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かつての世界で唯一の親友・デキンがいた
デキンと交わした約束は裏切られ、かつての世界で我の声は封印された
誰にも我の声が聞こえなくなった
「サタン、また明日な」
その一言だけで我の心は温まった。唯一のデキン、悪魔族の仲間だ。
「ああ、また明日な、我が友よ」
生まれてはじめてできた親友だ。このまえ我々はある契約を交わした。
おっと、教室に忘れ物をしてしまった。まったく我としたことが。ん?誰かいるのか? 教室のなかにいたのはデキンと数名の人間共だった。
「デキン、サタンはどんなかんじ?」
「ああwwがちでおもしろいよ、あいつの厨二病ほど面白いものはなかなかないよWWそれと、あいつとある約束をしたからさ、—–しようぜ」
「いいね、あいつどんな顔するか楽しみだな。」
理解ができなかった。なぜ、我と契約を交わした唯一の悪魔なのに、、、
それから、我の声は誰にも聞こえなくなった。この世界でただ一人孤独な悪魔として過ごしていかなければならなかった。
もう、普通の人間として生きよう、そう考えた。 そっちのほうがいいかもしれない、、
だが、試練に合格し、新しい世界、高校で出会った人間共はありのままの我を受け入れてくれた。 我が友、ジェルたちだ。かつての世界の人間共のことなどもう気にする必要がない。僕は仲間と共に新しい世界と明日に向かって歩み始めた。