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どれくらい時間が経っただろうか、もう、手足も、目もないようだ……
「いや、ついてくると言っただろう!?まだ3日目だぞ!?」
彼女の薔薇の棘のような、鋭い言葉が心に刺さる。
忘れていた、俺は3日坊主だった。
「も、もう無理だよぉ、腕が動かないよ……」
「はぁ、全く。情けない男だ!強くなるのだろう?!」
だが、テルの成長スピードは凄まじい、3日で常人を超えている……問題は性格だ。
働きアリの法則、という言葉を昔聞いた気がする。確か、働く奴がいれば、働かないものもいる……のような言葉だった気がする。
あいつは転生したグループ全体では、働いていなかったのだろうな。
「……998、999、1000!ハァ、ハァ、終わったぁ〜!」
それにしても酷いもんだ、なんだよぉ!もぉ!スクワット、腕立て、上体起こし、素振り、反復横跳び1000セットを毎日って……とち狂ってんのかぁ!二番兵隊はぁ!
「疲れてる割にはピンピンしているではないか!成長を感じるぞ!その調子で一ヶ月、頑張ってくれ!」
「も、もう……無………理………」
バタン
「はぁーあ、やっと居なくなってくれたよ!あんの出来損ない!成績だけでイキって、周りに迷惑かけて!いなくなってスッキリしたわ!」
私は澄子!学校の中でエリートの女!だけど……ある日異世界に連れてこられて、お願いされたのは、魔王の討伐?!職業確認で、私のだいっっ嫌いな照がなんと追放!能力は忘れたけど、もうとっくに死んでるでしょ!ほんとにスッキリ〜♪
「今日お前らに稽古をつける、メガニアだ。よろしく頼む。」
私たちはあの日から毎日、稽古を続けている。
剣、弓、盾、槍、斧、魔法。
色々な武器を、みんなが使っている。
「今日は実戦の授業だ。ついてこい。」
クラスがざわつく。実戦だ?魔物と戦うのか?などなど。まぁ、十中八九、そうなのだろう。
移動中にも、日本では見れなかった動物がたくさん。新しい生活、新しい環境。とてもワクワクする。
そしてついたのはダンジョン?迷宮だとかの場所。この世界では『ダグ』というらしい。
「みんなには、このダグに入ってもらう。それぞれ4人でパーティを組んでくれ。」
私のパーティは、長座 佐江(ながざ さえ)、戸取木 松雄(ととりき まつお)、火限 凪沙(ほげん なぎさ)の女2、男2の、魔法使い、騎士、盗賊、そして私の槍使い。
準備はバッチリだけど……不安なところも多い。まぁ、なんとかなるか。そして強くなって、あの憎いアイツを
「殺してやる!ニチャァ(※安心してください、心中です。)」
はっ!……また気絶したわ、僕。
「また気絶か!本当に、もう!」
「新しい人形を呼ぶって?」
「そうだ。」
僕は自分の考えていることを伝えた。
これ以上ベルの負荷を増やしたくない、能力を使って戦力を上げたい。
「……やってみたら?うん。」
なんか、案外さらっとOKがもらえてしまった。
僕は力を込めて【あれ】をいう。
「『人形生成』」
ベルの時に見た光景だ、パーツが宙を舞い、同じところに集まる。
腕、足、体が出来上がっていく。
できたのは美少女、謎に運がいいようだ。
「……エルフかな?この子?」
「僕に聞かれても、なんとも。」
耳が長い……訳でもないし、瞳……は見えない。同年代の子か?
まて、見覚えがあるぞ?
う〜〜ん……あ!?
同じクラスの手塚さん?!
「ぅう、んぇ?なんだここぉ?あたし、女王の眷属に殺されたよねぇ?」
やっぱり、手塚さんだ。
彼女は手塚 礼由(てつか れいゆ)。転生したあと、女王に計画的な殺人を行なわれたのか?
「あれぇ?追放されたはずじゃ?まぁ、私は嫌いでもなんでもないからぁ、安心してねぇ。」
……あれぇ?どういうこったぁ、これぇ?
じ、状況せいりぃ〜!あ、ココの下から回想ですぅ〜
転生したら、即、殺されました。
私の職業は薬剤師。薬剤師はとても貴重かつ、この国、メルガでは裏社会の職業だ。
そんな私を、女王は全身麻痺にしてから、叫び声も与えず、こっそり殺した。『その場にいた』みんなからの記憶も消えた。
んでぇ〜なんかぁ、脳の一部が麻痺したままぁ、蘇っちったぁわけよぉ!
うんうん!こうだったこうだったぁ!そして今目の前にぃ〜……あれぇ?!あたしぃ、裸見られてるぅ?!
「いやぁ〜ん!えっちちのちぃ〜!」スパァン
その日、ベルガ中に激しい打ち付ける音が響いた。
続くぅ!
どうも、作者です、、、遅くなってすいませんねぇ、ほんと。
今回はちょっと、うん、性癖ですよ!これは!
なんで遅くなったか、それはやる気がおきないからなんすわ、これが。ずっとゲーム、勉強、ゲーム、勉強。
、、、ゲームの間にやれ……?無理っすよ、それ。
という訳で、えー、次回もお楽しみに!