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桃 源 暗 腐
紫 苑 × 四 季
「秘 密 の ら ぶ で」
⚠ ほ ん わ か
やっとの思いでおとした。
何度も何度も、アプローチして。
どれだけしても揶揄わないでくださいよ~ と笑うだけで、YesもNoも貰えなかった。
だがしょうがない。
過去に26人な女と付き合っていたから。
でもある日のことだ。
この日は紫苑にとって、そして四季にとっ てとても大切な日になった。
そうそう、こんな日だった。
「好きだ。四季」
「紫苑さん!だから酷いですっ!!」
「ほんとにすきだ。すきなんだ。」
「……ほんとに勘違いしちゃうので 、」
「していい 、勘違いじゃないしな。」
「……っ」
むにゅっ
四季のほっぺを掴んで顔を逸らそうとする 動作を許さない。
真っ直ぐな瞳で、四季の目を見つめる。
顔だけではなく、目すら固定されているよ うに四季の目は動かない。
四季自身目を動かせなかった。
「本気なんだ。」
ぶわっと顔が熱くなる。
絶対赤くなってる。
その恥ずかしさでもっと熱く、赤くなる。
「わ 、分かったっ!///」
「四季…」
「……紫苑さんが 、めっちゃアプローチしてくるから……責任取れよ 、///」
「…あぁ」
紫苑がへにゃっと笑う。
いうも見るとは違う笑顔。
四季が愛おしくて仕方ないみたいな笑顔。
片目に涙を滲ませて四季の肩に顔を埋め る。
そして長かった。と震える声で言うのだ。
そんな紫苑が四季も愛おしくてにぱっと笑 ったあと、頭を優しく撫でる。
「デートしよ 、」
「もうすんのか !?」
「だめかよ…、?」
「ん~、いいよ!」
誰がこの男が女遊びが凄かった奴だとみぬ けるだろう。
今四季を一途に思う紫苑は、子供のように 甘えて、まさか26人も女がいたとは思わな い。
「紫苑さん 、かわいい…」
「かわいいのは 、四季な。」
「!!/// よし!デート行くぞ!」
「ん、」
デートと言ってもここは羅刹学園。
紫苑がアプローチの為に羅刹学園へと来た のだ。
だから、誰もいない教室で、廊下で、 二人だけの会話を楽しむだけ。
初デートにしてはシンプルすぎるだろう か?
でもふたりにはこれでじゅうぶんなんだ。
ふたりで一緒に居れること。
いつ死んでもおかしくないこの世界だか ら、 ただそれだけのことで溢れてしまうほど幸 せだから。
空き教室に入って窓から外を見ながら言 う。
「この時間 、ふたりでいることは誰も知らないんだな。」
「紫苑さん?」
「秘密でイチャつくとか、特別って感じだ。」
「だって、特別だもん!」
四季の素直で、真っ直ぐな愛をぶつけられ る。
そんな四季に表情が緩む。
「紫苑さん!すきだぜ!」
改めて言葉を貰ったところで、外からの風 が吹いた。
風でカーテンがゆらゆらと揺れる。
最後に2人の姿を隠して、影だけが見える 状態になった。
見えずらいが、2人の距離が近くなって、 確かに顔が重なっていたように見えた。
これが恋人の証の
キスなのかは、2人にしか分からないが、 風が拭き終わったとき、2人を隠していた カーテンがまた、2人を見せる。
その2人は、これ以上ない笑顔だった。
絶対、捨てるなよ。捨てないからな。と お互いに思っていることは秘密。
わざわざ言う必要ない。
言わなくたってお互いに愛を疑わない。
誰にも2人は邪魔できない。
バカップルと呼ばれるその時まで 2人の秘密の恋は広がっていくのだった。
━━━━𝙚𝙣𝙙 .
ん~~!!どうだったかな??
しおしきってR18とかがありがちそうだけ ど、紫苑が四季を本気で思って慎重になる のも、四季の方が紫苑を照れされてたりし てるの好き、!
でも次書くしおしきはR18かなぁ~
️♡ 💬
▷嬉しすぎて2mジャンプする!!
コメント
6件
しおしきなかったからありがたい! リクエストってやってますか? 猫咲×四季くんやってほしいです!!
しおしき尊い⋯💕 ほんわかもいいね〜(*´ω`*)