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夏休み初日、小さな「お出かけ」の成功に、じゃぱぱ、どぬく、ヒロの三人にはわずかながら自信が芽生えていました。夜になり、からぴちハウスは穏やかな雰囲気に包まれます。
夕食は、ゆあんくんとうりりんが腕を振るった、夏野菜たっぷりのカレーライス。みんなでワイワイと食卓を囲み、日中の出来事を話したり、学校での夏休みの宿題の話をしたりと、いつもと変わらない賑やかさです。
食後、リビングに集まったメンバーたちは、それぞれ思い思いの時間を過ごし始めました。前日はプチお泊まり会で賑やかに過ごしましたが、今日は少し落ち着いた過ごし方になりそうです。
じゃぱぱは、リビングのソファに座って、のあさんとえとさんが見せてくれた女性向け雑誌を熱心に読んでいました。特にファッションのページに興味があるようで、「この服、可愛いな」「こういうのも着てみたいかも」と、新しい自分を発見する楽しさを見出しているようです。のあさんとえとさんは、そんなじゃぱぱの姿を微笑ましく見守り、質問があれば優しく答えていました。
どぬくは、少し離れた場所で、もふくんとたっつんと一緒に、ゲームをしていました。普段通りにゲームを楽しんでいる様子ですが、時折、女性の体になったことで感じた、体力や集中力のわずかな変化に戸惑いを見せることもあります。それでも、二人は変わらず彼をサポートし、ゲームに熱中させていました。
ヒロは、疲れたのか、自分の部屋でゆっくり過ごすことを選んだようです。るなちゃんが、そっと部屋を訪ね、「何かいるものある?」「ゆっくり休んでね」と声をかけていました。体調が不安定な時もあるため、無理せず休むことも大切です。
一方、なおきり、シヴァさん、ゆあんくん、うりりん、もふくん、たっつん、そしてるなちゃんは、交代でリビングと各自の部屋を行き来しながら、情報収集を続けています。特にシヴァさんは、古い文献やインターネットのフォーラムを読み込み、「全うする」ことの意味や、元の性別に戻るための手がかりを探していました。
夜が深まるにつれて、からぴちハウスには静かな時間が訪れます。それぞれの場所で、それぞれのペースで過ごす夏休み初日の夜。
じゃぱぱ、どぬく、ヒロの三人は、女性の体で過ごす初めての夏休みに、まだ手探り状態ですが、仲間たちの支えと理解があるからこそ、少しずつ前向きな気持ちになれています。この夏休みが、彼らにとってどんな経験をもたらし、どんな新しい自分を発見させてくれるのか。そして、女体化の謎は解き明かされるのか。