い~よ、好きなだけイきな?その男より気持ちよくしたげるから」
「ん”っ♡う”ぅ”ぅ♡ほぉ”ッ♡お”ん♡
イ”っぐぅ……ッ♡」
びゅる♡、と勢い良く剣持の性器から白濁液が飛び出す。飛び散った液がシンクに掛かり、エプロンに大きな染みを作ったその姿は酷く官能的だった。
イった衝撃により、息が荒くなった剣持は必死に整えようとするも間髪入れずに腰を激しく打ち付けられる。
「お”っ♡ま”ッッッて、ぇ”♡とまんにゃ”ッ♡♡ しお、おしぉ”ぐる♡♡」
「ぁ”♡…ッふ~♡…だから好きなだけイきなって…♡ 」
「ひゃ”んっ♡」
水も滴るいい男とはこの事を言うのだろうか、ローレンの汗が剣持の体に落ちる。その刺激だけで喘いでしまう程に感度が上がり切っていた。
「ね、寂しかったの?」
「ぇ?♡…ぅん」
「それを他の男で埋めたん?」
「ゃ”♡それはッちが、ぁ”あぁあ”ぁぁッッ♡♡♡」
白濁液を出し切っていた剣持の性格から潮が吹き出る。綺麗な弧を描きキッチンと床を汚して行く。掃除が面倒だとか、そんな事は今二人の頭にはなかった。
喋っている最中に中をごりごりと抉られてはまともに返事もできない。
そんな剣持の様子に満足したのかローレンは目を細め恍惚とした表情で剣持を見つめる。
「おい、刀也喘いでないで答えろよ」
意地悪い笑みを浮かべて剣持の弱点を抉り続ける。
剣持は喉も枯れてきて最早言葉では無く只嗚咽を出し続けるだけになっていた。
「お、ぉ”ッッ……♡♡ふぅ”…ッ”♡ろぉれんくん♡♡きいでよぉ”ぉお♡♡」
「あ”ひッ♡~~~~ッぅ”♡だぇが、たすけッ♡♡」
「他の男の事考えんでよ♡」
伸ばした手は自分よりも大きな手に絡め取られてしまう。足はガクガクと情けなく震えて顔は涙やら涎でぐちゃぐちゃ。それでもローレンは愉しそうに笑って剣持の唇に口付ける。
剣持に最早意識は無くほぼ飛びかけていた。
「何処にも行かせないっすから」
呪いの様なその言葉は剣持の耳には届かなかった。
剣持が飛んだ後も責めて、ローレンが満足する頃には剣持の体に幾つもの薔薇が咲いていた。
「因みに、僕浮気してませんからね」
朝、開口一番剣持から伝えられた言葉にローレンは瞠目する。
「え、?」
「その…、久々にスると思って、自分で準備したんです…」
はしたないと思われたく無くて言えなかった事を正直に伝えると飛び切り強い力で抱きしめられる。
その後は死ぬほど謝られたし、信じられない位に甘やかされた剣持でした。
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