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【 時透side 】





水戸「君、彼の事 好き なんじゃない?」





時透「……………は?」






“試合開始!!”








時透(____________え、)






今、この人、なんて言った?





好き?誰が?何を?



私が?五条を?好き?





言葉の意味を理解するのに時間を要した。





この人はどこをどう見てそう思ったのだろうか。









私が、五条を、好き?





そんなこと、考えた事もなかった。



いや、許嫁だし、普通考えるんだろうけど。




いっつも喧嘩してるし。







好き?


誰が? 私が。


誰を? 五条を。











時透(え、なんでこんなテンパってんの?)





混乱中でなかなか自分の動きが出来ない。








夏油「宵、…おされていないかい?」



硝子「階級は宵のほうが上のはずだけど…」



五条「チッ、あの馬鹿。いつもの怪力を見せてねぇ」



硝子「え、体調不良?」


夏油「いや、昼はいつもどおり沢山食べていたよ。」



五条「どっちにしろ、負けたら許さねー」






なんでこんなテンパってんのマジで。




え、もしかしてそうなの?



私、五条の事好きなの?



まあ、顔はいいし。



あ、スタイルもいいか。



あとはまあ、強いし。









時透(……………アレ?)




アイツ意外とスペック高いじゃん!!?









え、好きなの?そうなの私?





いや、でもスペックに振り回されちゃダメだろ。





普段のアイツを思い出せ。




好きなの?




なにかと面倒見の良いアイツが。


「ご飯行きたい!」って言ったら付き合ってくれるアイツが。


たまにラーメン奢ってくれるアイツが。


意外と優しいとこあるアイツが。


わかんないとこあったら教えてくれるアイツが。







__________好きなの?







硝子「ヤバい、宵場外なっちゃう!!」


夏油「いつもの宵じゃないみたいだ。」


五条「…何してやがるあのクソ女、、」







__________君、彼の事 好き なんじゃない?__________







時透「………そ、」



水戸「?」








時透「そんなわけあるかぁぁぁあ!!!」





《ドォンッ!!》





さしす組「「「……え、?」」」






好き?私が?アイツを?




笑わせんな。




時透「いい?よく聞いて!!」




時透「私が嫌いな事!!」







時透「1!__




《ドォンッ》




__人の部屋勝手に入る奴!!」







時透「2!__




《ドォンッ》



__私の事馬鹿にする奴!!」






時透「3!__




《ドォンッ》



__私が狙ってた餃子とる奴!!」








時透「全部ひっくるめて_____





五条 悟!!」







《ドォンッ!!》







“ 水戸戦闘不能!よって勝者、時透!!”













拝啓 “ 私の狙ってた餃子をとる ” 君へ




好きじゃないです。



大嫌いです。



でも感謝はしてます。



ありがとう。









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