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-雪斗side-
時は遡り昼休み。
みんなで机をくっつけて、お弁当を広げる。
そのとき、
初めてはるちゃんの顔を見た。
だってずっと花粉症でマスクを外さないから。
綺麗に通った鼻筋、薄く形のよい唇。
かわいいの渋滞だった。
僕がこう思ってるから多分蒼も同じようなこと思ってるんやろな。
ほら、蒼もじっとはるちゃんのこと見てる。
はるちゃん、最初は恥ずかしかったのか俯きがちだった。
そんな俯かんくてええのに。
もっとかわいい顔、見せてほしいのに。
はるちゃんはお弁当だった。
僕らはコンビニで買ってきた弁当。
はるちゃん、自分でお昼も作ってるんやろか?
なんで僕、こんなにはるちゃんのこと気にしてるんやろ?
夕海ちゃんもおるのに。
夕海ちゃんだってかわいいのに。
雪「はるちゃん、お弁当自分で作ってるの?」
かえってきた返事は「まぁね」、ドヤ顔つき。
かわええやん。