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「天国って遠いのかなぁ。」
「はぁ?何急に、どしたん?」
「いや、別に。ただの質問。」
彼とアパートの狭いベランダで真夏の夜空を見上げながら、彼は意味深な事を呟いた。
どんな表情なのか気になり、彼の顔を覗こうとしたが彼のクリーム色の髪が邪魔をした。
「ぴょんってさぁ。本当、 優しいよね。」
「優しくねーよ。」
「ううん、優しいよ。だって、こんな俺を受け入れてくれたんだもん。」
髪をそっと耳に掛け此方を見つめてくる彼の顔は小悪魔と言うに相応しかった。
「あっそ。ありがとさん」
「あはは。無愛想だよねぴょんは」
目を細めて笑う彼の笑顔は月と呼ぶには眩しくて、太陽と呼ぶには闇を取り込みすぎてしまった。
ならば、一番星とでも言おうか
どの星よりも輝いていて、美しくて、俺だけの一番星。
「そろそろ僕帰るね。」
「ばいばい。また明日ねぴょん!」
「ん。またな。」