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はじめに
本作はWhite Tails様の「声優になろう!」の動画の一部を元に制作した物語です
⚠️動画を閲覧してからこの物語を読むことを推奨します
ゾンビパロです
死ネタ・ 年齢操作・BL表現含みます
ズッ友が主軸の物語です
それでも良い方のみ先にお進みください
??「計画的に眠りを妨げる禁断の、、、」
パリンッッ
第一話「君だけは!」
nk「、、、ッ‼︎」
身の毛もよだつ寒気に襲われ目が覚める
手足の先は小刻みに震え
肩は激しく上下している
だけど何に恐怖を覚えていたのかが思い出せない
まぁ夢だしな、、、
そんなことを考えながら学校に行く準備をする
nk「あれ、?」
リビングに行くといつも居る家族が誰1人いない
ゴミ捨てにでも行ってるのかな、、、?
nk「、、、あれ、時間やばッ⁉︎」
のんびりと準備をし過ぎたせいで電車の時間がギリギリになってしまっていた
家を飛び出して駅まで全力疾走をする
これでも体力はある方だし駅までなら
このスピードでいけば間に合う
そう思っていた
nk「あ”、、、ッ⁉︎」
急ぎすぎたあまり階段を踏み外して
転げ落ちてしまう
ドタドタドタッ
nk「い”っ、、たぁ、、、ッ」
咄嗟に頭を守ったおかげで大事には至らなかったものの、足を捻ってしまったため走ることができなくなってしまった
nk「遅刻かぁ、、、」
諦め半分でそう呟いて
起き上がり歩き始める
足にこれ以上負担をかけないようにゆっくりと駅へ向かう
朝から最悪な気分だ、、、
nk「やっと着いた、、」
「あれ、?」
とっくに授業は始まっているはずなのに
学校からは人の気配が全く感じられなかった
ガシャンッ
nk「あれ、門開かない、、、?」
以前も遅刻したことがあったけれど
学校の門はいつでも開いていた気がする
もしかして、今日って学校ない日だったり、、、?
しばらく門の前で考えていると
ふと校舎の教室の一部屋から人影が見えた
立ち歩いて机を持ち上げている、、、?
あそこ俺の教室だよな、、、?
人がいることを確認できて安心したので
門を乗り越えて校内に入る
とりあえず昇降口に入り
階段を登って俺のクラスがある4階へ向かう
、、、何かがおかしい
誰1人として気配がない
先生の声すら聞こえない
先程見た俺のクラスにいた人に事情を聞くために急いで階段を駆け上がる
nk「い”だ、、ッ」
まだ足首が痛かったため咄嗟に大声を出してしまう
そうすると、近くから物音がして
足音が聞こえる
タッタッタッ
徐々に大きくなり彼は姿を現した
??「え、Nakamu、、、ッ⁉︎」
nk「き、きんとき、、、ッ⁉︎」
俺の元に駆け寄ってきたのは親友であるきんときだった
kn「なんで、ここに、、、⁉︎避難は、ッ⁉︎」
nk「学校に来ただけなんだけど、、避難って何、、、ッ⁉︎」
kn「あ、そっか、、、遅刻してたのか」
「えっとね、落ち着いて聞いて、、、ッ」
いつも冷静で落ち着いている彼からは感じられないほど震えた声で俺に言った
kn「国から緊急避難要請がでたの、」
nk「緊急避難要請、、、?」
kn「どこからか日本国内に感染症ウイルスが撒き散らされたらしくて、、、」
nk「感染症ウイルス⁉︎」
kn「で、みんなは今さっき避難所へ向かって、、、」
nk「え、?逃げなきゃじゃん、、、!」
kn「場所はここらしいから早く行きな」
nk「きんときは、、、ッ⁉︎」
kn「俺は行かない、、、」
nk「なんで、、、⁉︎」
「一緒に逃げようよ、、、!」
kn「醜く逃げて死ぬくらいなら最後は潔く死にたい」
nk「、、、」
kn「だからNakamuも早く行って」
nk「俺も残る」
kn「は、?」
nk「きんときと一緒ならどこでもいいや」
kn「、、、やめてよ」
nk「え、?」
kn「じゃあ俺1人で死ねないじゃん、、、」
「Nakamuが死ぬとこ見たくない、、、」
nk「俺は死なないよ?」
kn「え、、、?」
nk「俺はお前が守る 」
kn「逆だろ、、、ッ笑」
