女性:男を好きだった男
男性:ものすごく優しく、女性を愛していた
ある一人の可愛い女性がいました。
その女性はものすごく優しくて、身長が小さくて、小柄で、たまに物凄い頼り甲斐がでて、かっこいいこともある女性でした。
その女性は男性のことを好きになりました。
そして、時がたち女性は告白しようと思いました。ですが、先に男性の方から告白されてしまいました。そして、その二人は付き合いました。
ですが、その男性の人は頼り甲斐もなく、かっこよくもなく、金もなく、それに、他の女性も可愛いと、それを彼女に言っていました。
男は、女性に嫌われていると自覚していました。女性は、この男を好きだと思っているのかはわかりません。
ですが、男は、こんなことをしていたのにも関わらず、女性を好きでした。そして、いつもこの女性に迷惑をかけ、ありがとう、この一言を言いたかったけど、言えずにいました。
そして、男は「この女性はかわいい、いや世界一可愛い」と。ものすごく女性を愛してました。
だけど、男は女性に嫌われていると思っていました。なので、男は、女性にわざと、「俺の推し可愛いだろー。」など、他の女性を可愛いと思わせるような発言をさせ、彼女を嫉妬させ、「もう、やめて、これ以上嫉妬させないで」、という状態にさせ、自分のことをもっと意識してもらおうと思いました。
だが、現実はそう上手くいかない。言ったところで女が嫉妬するわけもなく、ただ女のストレスがたまり、嫌われていくのだった。
男は、「自分だけを愛してほしい。あぁ、そうだよ、自分だけを意識させて、俺以外見せないようにすればいいんだよ。」そう思い、男は先ほどの行動をしていました。だが、行動をした意味を無意味、それどころか、逆にマイナスになっているのでした。
男は、
「自分は嫌われてる、じゃあ嫉妬させて自分だけを意識させよう、自分のことを愛してもらおう」
その一心で、行動をし、彼女の心に永久に残る、深い傷をつけさせてしまったのです。
ですが、男は自分がやっていることが、彼女のことを傷つけていることなんか知る余地がありませんでした。
男はその後も同じことを続けていきました。
ある日、男は彼女にある話をしました。
男「あのさ、俺がもし君に浮気されたら、俺は怒らないよ。君のことが大好きで仕方ない。けど、君には幸せに生きていてほしいんだ。俺と一緒にいないで、他の男と幸せに生きてくれるのだったら、俺はさ、ほんとに君が幸せに生きてほしいだけ。俺の幸せなんて後回しでいいんだよ。」
女「なるほどね。」
そんなことを話しました。
だけど男の人の奥底では、
「そんなの絶対嫌だ、振られたくない。他のやつに取られたくない。振られたとしてもその人が幸せでいててくれればいい。たしかに君には幸せになってほしい。けど、絶対に振られたくない。 幸せに生きてくれればいいなんて、俺が幸せにするからいいんだよ、そんなの関係ない。君と一緒にいない世界なんてあり得ない。絶対別れたくない。」
こんなことを思っていました。
先ほど彼女に言ったこと。男はあれを”優しさ”だと思い、放った言葉。
だが、彼女にとって、すごく鋭く、そして悲しみをおぼてさせれるような思いを付与させられる、言葉の武器でした。
男と彼女は、その後別れたという。
男は、どうするべきだっただろうか。自分が”優しさ”だと思い、自分を愛してもらおうとしてやったことが、結果全て悪い方向に流れてしまい、悪結果になってしまった。
女はどうだろうか。あの時、もっと自分が男にアピールするべきではなかっただろうか。自分は、「君が好きだ。」そのたった一言を言わず、結果、男と女のすれ違いが発生し、悪い結果になってしまった。
自分の優しさや愛してもらおうとする求愛行動が、相手を傷つける武器になることを忘れずに過ごしてもらいたい。そして、自分が思っていることを相手に言うべきではないのだろうか。
タイトル意味の意味、「美しい鳥を追いかける少年」これは、美しい鳥である彼女と少年である男を表したタイトルである。
この小説はフィクションです。
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