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とにかく私は、『他人の痛みが分かる人になりなさい』みたいに言うんだったら、まず私が麗の痛みを分かる人にならなきゃと思うんだ。これは叔母さんもそう言ってる。てか、叔母さんは私の痛みとか分かろうとしてくれてる。
もちろん完璧には分からないけどさ、分かろうとはしてくれてるんだよ。だから私も叔母さんの痛みを分かりたいと思えるんだ。
だったら麗にも分かろうとする人になってほしいんだったらさ、叔母さんが私にしてくれてるみたいにしなきゃおかしいじゃん。
だから麗が生まれた時からずっとそうするようにしてきた。麗が泣いたら、彼女の心の痛みを想像して、
「大丈夫だよ。ママがここにいるよ。怖くない」
って声を掛けるようにしてきたんだ。