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nmmn キャラ崩壊 地雷さん🔙 通報×🙏🏻
色々と都合よく変えてます🙇🏻♀️ 駄作です😞 🔞
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(※一応おまけで最後バドエンver書いてます!
︎ ︎ ︎ ︎死ネタ 自己満 主の性癖)
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思いつきで書いた話です 👉🏻👈🏻
永遠とネタ切れだから誰か助けて…💫
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🦁 → 『』
🦅 → 「」
etc → []
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🦁 side
新宿二丁目。
主にLGBTの人々が集う東京の街。
深夜零時、ネオンが灯る騒がしい街には
女々しい男共がわんさかと群れている。
仕事終わりの一杯を、行きつけのBARで呑もう。
と言ってもお察しの通りここは二丁目。
店員は勿論客だって所謂同性愛者達が多い。
その内の一人が俺だ。
最近はBARにだって行けていなかった。
新たに店員かお客さんでも増えているかな
特別相手は求めていないが、
雑談程度はそこそこ楽しみなんだ。
『久しぶり〜』
外の街とは反対にチルアウトな音楽が流れている。
[あっ、久しぶり!仕事忙しかったの?]
『いやほんと、まじ忙しかった笑 来たかったんだけどね』
[いつものでいい?]
『ん、お願い』
艶かしい手つきで手招きされる、
そういえばいつもこの席座ってたっけ。
『なぁ、新しいお客さんとか増えた?』
[もうぜんっぜん。増えてないね]
『もうちょっと看板とか主張していいと思うけどなぁ』
[お金かかるしね〜]
『そっかぁ、』
なんて談笑しながら出された酒を呑む。
周りにも客は数名いる、
ずっと俺が店員を独占するわけにもいかない。
この店の店員は確か四人だったっけ、
大体は二人か三人で回してるんだよな。
ちらっと奥を覗くと二十代前半程度の男性が見えた。
あの人は初めて見る
『んね』
[〜〜〜]
『んねぇねぇねぇねぇ』
[んっ?]
『あいつ、新しく入ったの?』
[あぁ、そうそう。一ヶ月前とかかな?]
『へぇ…?』
[何、好み?笑]
『まぁ…見た目はね。』
洗い終えたグラスを布で拭っている彼。
奥に近付いて話しかける
『ねぇ、名前なんて言うの。』
「……、えっ…ぁ、俺ですか…?」
『そうそう。』
「…🦅です…」
『🦅?何歳?21とか?』
「ぜんっぜん違います、30です」
『えっ、え30!?若くない…?笑』
「あの…、なんなんです?
︎ ︎ ︎ ︎俺後ろで清掃とかしてるやつですよ?」
『関係ないでしょ』
どこか嫌悪の目線を向けてきた。
こいつ此処がどんなとこか分かって働いてんの?
『なぁ此処がどんなとこか分かってんの?』
「…分かってますよ」
『じゃあなんでそんな嫌そうな目?』
「…親がいて。ぁ、もう死んだんですけど。
︎ ︎ ︎ ︎借金作って死んだから、俺が代わりに…」
『へぇ…🦅くんさぁ、この後空いてる?』
[まぁ…!]
後ろから微かに聞こえる店員の声は無視したまま誘い続ける。
ここまで抱きたいと思ったことは初めてかもしれない。
「…空いてますけどなんです」
『一緒に酒呑まん?』
「酒嫌いなんで」
『じゃあ休憩』
「はぁ…、なんです?休憩って」
『流石に異性愛者でもわかるっしょ、こんくらい。』
「現実だとは思いたくないですね。」
『酷いこと言うな…ぁ笑 男と付き合ったことないんだ』
「今までも、これからもないです。」
恰も平和主義ですみたいな顔しといて案外反抗的。
『何時に終わんの。仕事。』
「言いません」
[一時に終わるよ〜]
「ちょっ!言わないでくださいよ…」
『じゃあその時間まで此処で待ってんね?』
「酒呑んで潰れといてください…」
『意外と平和主義じゃないんだね』
「どうせ今後会わないんで…」
『俺ここの常連だよ?』
「どうせすぐやめますよ」
[ほんっと可愛げないよね〜?]
