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ruruha
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#異世界
金山ジョージ
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股
2
学校のチャイムが鳴った。
私の視線は、あるクラスメイトに固定されたまま。
名前は知らない。だって、会話する事がないんだもん。
彼はいっつも透明人間のようだ。
そこに居ても大体の人は気付かない。
存在感がないのだろう。
私はそんな彼が気になって、ぼーっと、彼を見ていた。
仕草、行動、視認出来るもの全てを。
前の席の友達が小声で私の名前を呼んだ。
「──!ぼーっとしてるけど大丈夫?」
小声にしてはほんの少しだけ大きい声で呼ぶ彼女の声に、私はビクリと反応した。
「え…あぁ、ごめん。大丈夫だよ。」
私はそう答えた。
友達は怪訝そうな顔をして、体を前に向き直す。
そんな事には気にも止めない。
いや、止めれないほど今は観察に集中しているのかも。
私は机に頬杖を突きながら
「…今日の昼休み、話しかけてみよう。」
そう心で呟いた。
──昼休み。
すっと席を立ち、彼の席の前まで来る。
本を開いたまま、彼は私の顔を見あげた。
「僕に何か用?」
「いや…別に大したことじゃないんだけど。」
「ずっと、ぼっちだったから気になって。」
「それ失礼じゃない?」
そう言われて、私は自分が言った言葉を振り返る。
ぼっち?ぼっちと言ったのか私は。
失言だった事に気づくと、さーっと血の気が引いていく感覚がした。
「ご、ごめん!」
「冗談だって。」
彼がくすりと笑った。
彼の目には私が焦って謝る姿は滑稽に見えたのだろうか。
意外な一面で、面食らった。
「そっか、良かったぁ…。」
ホッと胸を撫で下ろす。
話すことがなくなってしまった。
会話を終わらせたくなくて、必死に話題を振る。
「何読んでるの?」
「これ?これはね、感動小説だよ。」
「へぇ…そういう本が好きなの?」
「んー、気分で変わるかな。」
彼はこう見えて気分屋らしい。
「そうだ、名前は?」
「私?」
「君以外に誰が居るって言うの。」
それもそうだ。
今日だけでも、彼の意外な一面が多く知れたと思う。
コメント
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ピュア小説! 大好きです❤️❤️😍