「肩凝ってきたなー」
そう言いながらある男は帰り道を歩いていた。
見た目は何処にでもいそうなスーツを着ていて、何処にでもいそうな会社員だ。
全然で地元に大手の会社がなく、ちゃんと働けるようなところもなく、仕方なく都会に出て一人暮らししている23歳の社員。
立場も全然でだが、気に入っている職場だから退職する気もない。
「運動しないとなぁ…だったらからだ動かせるようなバイトとか探してみようかな~」
そんなことを考えていると、彼の住んでいるアパートが見えてきた。
何処にでもあるような小さなアパート、そこが彼の家だ。
「住む場所、もっと近いところにしておけば良かったな」
駅まで徒歩10分、近い方ではあるが歩いてみるとものすごく大変な道のりになる。
彼の部屋は二階の一番奥の部屋。
いつも通り家の鍵を開けた
ガチャ
「たd―」
突然、意識がプツンと切れたかのように無くなった。
まるで、ロボットから電源がなくなったように…
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お、ついにノベルかいもり