nk「バレた、、、?笑」
「ところでさ、その感染症ってなんなの?」
kn「Living Dead」
nk「りび、、?でっど、、、?」
kn「世間一般ではゾンビって呼ばれてる」
nk「え、?ゾンビ、、、?」
kn「そ、突如街中にゾンビが現れたらしい」
nk「映画みたい、、、」
kn「軽いなぁ、、、笑」
nk「きんとき以外の人は居ないの?」
kn「分かんないけど、居ないと思う」
「みんな避難所に行ったはず」
nk「はぇ〜、、、」
kn「まぁ、廊下で立ち話もなんだし教室行こ?」
nk「そうだね」
ガララ ッ
nk「え、なにこれ」
kn「よくゾンビ映画であるじゃん?机でバリケード」
nk「影響されすぎな、、、笑」
kn「やっぱ、憧れちゃうじゃん?」
nk「確かに」
kn「ところで、学校から途中に居た?ゾンビ」
nk「居なかったよ、多分」
「どこが発生源?」
kn「それが分かんないんだよね」
「ほら、ニュースとかも突如ゾンビが現れた‼︎って」
「一番最初に目撃されたのは▲▲市らしいよ」
nk「え、近くない?」
kn「電車で2時間くらいだね」
nk「やば〜、俺ら死ぬんかな?」
kn「噛まれて感染するくらいなら自殺するかもなぁ、、」
nk「やめてよ、きんときが死ぬとこみたくない」
「死ぬなら俺が死んでからにして」
kn「いや、俺もNakamu死ぬとこ見たくないんだけど」
nk「じゃあ、生きるかぁ、、、笑」
kn「そうだね、、って」
「え、、、?」
nk「どうかした?」
kn「この動画見て、、、」
きんときが俺の目の前にスマホをずいっと近づけてきた
nk「ちょ、近い近い、、、」
スマホを顔から離しながら画面を覗き込む
nk「え、?」
そこに映っていたのは町中に這い回るゾンビだった
nk「ひ、、、ッ」
kn「これ、避難所に行った友達から送られてきて、、」
「避難所内は安全のはずだら無事だとは思うけど」
nk「本当なんだね、、、」
「俺らってゾンビに対抗できるのかな」
kn 「無理だろ、、、武器ないし、」
nk「武器何もないの?銃とか」
kn「映画じゃないんだからあるわけないでしょ、、、笑」
nk「そうだよね、」
「学校内はもう探索した?」
kn「してない、Nakamuが来るまでずっと教室居たから」
nk「じゃあしてみない?俺ら以外に残ってる人いるかもしれないし、武器とか探そ‼︎」
kn「いいね」
nk「、、、誰もいない」
kn「トイレにも屋上にもどこにも居ないね」
nk「みんな逃げちゃったんんだね」
kn「武器になりそうなものも一通り集めたけど、箒とかボールとかしかなかったし」
nk「まぁ、学校だからね」
「、、、ッ⁉︎」
校門のあたりに人影が見えた
kn「Nakamu、、?」
nk「きんとき、窓の外、、、」
夢ならすぐに覚めて欲しい
kn「人?いや、違う、、、」
「あれ、ゾンビ、、、?」
絶対人間じゃない
俺の直感がそう訴えかけている
意味なく彷徨っているかのような足取り
幸いなことに今現在認識できているのは1人
kn「、、、」
「やっぱりダメだ、、、」
きんときが震えた声で言った
nk「なにが、?」
kn「Nakamuは逃げてよ」
今にも泣きそうな声で俺に訴える
nk「なんで、、、?」
kn「Nakamuには生きて欲しい」
「お願いだから、、、」
そんなの、俺だってそうだよ
きんときに生きて欲しいよ
死ぬなんて言わないでよ
nk「だったらきんときも一緒に逃げようよ」
kn 「俺は、、、」
nk「プライドなんか捨ててさ醜く生に縋って生きようよ」
「どんなきんときでも俺は一緒に居たい、たとえ自分が生き残るために俺を見捨てても 」
kn「そんなことしない、、、ッ!」
nk「だから、一緒に逃げよう?」
きんときの瞳には僅かな希望が煌めいていた
きんときが差し伸べた俺の手を振り払っても
俺の命が尽きる直前まで彼を守り抜きたい
そう思った
kn「分かった、、、ッ」
「救いようがないこんな世界で、、、俺はNakamuと醜く生きるよ、、、ッ」
そして微笑みながら俺の手を取った彼の目には一筋の涙が伝っていた