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いつも通り、チャイムが鳴り、授業の終わりを告げた。


「きりーつ___」


がたがたと椅子が動く音がし、一人の少女が倒れた音が響く。


ざわつく教室。


少女は、死んでいた。


○。.__________


暗転した視界。


痛む体。


鉛の様に重く動かなくなった自身の身体。


少女の世界から音は完全に消え去り、永遠の安寧が訪れる、、、筈だった。


○。.____________


眩しい、


神「あ、ダークモードが良かった?」


そう言うとともに光り輝いていた壁が消え、一寸先の景色もわからない暗闇に包まれる。


ダークモードって、、、、パソコン、?


神「んー、まあまあそういうものだと考えておいてよ、」


神「君さあ、僕の遊びに付き合う心算はない?」


遊び、


神「遊び、娯楽だよ。」


神「君みたいな此処にいれば目が覚めるような、そんな強度を持った魂って逸材なんだよねえ」


逸、材、?


神「そうそう、あ、でも君随分ねてたからいま地球に行ったら60年くらい立ってるんじゃないかなあ?」


60年、寝てた、?


神「君死んだ後魂だけは元気だったんだけど核となる精神がぼろぼろだったからさ寝てたんだよねえ」


精神が、ぼろぼろ、?


神「そう!ぼろっぼろ!ボロ雑巾どころじゃないよねあれ!」


死ん、だ、?


神「うん、そう。君死んだの。心臓の発作だよ。」


発作、


神「ぽっくりだよ!君の友達は大層悲しんでたねえ、あ、一人だけ君の後を追ってきた子が居たよ、まあでも未だ寝てるんだけど。」


寝て、る。


神「そうそう、あ、でもあの魂は弱かったからなあ、、後1回生きたら消滅かなあ、」


後、1回、


神「そう!最後の1回!あの子は此れまでの人生だいたい短かったのにあと1回!弱いよねえ」


最後、


神「君はきっと強い異能力になるさ!」


”は”?


神「そう!あの子はそうだねえ、、、弱いよ。異能力もらえないかも!」


異能力、?


神「あれ、云ってなかったけ?君、とある世界に行ってもらうんだよ。」


神「まあ面白そうだからあの子も起きたらそっちに向かわせるけど、、、、」


神「あの子もうそろそろ起きるから多分同じくらいだよ!」


○。.___


説明によれば強度のある私は世界に馴染むまで時間がかかるらしい。


逆をいえば強度のもう殆ど無いあの子、とやらはすぐに馴染める。でも起きるまでの時間を加味すれば同じくらいになる、とのこと。


神「じゃあ、行ってらっしゃい、幸運を祈る。」


○。.________


暗い、、、どこだ、?


体の感覚はある。


どうやら此の暗闇の中では私が中心に淡く光っているだけで其れ以外の明かりはない様だった。


少しずつ私の体が、大きくなっていく。


時間がかかるとはこういうことか。


私がちょうど13歳ぐらいになったとき、と云っても三十分くらいだが、、、変化は訪れた。


暗闇に開いた穴。


少しずつ、少しずつ、、、されど着実に私の暗闇に穴を開けてゆく。


目を開けると其処は_______


裏路地。死体。


見慣れないものの山。


地上に来たようだった。


○。.___________

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