テラーノベル
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すちは、夕方のキッチンに立ちながら小さくため息をついた。
鍋の中ではシチューがことこと音を立てている。
今日はこさめの好きな味付けだ。
翠「……そろそろ起きるかな」
ソファの方を見ると、毛布にくるまったこさめが丸くなって寝ている。
猫耳がぴくりと動いて、尻尾がゆっくり揺れた。
可愛い、と思ってしまうのはもう癖だ。
こさめはケモミミの男の子
そして、 恋人だ。
初めて付き合い始めた頃は、男同士だとか、ケモミミだとか、いろいろ考えすぎてしまった。
でも今はもう、そんなことよりも「一緒にご飯を食べて、同じ部屋で笑えること」が大事だと分かっている。
翠「こさめちゃん、ごはんできたよ」
そう声をかけると、こさめはむにゃっと目を開けた。
瑞「ん…まだ、寝る‥」
翠「起きないと食べさせないよ〜?」
瑞「…やだぁ‥」
瑞「……すっち〜……いい匂い……」
寝ぼけたまま近づいてきて、すちの服の裾をつかむ。
無意識に尻尾がすちの足に絡みついてきて、すちは思わず笑った。
翠「はいはい、離れないと配膳できないよ」
瑞「やだ……すっち〜のそば……」
猫みたいに甘えてくるこさめの頭を、すちはそっと撫でた。
柔らかい耳が指の下でぴくっと動く。
テーブルにつき、二人で並んで食べ始める。
こさめは一口食べて、目を輝かせた。
瑞「おいしい……!すっち〜天才!」
翠「はいはい、ありがとう」
そう言いながら、すちは胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
誰かのために料理を作って、それを一番大切な人が喜んでくれる。
それだけで、今日一日が報われる。
食後、こさめはすちの肩に頭を乗せてきた。
瑞「ねえ、すっち〜」
翠 「なに?」
瑞 「ずっと一緒にいようね」
すちは少し照れながらも、静かにうなずく。
翠「‥うん、そうだね」
翠「大好きだよ、こさめちゃん」
こさめの尻尾が、嬉しそうにぱたぱた揺れた。
猫耳要素ほぼないな‥
なんか、うん‥
ごめんなさい
コメント
2件
いやもうほんとありがとうございます 最高です