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朝、隣の部屋から聞こえる家族の声で目が覚める。

いつもと変わらない朝。

私は布団から抜け出し、誰も居ないリビングへと向かう。

キッチンにある冷蔵庫から適当な食材を取り出し、朝ごはんを作る。

その場で朝食を済ませたら、お皿を洗って元に戻す。

そうやって、自分の存在を自分で消していく。

その後、部屋に向かうとまた家族の団欒(だんらん)の声が聞こえてくる。

だから私はこの時間帯が嫌いだ。

ささっと準備をして家を出ていく。

その瞬間、少し立ち止まって少しの期待を込めて

「行ってきます」

今日も行ってらっしゃいがないことを確認して、家を出ていく。



私は、普段はエンジニアの仕事をしている。

あとは…ちょっとしたアプリで小説家として活動してるぐらい。

まぁ人気で売れっ子という訳じゃないし、小説家として生きていきたいと思ってるわけでもない。

ただ、少しの人にでも私の存在を知ってもらいたいという承認欲求のためだけにしている。

今日はとある事務所のコンピューターが故障したらしく、その修理に来ていた。



「これなんですけど…」

コンピューターは新しいもので、修理が必要なのかと疑う程だった。

「えっと、触っても?」

頷かれたので、その場の椅子を借りてパソコンの中身を見る。

「ん?」

私は何かの違和感を感じた。

「えーっと……このパソコンはどなたの?」

「あ、わ、私です…」

女性はいかにも慣れていないような、言っては悪いが新人に見えた。

「……正直に言ってくださいね?怪しいURLクリックしませんでした?」

女性は図星と言わんばかりに気まずそうな顔をする。

(なるほどね……)

私はパソコンの画面を全く違うものに変える。

そこには多数のアルファベットと数字が出てくる。

「えっと、あの……」

私は声を無視して自分の仕事に集中する。


約5分後

私はメモ帳に文字を書いてそれを女性に渡す。

「あ、あの…」

「それ、今回の犯人です」

「え、!」

「それじゃ、料金は後から振込でお願いします」

そう言い残して私は事務所を出ていく。

それにしてもよくもまぁ…

ヒーロー事務所にハッキングしようと思ったもんだ。



その日、私はブラブラと歩いていた。

仕事は休みだったが、家に居たくなくて外に出ていた。

すると…

ドカーーン!!

「!?」

爆発音が聞こえた。

周りを見渡してみると、ある建物から火があがったのが見えた。

(またヴィランかな……早く離れよ。巻き込まれるかもしれないし)

そう思い、足を踏み出そうとした時だ。

バーン!!

「 !? 」

今度は目の前に何かが飛んできた。

その勢いで横の建物が破壊された。

「っ!ちっ……!」

その中から人の声がした。

少し経っても人が出てこないところを見ると、怪我をしているのかも。

もしかしたらさっきの爆発の事件に巻き込まれたのかもしれない。

そう思うと……助けないといけないような気がした。

私は建物の中へと入っていった。

これが、彼との物語の始まりとも知らずに


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