テラーノベル
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kr「し、知らないッ…..‼︎」
タッタッタッ
kn「ぁ、ちょッ….待ってッ..‼︎」
家
kr「ッ….どうしよう、バレた」
kr「嫌だッ….どうしようどうしようッ….」
思い出したくない、過去のトラウマ
あの、幸せから
絶望に変わったあの思い出を
数年前….
小学生の夏
kr「お母さん!100点取れたよ!」
母「すごいじゃない!きりやんは天才ね!」
中学生の秋
kr「母さん!理科のテスト85点だったよ!」
母「あら、すごいじゃない!」
母「あなたは将来立派な医者になれるわ!」
高校生の春
kr「母さん、テストで75点だったんだけど….」
母「私、前言ったわよね?100点以外を取る子はうちの子じゃありませんって」
kr「ご、ごめんなさッ….」
母「最初はよかったのに、なんでこんなに落ちたのかしら….」
母「本当、出来損ないね」
母「さようなら」
kr「母さんッ、待ってよッ….‼︎」
そして、高校一年生で母がいなくなった
それからは、俺は一人暮らしをするようになった
学校では、【優等生】としていることにした
勉強も、運動もできるようになって
全て、”完璧”になるように
努力したんだ
kr「なのに、あんな奴に言っても….」
kr「….でも、助けてくれたし」
kr「なんで、?なんで助けてくれたんだ….?」
kr「助けたって、お礼が貰えるわけでもないのに….」
もう、わかんないや
このまま、消えれたら
楽に、 なれるかな….
バタンッ
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