コメント
5件
巫女らしき人と出会い数年。大人になった僕はお父さんとお母さんの事も忘れそうなくらい充実した日を過ごしていた。数年間暮らしている内に僕に仲間ができた。
神話に出てきそうなヒッポグリフという馬みたいな鳥みたいな動物のぐーちゃんとひーくん。ドラゴンも飼った。一番最初に飼ったのはファイアドラゴンの焔。他にもアイスドラゴンの雹など。卵もできて沢山のドラゴンがいる。
「ムーちゃん…また砂の中に行っちゃった」
ムーちゃんはデスワームという虫?だ。ちょっとっていうか…大分気持ち悪い。でもきちんとゆう事を聞いてくれる。
それからコカトリスのコーラ、アルカロイド、コカイン。こいつらは中々の有能。見つけた敵をウィザー状態にし、攻撃だ。敵の時は中々の厄介者だが仲間になるといいやつ。
他にも仲間はいるがそれは割愛。皆種類は違うが協力し合い暮らしている。因みに俺は今、 「白き森」というほぼ真っ白な森で住んでる。隠れ家的な。
「グルゥ♪」
「ぐーちゃんどうしたの?甘えたさんかな」
偶にぐーちゃんが甘えん坊になる。俺に頭をすりすりしてきたり…兎に角可愛い。そんな感じで戯れてると…
「グルッ!」
「?ひーくん?外?」
ひーくんの慌てよう…何か嫌な感じがする。兎に角向かおう。
「ぐーちゃん乗せて!」
ぐーちゃんの背中に乗せてもらい、 人の気配がする方へと向かった。
「!おったで!」
「ホンマか!」
何なんだ、この人達は…独特な喋り方だな。おったって事は俺を探してたって事?もう探さないで!
「ヒッポグリフに乗っとるお前さん、こっち来いよ」
ヒッポグリフに乗ってるって明らか俺じゃん!俺今ぐーちゃんに乗ってるよ!どうしよう、俺陰キャでコミュ障だし…ヤバいヤバい。今来た人達と話せるかな?
「は、はい?」
恐る恐る来た人達に返事をした。
「あんさんがこの「白き森」の管理者か?」
…?管理者?あぁ。あの人の事か。あの狐のお面の…
「僕じゃないですよ。狐のお面した人が管理者です。知らないと思いますけど」
「狐の…お面?それは確かか?」
え?え? なになに。何でこんなに問い詰められた感じしてるの?俺何か悪い事言った?
「管理者かどうかは分かりませんけど…狐のお面した人に会った事があるのは確かです。」
ここにやって来た二人はふぅん…と返事をしていた。そしてフードを深く被った男が思い出したかのように喋りだした。
「俺らさ、ある国の幹部なんやけどな、 総統にお前を連れて来いって言われてんねん」
俺を?何故
「何かな、どっから仕入れたか知らんけど「森の奥深くで中々会えないヒッポグリフやドラゴンなど様々な種類の動物を飼っている」って情報があってんて。」
「それが僕と。…僕を連れて行きたいって言うのは何となく分かりました。貴方達は国の幹部なんでしょ?僕ってペット達に頼りきってる所あるし、僕がいても何も役に立たないと思いますよ?」
俺は実際カスだし。攻撃したりして戦えるぐーちゃん、ひーくんのヒッポグリフ、焔などのアイスファイアドラゴン、コーラなどのコカトリスに頼りっぱなし。俺をわざわざ幹部やらに入れる必要はないだろ。
「多分総統はお前の事見てみたいとか、そのペット達を見てみたいとかそんなんやと思うで。 もしかしたら幹部に入ってくれって言われるかもしれんけどな」
「そんなに軽くでいいんですね」
「まぁな!とりあえず行こや」
拒否権はないみたい。クソがっ!!!