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私は先生のおかげで、数学を今まで以上に頑張ろうと思えた。
朝、放課後、夜遅くまで数学を勉強し続けた。
そして、定期テストが近づく。
またテストが解けなかったらどうしようという不安がありながらも、少しでも高得点を取れるように努力し続けた。
いよいよテストが始まる。
学校中に鳴り響くチャイムと共に、問題用紙を開く。
今までになかったかのような感覚で、問題を次々と解き進める。
結果、分からなかった問題が1問もなかったので、初めて数学のテストに自信を持つことができた。
テストが返却される。
その結果は、91点。
初めて自分の努力が報われた気がした。
これも、今までの過去を踏み台にしてのし上がれたのもあるし、先生が優しく教えてくれたり、気にかけてくれたおかげでもあると思った。
このテストだけでなく、数学の模試でも校内で1位を取ることができた。
これをきっかけに、自分に自信を持つことができ、
大きな成長を感じられた。
月日がたち、私は高校二年生になった。
気になるクラス替えと担任の先生。
ドキドキしながら学校へ向かう。
クラスは理系を選択した人達のみで1クラスにまとまっており、あと文系を選択した人は他5クラスでまとまっている形式だった。
担任の先生は、まさかの私が好きな数学の先生だった。
ここまで縁があるのかとただの偶然の出会いではなかったのだと再認識させられた。
高2になり、初めて日直日誌を取りに行く。
すると、先生が私に日誌を渡した後に
「僕、あなたのこと信用してるから」と急に笑顔で言ってくれた。
先生は普段、他の生徒に対してそういう事を言ったりしない人なので、尚更驚いた。
言うとしても、笑顔で煽り口調で言うことがあるぐだ。
例えば、とあるホームルーム中にて、教卓の前に座っている男子生徒に対して
先生「そんな携帯の画面ニコニコしながら眺めてどうしたの?なんかやましいものでも見てるの?」
生徒「いや、そんなわけないじゃないですか(笑)」
先生「本当に携帯が大好きだね。そんなに手放せないなら水没させてみたらどう?(笑)」
生徒「そんな駄目ですよ。僕の大事な携帯が」
先生「いや、だって携帯があればいいんでしょ?なら携帯はその後に返してあげるから(笑)」
生徒「いや携帯があっても使えなきゃ意味がないですよ(笑)」
先生「そっかぁ残念だ」
また、とある授業中にて、いつも「分からないです!」という男子生徒に対しては
先生「〇〇君大丈夫?理解できた?」
生徒「大丈夫っす」
先生「本当に大丈夫?(笑)」
生徒「大丈夫って言ってるじゃないですか(笑)」
先生「いや、だっていつもわかんない、わかんないばっか言ってて、わかんない星人じゃないですか(笑)」
このように意味不明なやり取りを色々な人にやっている少し変わった先生である。
それでも、時にはとても気を使ってくれる先生なので、私自身初めて安心できる人だなと感じられた。