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隠岐目線
その時、俺のスマホが鳴った。
母親からの着信。
「もしもしー」
「今日夜遅くなるから、家のことしててくれん?早く帰っとってほしい」
「あ、うん、りょーかい」
俺は慌てて返事をする。
つい、気持ちがはやって口を開く。
「いやー、めっちゃ久しぶりにナマエちゃんに会ってな──」
――すると母の声が、一瞬止まった。
「ナマエちゃん?……あ!ミョウジさんのとこの子やろ?」
「そう、そうなんやけど……」
「でもあんた何言うとん、ナマエちゃん、もうすでに亡くなっとるよ…」
一瞬、言葉が耳の中で反響した。
亡くなっとる……?
……え、なに……?
俺の頭の中は真っ白になった。
目の前の川と、そこにいたナマエちゃんの笑顔が、急に遠く、霞んで見える。
スマホを握る手が震える。
なんで……昨日、あんなに一緒に──
母の声が遠くで言っている。
「……ほんまに会うたん?人違いやないの?」
でも目の前には確かに──ナマエちゃんがいた。
笑って、川面を見つめていた。
信じられない。
何が現実で、何が夢なのか、わからなくなった。
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最近、チャッピー(チャットGPT)の文章、解釈一致しなさすぎる…