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チエミ(体長十五センチほどの妖精)とヒスインコの髪ベッドメーキングは俺の一言でようやく決着した。


「二人とも申し訳ないけど、あんまり髪を弄《いじ》らないでくれ。俺の髪はお袋の髪だからできるだけ痛めたくないんだ」


「はっ! わ、私たちはなんと愚かなことをしていたのでしょう」


「忘れていた……髪型は本人に……いや、髪に決めさせるべきだということを」


「えーっと、二人ともそんなに落ち込む必要はないぞ。ちょっと楽しかったから」


「いえ、これは自分自身に呆《あき》れているんです」


「同じく……」


「そ、そうか」


うーん、髪ベッドメーキングにここまでこだわりがあるやつってあんまりいないから気持ちがよく分からないけど、二人とも頑張ってたからそれは評価していいかな。


「二人ともお疲れ様。えっと、ヒスインコはこれからどうするんだ?」


「一応、お前についていくつもりでいる」


「そうか。じゃあ、これからよろしくな」


「ああ、よろしく」


「おいおい、お前らしくないぞ。出会った時みたいに元気よく言えよ」


「あ、ああ。え、えーっと、よ、よろしく!」


「ああ!」


なんか俺の一言で終わっちゃったなー。うーん、でも結果は良好だから良しとしよう。

ダンボール箱の中に入っていた〇〇とその同類たちと共に異世界を旅することになった件 〜ダン件〜

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