『ねー?』
呆れた表情には無視をかまし、
腕時計をちらちら確認しながら一時まで待つ。
_
「お疲れ様でした…」
[おつかれ〜]
『んっ、終わった?』
「…あの、ほんとに。俺よりいい人いるんで。 」
『少なからず今まで会った中で一番好きなんだけど』
「そんなん知らないですよ」
『ちょっと付き合ってよ』
「すぐ帰るんで…!」
『待って 』
走って店から出ようとした🦅の腕を引っ張った。
「っ…、危うく暴力ですけど…?」
『外』
「…はい?」
『外、雨降ってるよ。』
「はぁ…?」
『傘持ってんの?』
「…持ってます」
『持ってないだろ笑』
「なんで断言できるんです。」
『荷物のとこ見たら無かったから。』
「勝手に入ったんですか!?」
『いや?ちゃんと確認して入ったよ』
「なんでそんな犯罪スレスレなこと…」
『まぁまぁ。俺傘持ってるから、駅まででも。』
厭悪感を抱く彼。
もう態とにまで感じる怠そうな溜息さえ、甘く思えた。
「…まぁ、駅までなら…」
『ん。』
霧雨に煙る街並みを相合傘で歩む。
ちゃんと駅方面に行けているかさえ怪しいままに進む
ぼんやりと灯る街灯を頼りに前へ、
やっと見えた駅の改札外、徐々に風が強くなる。
「ぁ…」
『ん?どした?』
「携帯忘れた…」
『え、まじ?』
「…大丈夫です、戻るんで」
『行こっか…ぁ』
「いいです、一人で行けます」
『は…?いやいや…!この雨の中じゃ危ないって!』
「子供じゃない…」
『大人でも危ないよ、着いてくから』
止まることなく進んでいた足が止まったせいで
風に乗った雨粒が身体にぶつかる。
一分も立ち止まっていないのに服はずぶ濡れだ。
「あなたも危ないんで!」
『待って、じゃあ雨宿り!!』
少々強引に近くにあった開いてある店に入る。
「大丈夫ですって…っ!」
腕を振り払われたそのとき気付いた。
妙に高級感を醸し出すシャンデリア、
顔が出ていないフロント。
あ、ここラブホだ。
『いや…だって危ねぇし…』
「そんな気にするなら傘貸してくださいよ!!」
睫毛の手前には透明な涙が待っていた。
そこまで、苦しめるつもりもなかった
「ここラブホだし…」
俯いて独り言のように呟いた、罪悪感が胸を蝕む最中
携帯から不安感を煽る音が聞こえた
ばっと携帯を出すと 洪水警報 と書かれた通知があった。
『ん、もう場所選んでらんないでしょ』
「…」
携帯画面を見せる、とにかくここから出るより
ここで留まらないと危険だ。
[あの]
フロントから声が聞こえた
『…、?はい…?』
[そこにずっと居られると困るんですけど…]
『あー…っと、じゃあ入ります』
[はいっ]
適当にホテルに入る
『…あ、下心とかないから』
「わかってますよ」
「あの、名前…なんて言うんですか」
『俺?🦁って名前。』
「🦁…さん」
「ごめんなさい、さっき。」
『え?あぁ、いや。全然?雨止んだら取り行こ。』
「最近不安定で…、すいません。ありがとうございます」
『てかさ、タメでいいって』
「いや…」
『同い年だし、もう俺タメだし』
「そんなすぐタメ口出来ないんですよ」
『えぇ、じゃあ良さそうなタイミングで変えてよ』
「…まぁ、タイミングがあれば」
なんて話しながら雨宿りの為ホテルの部屋に入る。
しょうがないけどここはラブホで、
見るところにローションやら玩具が置いてある。
『なぁんか、休憩できねぇなぁ…』
「なんかほんと、すいません…。」
『いいよ。あっ、てか風邪引くから風呂入れば?』
「あぁ…、じゃあそうします。」
風呂場へ向かう🦅を見ながら、どうしようか と考える。
明日までコースにでもなるのかな
正直そうなってしまうのなら俺は我慢できない。
絶対に、🦅のことを襲ってしまう。
いや倫理はあるからしないけど。したくないけど。
