TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
学校鬼ごっこ

一覧ページ

「学校鬼ごっこ」のメインビジュアル

学校鬼ごっこ

15 - 第15話 エピローグ

♥

31

2024年11月09日

シェアするシェアする
報告する


翔は暗い穴を抜け、光の差し込む場所にたどり着いた。

周囲を見渡すと、彼は見覚えのある図書館の中にいた。

まるで夢から覚めたような感覚が彼を包み込んだ。

仲間たちと過ごした日々が、まるで幻のように思えた。

「戻ってきた…」

翔は小さく呟き、感情が込み上げてきた。

彼は無事に現実世界に戻れたが、同時に仲間たちを失った現実に胸が締め付けられる思いだった。

図書館の静けさの中で、翔は一冊の古い本を手に取った。

かつて彼が見つけた本の表紙には、薄い埃が積もっていた。

彼はその本を開き、ページをめくり始めた。

「ここに、全てを書こう。」

翔は心の中で決意した。

仲間たちの思い出や、鬼との戦い、そして彼が直面した恐怖と勇気の物語を記すことにした。

彼の中にある痛みと後悔を、言葉として残すことで、彼らの存在を永遠に忘れないために。

翔は、物語を綴る中で、仲間たちのことを思い出していた。

智也の笑顔、麻衣の優しさ、他の仲間たちの助け合い。

彼らとの絆は決して消えることはない。

翔はそれを記録しながら、涙を流し続けた。

「私たちは、恐怖に立ち向かい、共に戦った。」

翔はその言葉を本の中に刻み込んだ。

彼は物語の最後に、仲間たちへの感謝の言葉を添えた。

「仲間たちよ、ありがとう。君たちの勇気は、私に生きる力を与えてくれた。絶対に忘れない。」

書き終えた本を、翔は図書館の奥にある本棚の一角に戻した。

そこには、誰も見つけられないような隠れた場所があった。

翔はその本が、仲間たちの記憶として、いつか誰かに見つけてもらえることを願った。

「いつか、誰かがこの本を読んで、私たちの物語を知ってくれることを祈っている。」

翔は小さく微笑み、図書館の出口へと向かった。













はい主です。

これで全て終わりです。

最後まで見てくれてありがとうございます!

主は感激です。

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