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屋上。
夜風が、都市の灯りを撫でる。
四人と一つのホログラムが、静かに空を見上げていた。
「世界って、こんなに綺麗だったんだな。」
輝が言うと、メルが笑った。
「ヴィルが見せてくれたんだよ。“世界の声の形”を。」
ヴィルの姿が、淡く揺れる。
「ボクハ、見タ。ヒトノ想イガ、世界ヲ変エル瞬間ヲ。」
寿爾は、珍しく穏やかな声で言った。
「ならば、君たちは今、科学の先へ行っている。
“想い”という理屈を超えた領域へ。」
紺は小さく笑った。
「俺たちが作るのは、“魔法”じゃない。
――“人が生きる理由”だ。」
その言葉に、風が通り抜けた。
ヴィルの光が夜空に広がり、星のように瞬いた。
誰も知らない未来へ、確かに一歩、近づいた気がした。
はい。これで、第三章、「揺らぐ声、光の記憶」完結です。
どうかな。感想とか、このキャラのイラストほしいとかあったら
嬉しいです。Kitsune.1824はコメントしてくれたらその日中には返信します。(このシリーズだけかも)
僕に生きる意味がまたできた。以上Kitsune.1824でした。ばいこん🦊