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#あべさく
めかぶぷりん
69

145
#佐久間担
yuka🌃🪽💎@猫化中
900
深澤said
深澤「ビーチバレーかぁ。俺、久しぶりだから上手くできるかな」
砂浜に設置された簡易ネットの前に立ち、俺はポヤポヤとした声で呟いた。チーム分けはラウールの独断によって、綺麗にいつものペアごとに分かれている。
岩本「大丈夫だよ、ふっか。ふっかのところに飛んできたボールは、俺が全部拾うから。ふっかはそこに立ってるだけでいいよ」
照が俺の肩を優しく引き寄せた。
深澤「ありがと、照。頼りにしてるね」
岩本「うん、任せて。……って、あ、ちょっと待って」
照が俺の顔をジッと覗き込んできた。
深澤「何? 俺の顔に何か付いてる?」
岩本「いや……。ふっか、お前、さっきプールで髪が濡れたせいで、いつもよりちょっとお顔のラインがシャープに見えて可愛いなと思って」
深澤「ちょっと照!? 遠回しにいつもは顔がデカいって言いたいわけ!?」
岩本「違う違う! いつも可愛いけど、今はさらに可愛いってこと!」
俺がいつものようにイジられて顔を真っ赤にしていると、隣のコートから
渡辺「はいはい、そこの熟年コンビ、早くポジションついて!」
と翔太の声が飛んできた。
渡辺「俺と涼太のチームが最初の相手だからな! 絶対に負けねぇから!」
翔太はラッシュガードの袖をまくり上げて、やる気満々だ。そのすぐ後ろには、物静かに佇む宮舘が、いつでも翔太をサポートできるように一歩引いた位置で控えている。
阿部「佐久間、俺たちのチームは次だから、あっちで応援しようね」
佐久間「うん、あべちゃん! 俺、全力で応援のダンス踊る!」
阿部ちゃんと佐久間は、砂浜の特等席で早くも2人だけのバカップル空間を作ってイチャイチャしている。
向井「よーし、いくでぇ! プレイボールや!」
康二がどこからか持ってきたホイッスルを吹いて、ついにビーチバレー大会が始まった。最初のサーブは照だ。大きな体から放たれたボールは、綺麗な放物線を描いて相手コートの翔太の前へと落ちていく
渡辺「おっしゃ、任せろ!」
翔太が勢いよくレシーブしようとボールに飛びついた。けれど、砂に足を取られて、ボールは翔太の手をかすめてそのまま後ろへと逸れていく。
渡辺「あ、やべっ……!」
バランスを崩して砂浜に倒れ込みそうになった翔太の体を、後ろからガシッとした強い腕が抱きとめた。
宮舘「危ないよ、翔太」
だてさんだった。いつの間にか翔太のすぐ後ろに移動していた宮舘は、男らしい余裕のある動作で翔太の細い腰をガッチリとホールドし、自分の胸の中に抱きすくめていた。
渡辺「っ、み、涼太……! 離せよ、バカ!」
宮舘「怪我しなくてよかった。ほら、足元に気をつけて」
だてさんは低い、落ち着いた声のまま、翔太の腰から手を離そうとしない。それどころか、翔太の背中に自分の胸板をぴったりと押し付けて、完全に2人だけの距離感を作っている。
渡辺「だー! 分かったから一回離れろ! みんな見てんだろ!」
翔太の耳は完全に真っ赤に染まっている。付き合いが長い幼馴染のくせに、宮舘にこうやって強引に男らしく甘やかされると、すぐに余裕がなくなって初心になってしまうのが翔太の可愛いところだ。
深澤「ふふ、息がぴったりだね、あの2人はわら」
俺が笑っていると、後ろからラウールの冷ややかな声が響いた。
ラウール「はい、ゆり組の密着レシーブ、非常に良いデータが撮れました。ふっかさん、油断してると後ろからボールがいきますよ」
深澤「えっ、うわっ!?」
ラウールの予言通り、宮舘が片手で綺麗に打ち返したボールが、俺の頭の上に落ちてきた。
岩本「ふっか、危ない!」
照がガタイの良い大きな腕で俺の体を軽々と引き寄せ、自分の胸の中に抱き込んだ。同時に、もう片方の手で見事にボールを相手コートへと打ち返す。
深澤「っ、あ、照……っ」
照の男らしい胸板にガッシリと抱きすくめてもらって、俺は一気に顔が熱くなった。
岩本「大丈夫だった? 」
深澤「うん、大丈夫……。でも、照、ちょっと抱きしめる力が強すぎ……っ」
岩本「ごめん、ふっかが可愛くて、つい力が入っちゃった」
照は少し耳を赤くしながら、嬉しそうに俺の頭を撫でてきた。結局、俺も照の腕の中で大人しく身を委ねるしかなくて、付き合いが一番長い夫婦のくせに、この甘い空気にいつもドキドキさせられてしまう。
向井said
向井「次は俺たちの番やな、めめ!」
目黒「おう。康二、怪我だけはしないように楽しもうな」
第一試合がふっかさんと照兄のチームの勝利で終わり、次はいよいよ俺とめめのバカップルチームの出番や。対戦相手は、阿部と佐久間のチーム。
佐久間「あべちゃん! 俺、球技はちょっと苦手だけど、あべちゃんのためならスーパーレシーブ見せる!」
佐久間くんがピンクの髪を揺らしながら、阿部ちゃんの腕に全力で抱きついている。
阿部「はは、無理しなくていいよ、佐久間。危ない球は全部俺が拾うから、佐久間は楽しくボールを触ってくれればいいからね」
阿部はいつものあざといインテリ笑顔で、佐久間の頭を優雅によしよしと撫で回している。この2人も、嫉妬とかそういう次元を超えてお互いに大好きなのがダダ漏れや。
