恋人のフリの続きです
異論…??認めます。
rttt
rt視点
ミッション3 キスをする。
ちょ、ちょっと待って…こんなことまでしないといけないのか…?まずい。俺は別に良いけど、テツはこんなこと望んでないだろ
俺はテツの方を見る。するとテツは顔が真っ赤で額から汗が出ていた。
『り、リトくん。き、キスしないと…』
俺は焦っているテツを見てこのままでは駄目だと思った。これ以上テツに困らせたくないと思い、正直に想いを伝える。
「テツ。今言うのもなんだけど、実は俺…テツの事が好き。」
『…えっ?』
「俺はテツとキスするのは構わない。(寧ろ嬉しい…)でももし、テツが嫌ならここから出るための別の方法を考えよう。」
「だから、キスするときは…テツからお願い。」
この方法ならテツに嫌な想いをされないと思い言ってみたが、もしテツに断られたら大分ショックだ。てか勝手に自分で言っておきながら何一人で落ち込んでんだ…
俺は現実逃避をしたいという意を込めながらも目を瞑り、他に出られる方法を考えた。
目を瞑って数秒経ったくらいだろうか。タバコの香りが少し強くなると同時に上唇に何か柔らかいものが触れた。恐る恐る瞼を上げると、目の前にこちらを向いているテツがいた。
そう。俺は今、テツにキスされた。
「えっ…テツ、嫌じゃないの?」
『うん。リトくんなら良いかなって。』
『というか、リトくんのこと、多分僕も好きなのかなって…//』
tt視点
次の部屋にある紙に書いてあったキスをするというミッションには正直驚いた。今まで友達としてリトくんと接してきたけど、こんなことしたらこの先絶対意識してしまいそう…っていうかもう手繋ぎの時点で意識してるっつーのぉ!!//キスだなんて…リトくんはきっと嫌だって思ってるだろうな…
でも今ここでキスをしないと多分一生部屋から出られない。
『り、リトくん。き、キスしないと…』
やばい、今顔が熱い。というか、全身熱い。
そんなことを考えているとリトくんの口から想像もしていなかった言葉が飛んできた。
「テツ。今言うのもなんだけど、俺テツの事が好き。」
『…えっ?』
突然の告白に俺はビックリした。
「俺はテツとキスするのは構わない。…でももし、テツが嫌ならここから出るための別の方法を考えよう。」
「だから、キスするときは…テツからお願い。」
続いて聞こえてきたのはもっと驚く内容だった。リトくんでもこんなに弱々しくなるんだなと思った。でもやっぱりリトくんは優しいな、、俺のペースで接してくれてる。
よし。俺もリトくんに気持ちを伝えないと!!
俺は、多分今他に部屋から出られるための方法を考えているリトくんの唇に自分の唇を当てる。
ん…っ
あ、ちょっとずれちゃった…//リトくんの唇、こんな感じなんだ…///
唇を離すとびっくりした表情をするリトくんと目が合う。
俺は変にリトくんを意識してしまい、つい目を逸らしてしまった。
「えっ…テツ、嫌じゃないの?」
『うん。リトくんなら良いかなって。』
『というか、リトくんのこと、多分僕も好きなのかなって…//』
やばい、俺焦りすぎて僕って言っちゃった…でもリトくんに想いを伝えられてなんだかスッキリした気分がした。
『うぉぉ!?//』
気付いたらリトくんに抱きしめられていた。それと同時にリトくんの鼓動が早いことが分かった。
俺は、リトくんのことを好きで良かったと思えた。
すると扉が開き、眩しい光が差す。
俺たちはその扉に向かって歩き出した。部屋から出た先は、耳鳴りのような音がする前の場所だった。だが辺りを見ても、さっきまであった建物が見当たらない。
これで敵を倒せたってことなのか…??
俺はリトくんと目を合わせ、
「『ミッション成功ー!!!』」
と叫んだ。
「よし、テツ。帰ろう!」
と手を差し伸べながらリトくんは言った。
『うん!』
俺はそれに応える。
そして俺たちは仲良く二人で帰った。
─────そう。さっきとは違う、恋人繋ぎで。
センシティブ入れようと思ったけどこの二人は初々しいのがいいなってなっちゃったんで諦めました…笑
最後まで読んでくださりありがとうございました。
コメント
2件
あ、ちょっとずれちゃった が可愛すぎます🫠🫠