コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
2話です!!誤字ってます!
ワイテ国に引っ越して初めての夜。
寝られる気配はもちろん無い。それにベッドに横になればすぐに窓がみえる。その窓からとても綺麗な星がたくさん見える。そりゃあ眠れない訳だ。おれはもっと見たかったため自分の家の屋根に登った。
きんとき「え?」
俺が屋根に着くと知らない男の人が座って、猫と戯れていた。
???「あれ?こんな時間に此処で…どうしたの?」
え…?人ん家の屋根に居る方が『どうしたの』だよ。
きんとき「…星が綺麗だったから…」
???「わかる〜此処の星、すっごく綺麗だよね〜僕もよく見るよ?そしたら『前向け!』っていっつも怒られちゃうけどね」
この人の声は優しかった。この人はヘッドホンを付けていた。怪盗の1人の特徴…もし、この人が怪盗だったらどうしよう…俺は不安が芽生える。
確定的な証拠が無いから怪盗かはわからないけど…
???「星観にきたんだよね!僕の隣おいでよ?」
え?この人、初対面でこれはヤバいです。
きんとき「え…と…はい…」
俺は渋々彼の隣に行くことにした。
???「君、今日此処に引っ越して来たの?
きんとき「…はい。お父さんの仕事の事情で…」
なんで俺言っちゃったんだ⁉︎最悪じゃん!それに何故わかる⁈
???「へぇ〜…君は素直でいい子だね」
そして俺の頭を優しく撫でた。なぜか安心感があった。
きんとき「ねぇ…あの…」
???「Brooooku?」
俺の言葉と重なったその声は、彼では無かった。目の前を見るとそこには、男の人が4人立っていた。その人達は白い尾の様な物を付けていた。え…?その物って…
きんとき「ワイテルズ…?」
そう、あの白い尾はワイテルズが必ず付けている物だった。そして俺の横にいた男の人は立ち上がった。その瞬間にわかった。彼も、
ワイテルズだと言うことが…
???「あれ、僕達のことわかるんだ。」
???「なにこの子可愛い!」
俺はパンダフードの小柄な子に言われた。
身長がほぼ同じだから目が嫌でも合ってしまった。
きんとき「え…?」
???「見つかったし…どうするんだ?」
???「連れて帰ろうよ!この子の事情聴取ってのはどう⁈この国の国民は皆7時にしか起きないし!」
は…?勝手に話が進んだ。そして決まったのか俺はおぶられ、そのまま何処かに連れてかれた。
気づくと何処か知らない家の椅子に座らされて5人の男がこちらに熱い目線を向けていた
きんとき「え…と…は?」
俺は上手く喋れなかった。
そうして熱い目線を向けられ3分が経過していた。
???「よし!これから君に質問するから答えてくれる?」
俺はパンダフードの子に言われた。
きんとき「いいけど…」
???「じゃあ質問するね?君は何歳?」
は…?何その質問?
きんとき「12」
???「はい、君の親は?何の職業?」
これ言った方がいいのか?もしこいつらが本当に怪盗だったとしたらヤバいと思うけど…
きんとき「お父さんは警察、お母さんは弁護士。だから帰ってくるのがいつも遅い。」
???「…寂しくないの?」
まぁ誰もがそう聞くだろう。
きんとき「別に…今はほぼ自分の事は自分でできるから、寂しく無い。」
この言葉は嘘だ。本当は全然寂しいし、何処か満たされない部分もある。
???「そっか…次の質問ね。俺達が誰だかわかる?」
え…?こんな質問来るとは思わなかった。
きんとき「…君達は『怪盗ワイテルズ』。 ちがう?」
俺は素直に答える事にした。辺りを見渡せば武器もなにもない、ただのリビングだったからだ。
???「やっぱり…俺達の事わかるんだ。ま、最近名を広めているからね。」
おぉ、この人も素直だ(?)
???「これで確定した。君は『きんとき』そうでしょ?」
え?俺はいきなり自分の名前を呼ばれ驚いただって、名乗ってもないのに俺の名前わかるって怖すぎでしょ!
きんとき「どうして…俺まだ名乗ってないのに…」
???「君の両親は元々居た国では結構有名な警察と、弁護士だったからね。調べればすぐにでてくるよ。もちろん君の事も。」
やっぱ怪盗だな…ちゃんとした情報は持ってたんだ。ま、冷静に考えれば基本中の基本か…。
???「…俺はnakamu」
???「ちょ、nakamu⁉︎」
???「なんで…?」
nakamu「〜〜〜」
そいつは『nakamu』と言った。え?自分から言う⁉︎普通?…なんで言ったんだろ…
???「……え…と…僕は…Brooooku」
???「俺は…シャークんだ。」
???「スマイル」
???「俺はきりやん、よろしく」
え?なんで?俺名前言えって頼んでないよ⁉︎
nakamu「あのね、今名前を言ったのは、君に協力してほしい事があるからなんだけど、
協力してくれる?」
は?何の内容かも知らずに?怖い怖いwヤバ
きんとき「えっと…何に?」
nakamu「…この国には王冠があるんだけど、
その王冠がほしいから。王冠を盗むのは、最終目標ってことで!それまでは他の物も盗みに行くと思う。…だから一緒に手伝って?」
は?盗めってこと⁈
nakamu「えっと…仕事内容は、一緒に盗みに行こう!ってこと…なんだけど…」
は?え?そのままじゃん⁉︎
nakamu「あと他の仕事も手伝って。人手不足なんだ。勿論タダでとは言わないから、安心して?」
まぁ、流石にこれをタダでやれって言われたら誰もやらないもんね。
nakamu「君本当は1人で寂しいんでしょ?」
え…なんでわかるんだ?こいつ…!
nakamu「だから毎日一緒に過ごそ?きんときの両親が帰ってくるまで。それで夜に俺らと行動しよ!」
きんとき「…いいよ」
…本当はこういう所では『無理』って誰もが言うだろう。でも俺は1人が退屈すぎて…。
寂しくて…耐えられなかった。だからこんな回答が即答ででたのだろう。
ワイテルズ(きんとき以外)「え⁉︎」
まぁ予想通りの反応。
nakamu「え?本当にいいの?」
きりやん「君も『ワイテルズ』に入るってことだよ⁉︎」
シャークん「えっ!本当にいいのか⁉︎」
きんとき「うん。」
Brooooku「えっ!えっ!ホント⁉︎」
また聞くの?
スマイル「おい、きんときが呆れてる様な顔してるぞ。」
おぉ〜まともそうな奴居てよかった〜!
nakamu「…きんとき、ごめん!」
きんとき「いいよ別に…。ワイテルズは相当人手不足なんだ」
俺はそう言い、1つ疑問に思った。
きんとき「なんで俺が『寂しい』ってわかったの?」
nakamu「なんか、嘘をついている様?我慢してる感じに見えたんだ。それにこういう時ってだいたいの人が嘘付くでしょ?」
まともな意見じゃん。
きんとき「えと…知ってると思うけど…俺はワイテルズの一員になった。きんとき。よろしく」
俺は改めて自己紹介した。
nakamu「ニコッ(^-^)俺はワイテルズの一員、nakamu!よろしくね、きんとき!」
Brooooku「ニコッ僕はBrooooku!よろしく、きんとき!」
シャークん「シャークんだ、みんなからは『シャケ』とか呼ばれたりする。
よろしくな!きんとき!(^^)」
スマイル「スマイル、よろしく。」
きりやん「俺はきりやん!これからよろしくな、きんとき!」
きんとき「うん!」
こいつらなら、ずっと一緒に入れる気がした