理性や倫理だけで止められるものか定かでない。
『むりだ…ぁ』
時計の針が音を鳴らして進むのを、薄目に見ていた。
_
「上がりました…」
少し開けたバスローブ、白々とした首や喉仏が露出する。
「お風呂出たあとって暑くなっちゃうんですよね、笑」
首筋から澄んだ透明な汗が伝う。
『…ごめん、🦅のこと襲っちゃうかも』
「え…っ?」
『その…先帰るわ、🦅のためにも。俺、何するかわかんない』
五秒程度の沈黙の後、
重い口を開いたと思えば予期せぬ言葉が出てきた。
「別に、いいです」
『いや…、お前、ノンケだろ…ダメに決まってんじゃん』
「抱こうと思って一緒に帰ろうとか言ったのに?」
『…自分の身体大事にしろよ』
「お礼じゃないけど…、なんか、嫌なんです。されてばっかだと」
『だからって身体任せばいいってもんじゃないんだよ』
「じゃあ何を求めてたわけよ」
ぐうの音も出ない、図星でしかない。
『その言葉には甘えたいけど…、』
「…じゃあ甘えてくださいよ」
『なに、いいわけ?』
「まぁ、少しなら」
『そんなんで我慢できないって』
「じゃあ、そのときは止めます」
『……』
「いいですよ、もう。野暮なこと言わせないでください。」
バスローブの紐を解いて、
膝立ちでベッドの端に座った俺の目の前に。
「なに、すればいいんですか」
『逆にどこまでしていいの?』
「…好きにしていいですよ」
その言葉に甘えて手を伸ばす、頬をそった。
「んん…っ、擽ったい…」
『んっ、』
柔らかく、ほんのり温かい唇。
『幾つの女に貸してきたの』
「どうかな、忘れた。」
_
ベッドに横たわる🦅、まだ少し濡れている髪を撫でる。
シャンプーの香りがふわっと通り過ぎた。
存在して良いはず無い、身勝手な独占欲が暴走した。
_
「っ、…ふ…、ぁ…。んく……っ、ぁう…?♡」
愛くるしい、誰にだって見せたくない。
初対面のくせに生意気な欲望。
『もう挿れてもいい?』
「すき…っ、にしてってば…ぁっ」
指三本まで入るようになった、もう挿れても痛くないかな
『息吐いて』
処女なんか初めてなんだよ。
いや処女と言っていいものかも分からないけど。
初体験を奪う、なんて経験も無いし…
「ふっ…ぅ…」
あからさまに怖がりながら息を吐く、
見たくないのか目は瞑っている。
罪悪感が過ぎっても泡のように弾けて消えた、
躊躇う瞬間も快楽に変換されて🦅に届く。
「っ、あ…♡ んん…っぅ♡ ぁ、はっぅ…ゃっ、ば…ぁ♡」
予想外にも嬉しそうで、気持ち良さそうで。
己の肩の力が抜けたことがよく分かる。
じゃあ平気だ なんて安易なことを思い付き、
いつも通り腰を振る。
「ぁ゛っ…!?♡♡ ぃっ…んんぅ♡♡ ぉ゛あ…~っ♡」
初めてとも思えない妖艶な声を発す、録音でも出来たらいいのに。
「はっ…ぅんッ?♡ ぁ゛っん…くぁ♡ ひぅ゛…っ、ぁ♡♡」
『どう?後悔した?』
「っ゛うぁ…♡♡ んっ゛♡ するわけな゛っ、んぁ!?♡♡」
意外とこいつ、素質あるのかもしれない
『っ、笑』
壊したい、狂わせたい、おかしくさせたい。
俺だけのものにしたい。
_
「はぁ…っ、はぁ…」
深呼吸を繰り返す。
『ぁ〜…疲れた…』
雨音は気付かぬうちに消えていて、燦々と光る太陽が昇っていた。
「もう朝…?」
『みたいだね』
「そっか」
「近々またBAR来てよ、多分…俺、いるんじゃないかな。」
窓を見つめ朧気な表情を浮かべる🦅。
手放したくなかった。
『付き合おうよ』
一度身体を重ねただけ、
たったそれだけで恋するなんて浅はかなものだ。
「また来てくれたら、考えようかな」
告白されたくせに曖昧な返事。
「意外と、嫌じゃなかった。」
微笑んだ🦅が消えてしまいそうで、
彼の頬に手を伸ばした。
