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#だざむ
りつ
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35
「えぇぇぇぇぇ!!!!????」
医務室には今、僕と谷崎さんの叫び声と、
国木田さんのはてな顔と、
与謝野女医の呆れ顔。そして____
小さい太宰さんが居た。
時は遡り____
____とある任務で、太宰さんが負傷をしてしまった。
「太宰さんっ!大丈夫ですか!?」
意識が無いようで、僕の呼びかけには答えてくれなかった。
倒れている太宰さんをゆっくり持ち上げると、お腹のあたりが血で滲んでいる。
直ぐに国木田さん達に連絡した後、探偵社の医務室に運んで与謝野女医が応急処置をした。
幸い命に関わるほどでは無いようだが、このまま目覚めなければ病院に行くらしい。
「太宰さん、大丈夫ですかね…」
「取敢えず、妾はもう一度様子を見てくるよ」
「お願いします」
谷崎さんがそう言うと、与謝野女医は医務室に向かった。
____直後、与謝野女医がどうしてか早歩きで戻ってきた。
「……ちょっと、全員来てくれ。」
「えっ?何かあったんですか?」
与謝野女医が信じられないものを見たような目でこちらを見ているもので、
つい聞いてしまった。
「見れば分かるさ。」
そうして僕達は医務室に行き、今に至る。
「えっ……えぇ!?太宰さん、ですよね?この……小さい子…否じゃあこの隣に居るいつもの太宰さんは誰ですか!?否こっちが本物(?)…?てことはこの小さい子はもしかして太宰さんの隠しg………」
この医務室のベッドには、いつもの太宰さんと、小さい太宰さんが居た。
それを見た僕はというと、パニクりすぎて小さい太宰さんを隠し子なのかと疑っていた。
冷静に考えればそれは絶対無いのに。あの太宰さんが結婚出来るわけ無い。
「一旦落ち着きな、取敢えず妾は乱歩さんに連絡してくるよ。」
「あ、はい、すいません……」
「ん………」
「あ!太宰さん!」
与謝野さんはそう言うと、医務室を出て行った。
直後、谷崎さんが声を上げ、ベッドの方を見るといつもの太宰さんが起き上がっていた。
「大丈夫ですか?太宰さん、痛いところとか……」
「特に無いよ。ありがとう、手間かけさせてごめんね」
ほっとしていると、小さい太宰さんの目が開いた。
「……ぁ、ね、て……?」
「あ、小さい太宰さんは……あ、てか太宰さん、この子誰なんですか?!」
「え、あ……」
太宰さんは今の今迄気付いていなかったらしく、隣りにいる小さい太宰さんの存在に気付くと、目を見開いた。
____その時、小さい太宰さんが微かな叫び声を上げた。
「ひっ、!、ぅあ、ごめんなさい、ごめ、なさ、っ、ごめんなさ、い、」
「えっ……!?」
僕も、皆んなも、太宰さんですら目を見開いたまま固まっている。
小さい太宰さんが、体を起こした直後、何かに怯えたように謝罪の言葉を微かな声で叫んだからだ。
「……な、んで、」
そう言葉を発したのは太宰さんだった。
「あ、太宰さ……」
「ごめ、なさい、ごめんなさい、っ!、い、やぁ、っ!」
「………」
「え、えぇ!?ち、ちいさい太宰、さん…?落ち着いてください!えぇと、こういう場合は……人工呼吸とか!?」
「太宰さん、も、もしかして何か知っているんですか?」
「だ、太宰、何か知ってるのか?…この、小さい…太宰?」
パニクっている僕とは違い、谷崎さんと国木田さんが自我を取り戻したようにそう問う。
「……………知ってる、けど」
「なら教えろ!」
「……………それは…」
「太宰さんっ!この子パニックを起こしてます!此の儘じゃ過呼吸に繋がる恐れが……」
昔覚えた医療知識を必死に頭から引っ張りながらそう言う。
しかし、太宰さんが答える様子は無い。
その時、医務室のドアが開いた。
「太宰、早く言いなよ。隠しても無駄だ。」
与謝野女医が呼んでいた乱歩さんが医務室に入ってのだ。
後ろから与謝野女医も入って来た。
「だ、太宰さん……?」
「……………多分、私だよ。」
「……は?」
「え、?」
「えぇ!?」
太宰さんが諦めたように言う。
しかし、僕には理解出来なかった。一体僕は何回「えぇ!?」と言ったのだろうか。
理解出来なかったのは国木田さんも、谷崎さんもだったようで、同じく驚愕の声を上げていた。
「……………昔の、私。4,5歳かな。」
「……え………あ……えぇ!?」
力尽きた……需要あれば続き書きます………
コメント
1件
うわぁ…これは続きがめっちゃ気になりますね。 「多分、私だよ」からの流れ、そして小さな太宰さんが震えて謝る姿…あの怯え方、ただの幼児化ネタじゃない重さを感じました。太宰さんの過去に何かあるんでしょうね。与謝野さんや乱歩さんの落ち着いた対応も、探偵社のチーム感が出てて好きです。続編、ぜひ読みたいです!