向井「よーし、いくでぇ!」
俺がサーブを打つと、ボールはふんわりと阿部ちゃんたちのコートへ。
阿部「よし、佐久間、上げて!」
佐久間「おっしゃ任せろー!……って、うわあああ!?」
佐久間くんが元気にボールの下に潜り込んだんやけど、やっぱり球技が苦手なだけあって、ボールが全然違う方向……というか、コートの外にいるラウールの方へ飛んでいった。
佐久間「あ、ごめんあべちゃん! 空振りした!」
砂浜にしりもちをついた佐久間くんのところに、阿部ちゃんがすぐに駆け寄る。
阿部「大丈夫? 佐久間。痛いところない?」
佐久間「痛くない! あべちゃんが受け止めてくれたから!」
しりもちをついた佐久間くんを、阿部ちゃんが後ろから優しく抱きしめて、お尻の砂を払ってあげている。どこを見てもバカップルしかおらん。
目黒「康二、こっち」
めめが少し抜けたような優しい声で、俺の腰を自分のほうへグッと引き寄せた。
向井「うわっ、めめ? どうしたん?」
目黒「いや、康二がさっきから他のペアばっかり見てるから。俺のこと見て」
めめは大きな手で俺の顎を少し持ち上げて、ジッと目を見つめてきた。いつものクールな顔やけど、瞳の奥は俺への愛情でいっぱいや。
向井「//な、何言うてんのぉ……! 俺はめめしか見てへんよ!」
目黒「ほんと? じゃあ、もっと近くにいて」
めめが俺の体をさらに強く抱きしめて、首筋に顔を埋めてきた。大好きなめめの体温と匂いに包まれて、俺は一気に顔が熱くなって、めめの胸元をぎゅっと力任せに掴んだ。
向井「おん……ずっとめめの傍におるよ……っ」
ラウール「はいはい、そこのオレンジと黒のバカップル、試合中にディープなイチャイチャを始めないでください。カメラのピントが甘くなります」
コートの端から、ラウールの冷ややかなツッコミが飛んできた。でも、ラウールが無理を言って作ってくれたこの休みのおかげで、みんなめちゃくちゃ幸せそうな顔をしてる。
ビーチバレー大会はその後も続き、勝敗なんてどうでもよくなるくらい、全員がお互いの恋人とベタベタに甘え合う最高の時間になった。
ラウールsaid
いやあ、今日も最高のデータ(という名の神写真)が大量に撮れました。超売れっ子のお兄ちゃんたちを拉致(してません)して海に連れてきた甲斐があったというものです。バレー大会が終わり、夕暮れ時のプライベートビーチ。空が綺麗なオレンジ色に染まる中、メンバーたちはそれぞれ、片付けをしながら最後のイチャイチャタイムを楽しんでいます。照くんとふっかさんは、パラソルの下で照くんが買ってきたドーナツを「はい、あーん」と言ってふっかさんの口に押し込んでいます。ふっかさんは真っ赤になりながらも、モグモグと美味しそうに食べて、照くんの胸板にすっぽり収まっています。安定の熟年夫婦です。めめと康二くんは、まだプールサイドの浮き輪に乗って、2人で寄り添いながら夕日を眺めています。康二くんがめめの肩に頭を預けて、めめがその細い腰を優しく抱きしめている。背景にピンクのチワワが見えるほどのバカップル空間です。阿部ちゃんと佐久間くんは、砂浜に座り込んで、阿部ちゃんが佐久間くんのピンクの髪に付いた砂を優雅に手で払ってあげています。佐久間くんは「あべちゃん大好き!」といつでもストレートにデレて、阿部ちゃんの首に腕を絡めていました。
ラウール「…はぁ。本当に、僕のフォルダが潤うのはありがたいですが、毎度毎度この甘ったるい空気の中に放り込まれる僕の身にもなってほしいものです」(定型文)
僕はスマホの画面をスクロールしながら、満足げに炭酸水を読み干しました。ふと見ると、翔太くんがすっかり赤みの引いた顔で、だてさんのシャツの袖をツンツンと引っ張っていました。その目は完全にだてさん甘えています。
渡辺「海、楽しかった。……またみんなで来ような、涼太」
宮舘「うん。今度はもっとゆっくりできるように、俺からもマネージャーに話しておくよ」
だてさんは低い、落ち着いた声でそう言うと、自然な動作で翔太くんの手を男らしくギュッと握りしめました。
渡辺「っ、お前が言うとガチになるからやめろ……」
翔太くんは文句を言いつつも、宮舘に手を引かれるまま、嬉しそうにその後に続いて歩き出しました。僕はスマホをポケットにしまい、最後に楽屋(リゾートの更衣室)の電気をパチリと消しました。僕の裏アカウントには、今日も新しい「宝物」が大量に追加されました。このグループの最年少は腹黒。自然なイチャイチャを繰り広げるこの4組の幸せな関係を裏で守る、唯一無二の飼育員でもあるのです。
コメント
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みぅです🤍🥀読了しました〜! ビーチバレー大会なのにどこもかしこもバカップルだらけで、ラウールくんの「定型文」に笑っちゃった📸 照くんの「ふっかは立ってるだけでいい」とか、宮舘さんが翔太くんをガッチリホールドするところとか、目のやり場に困るシーンの連続(褒めてる)。最後の「飼育員」の台詞も含めて、読んでてほっこり幸せな気持ちになりました🌙 めかぶぷりんさん、今回も甘々空間ありがとうございます!