抱き締めてしまった。
「んんっ、なぁによ、笑」
身体を動かしてこちらを覗いて、
潤んでいた目からは涙が落ちていた。
自分の指で🦅の涙を拭った
『ごめん、泣かせるつもりじゃなかった』
きっとこの言葉は🦅にとっては的外れ。
頭を巡らせる前に口だけが動いてすらすらと言葉が出る。
「違うよ、誰かのせいとか、じゃない。」
『じゃあなんで泣いてんの』
「なんでかな…ぁ、ドライアイだから、?笑」
『なんだよそれ笑』
こんなにも悲しそうな顔しといて
ドライアイ で済む訳がない。
『二人で一緒じゃ無理?』
「…怖いんだよ、離れられなくなるの。」
『離れられなくなる?』
「依存して、もっとって求める。
︎ ︎ ︎ ︎それで壊れるの結局俺で。迷惑かけるから。」
『今まではそうだった?』
「…そうだね」
『じゃあこれからは違う』
「なぁんで?」
『俺が、その期待全部答える』
「んー…、無理だよ、笑」
『好きな人の愛くらい無理してでも受け取りたいね。』
「とんだ我儘男だけど」
『じゃあその我儘にだけでも付き合わせてよ。
︎ ︎ ︎ ︎恋人関係じゃなくたっていいから』
「…無理させたくない」
もう既に散々俺のこと振り回しといて今更何言ってんだ
『今更ぁ?俺のこと振り回したのに。』
「…んふ、笑 そうかな?」
『そうだよ、笑』
「…俺でいいの」
『🦅だからいいの』
ほんの少し考えた後、
今までで一番明るくて向日葵みたいな笑顔を俺に向けた。
「散々振り回しても、付き合ってね」
『もちろん』
温かい🦅の手を、ぎゅっと握った。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎
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︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
「意外と、嫌じゃなかった。」
微笑んだ🦅が消えてしまいそうで、
咄嗟に抱きしめようと手を伸ばした。
でも触れられなくて、ぎゅっと自分の手を握った。
『なら良かった』
_
そんな日から四日が経った。
身体を求めるわけでもなく、ただ🦅と話がしたくて
会いたくて行く予定も無かったBARへ向かった。
雨の被害は少なかったらしく前と全く変わらない街。
何一つ、変化がない街。
大丈夫、きっと会える と胸の中で何度も繰り返す。
『っ、…』
胸に手を当て、入店する。
店中探しても彼はいない
『ねぇ、🦅って今日いない?』
[あ~…、えっとね?]
気まづそうな顔で話を続けた。
[丁度昨日辞めちゃったの]
『…、辞めたの?』
[そう…理由は教えてくれなくて。あ、でもね]
『うん、』
[”これ以上求めてしまったら怖いから”って、言ってた。
︎ ︎ ︎ ︎なんのことかはよく分かんないけど…]
上手く聞こえない、いや、聞こえたくない。
『そっ…か、そっかそっか…っ。ごめん、ありがと』
逃げるように店から出た、意識もしていないのに涙が零れる。
本当は、分かっていた。
四日前のあの日の朝は、今までで一番幸せで一番憂鬱だった。
もう二度と会えないって何となく、分かっていたから。
あのとき触れられていれば、何か変わった?
彼は、生きてられた?
仕事終わりから二丁目へ向かう途中の電車のホームで
人身事故が起きた、その現場を、
はっきりとこの目で目撃した。
真隣に立っていた男が、いきなり線路へと飛び立った。
黒髪で、二十代前半みたいで、
平和主義ですみたいな顔をしていて、
好きで好きで堪らない、聞いたことのある声。
『っ…゛…』
思い出すだけで、苦しくて。唇に血が滲む。
あの一瞬、
あの一瞬が、
たったの一瞬が、一生の後悔。