テラーノベル
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宮舘の家の鍵は渡辺は持っている。ただ、渡辺の家の鍵は宮舘には渡していない。幼馴染みであろうと、恋人であろうと、家に人が入るのを嫌がるから、渡さない。
宮舘の家の玄関から音がする。
渡辺ーり、涼太〜。
宮舘ー今は手が離せない、料理中です。
渡辺ー熱ある、動けない。
そう言って玄関に座り込んでしまった。びっくりした宮舘は、なんとか、料理を片し、渡辺の元に走る。
宮舘ー熱?ほら、立って。
渡辺ーふらふらする〜熱い〜。
宮舘ーソファまで頑張って。体温計持ってくる。
渡辺ー涼太、氷。
宮舘は、渡辺をソファに寝かし体温計を取りに走り、キッチンから氷を持って来た。
宮舘ー熱測って?
渡辺ー氷。
宮舘ー測って!
渡辺ー氷!
宮舘ーあ〜ん。
渡辺ーあ〜・・。
38.8度。
宮舘ー翔太、病院行った方が・・。
渡辺ー行かない。
宮舘ー横になって?ブランケット持ってくる。アイスノンも。
渡辺ー氷。
宮舘ーテーブルにあるから、自分で取りなさい。
宮舘はアイスノンやブランケットの用意に動き回っている。
渡辺はテーブルから氷を取り、口の中でカラカラ鳴らしている。
宮舘ー何で熱?
渡辺ー今日、ロケで 1日炎天下の外にいた。
宮舘ーはい、アイスノン、ブランケット。
渡辺ー料理してた?食べれないかも。
宮舘ーいいから、ちょっと寝な?
渡辺が眠り、宮舘は料理を完成させて、ラップして、冷蔵庫に。
渡辺のそばに行く。熱のせいで、ほんのりピンク色の顔。
宮舘ー可愛い。
そっと頬にキス。
せっかく、久しぶりに会えたのに、渡辺は熱で、とても甘い雰囲気ではない。いやいや、病人相手に何を考えている。宮舘は自分にツッコミながら、渡辺の頭を撫でる。
渡辺ー涼太〜氷。
宮舘ー起きた?何か食べれそう?
渡辺ーごめん、いらない。
宮舘ー明日は?
渡辺ー昼前から。
宮舘ー俺は朝からいないから。
渡辺ーん、テキトーに帰る。
宮舘ー熱測って?
37.8度。
宮舘ー下がってきたね。
渡辺ー涼太〜。
宮舘ー何もしませんよ?
渡辺ー何で?
宮舘ー熱まだあるでしょ?
渡辺ー大丈夫だって。
宮舘ーしません!
渡辺ー分かった。いいのに。
宮舘ー熱上がるんです。
渡辺ーへぇ〜知ってるんだ?
宮舘ーいや、あの、常識的に考えて。
渡辺ーふ〜ん。
少しずつ渡辺の熱が下がってくる。
退屈してきた渡辺。
渡辺ー涼太、ご飯食べた?
宮舘ーあっまだ。
渡辺ー食べろよ。
宮舘ーん、じゃあ、食べてくる。
渡辺ーここで食べて?
宮舘ー何で?
渡辺ー1人は寂しい。
宮舘ーふふふ、分かった。
今夜の渡辺は可愛い。
熱のせいか、棘がないし、俺様でもない。いつもこうならいいのに。
そんな宮舘の願いは通じるわけもなく、熱が下がってくると、甘えたの俺様になる。
渡辺ー涼太〜。
宮舘ーん?
渡辺ー汗で、身体がベタベタする。シャワー・・。
宮舘ーばかおっしゃい。拭いてあげます。
渡辺ーは〜い。
宮舘ー洗い物したらすぐね。
渡辺ーすぐ!
宮舘ーはいはい。
熱いお湯と、タオルと着替えを用意して渡辺のそばに行く。
渡辺は服を脱いでいる。宮舘も手伝って脱がしていく。
渡辺ー顔は自分で拭く。
宮舘ーん、身体拭いていくよ?
渡辺ー待って、全部脱ぐから。
宮舘ー翔太・・。
渡辺ーふ〜気持ちいい。身体!
宮舘ー立てる?
渡辺ーんっ。
宮舘ー後で、洗面所で頭洗ってあげるから。
渡辺ーん。
白い綺麗な肌。思わず宮舘は、胸にキスした。
渡辺ーやっぱりしたいんじゃん。
宮舘ーいや、あ〜。
渡辺ー熱も下がってるし、いいけど?
宮舘ー翔太・・。
渡辺ーふふふ・・んっんっ・・。
宮舘ー大丈夫?
渡辺ー早く、服脱げ。
宮舘ー翔太・・大好き・・。
渡辺ー知ってる・・んっ・・はぁ・・。
渡辺ーいい・・気持ちいい・・んっんっ・・。
宮舘ー翔太、熱い。
渡辺ーはぁ・・はぁ・・あっ・・。
渡辺の中は熱く、宮舘はちょっと気になったが、甘い誘惑に勝てない。
優しくキスされて、大胆に身体を開く。夢中になってしまった。
渡辺ー背中。
宮舘ーはい。
渡辺ー足。
宮舘ーはい。
渡辺ーこんなに痕つけてくれて。
宮舘ーすみません!
渡辺ー胸。
宮舘ーお湯換えてきます。
渡辺ー寒い。
宮舘ーすぐです。
37.2度。
宮舘ー良かった。
渡辺ー涼太〜。
宮舘ーはい!
渡辺ーいつまで裸でいたらいい?
宮舘ーあっ、着替えですね、はい!
ニマニマ笑ってしまう。
可愛い渡辺を堪能して、熱い時間も堪能しました。甘えたの渡辺なんて、1年に 1回見れたらいい。
たとえ、今正座していても。
コメント
20件
珍しく甘々じゃん!って思ってたら最後は通常運転でした😂
🤣🤣🤣🤣🤣 甘々なかわいい翔太くんだぁって読んでたら、正座する舘さまがあった… 爆笑してしまった🤣🤣🤣