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羅苑(リエン)
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羅苑(リエン)
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母「あんたほんっと使えない!」
星「ごめ、なさ…」
毎日こんなことを言われ続けた。私の人生は周りの誰よりも最悪だった。家では虐待、学校ではいじめ、世界はどんどん黒く染まっていった。
そして私は…
まだ10歳だった。1人では生きていけないような年齢だった。1人で生きていけないのなら死ねば良いのだ。私はこんな事しか考えられなかった。私は飢えて死のうと思った。そして私は目を閉じた。
私は起きた。だが、目が開けられなかった。それから少しして私はゆっくりと目を開けた。するとそこには、男性の姿があった。
優「あ、起きた。」
優しい声だった。
星「あなたは誰ですか?ここ、天国…?」
優「ここは俺の家だよ。俺は光坂優。君を見つけて拾ってきたんだ。」
拾った?俺の家?情報の整理が追いつかなかった。この人は何を言っているんだろうか。
星「あなた、誘拐犯なんですか?」
優「ん、違う違う!決して誘拐犯ではない!君捨てられてたじゃん!」
星「ふっ、冗談ですよ。」
優「よかったぁ。」
他愛もない会話。いいな。こんな日々が続けばいいのに…私は心の中で祈った。この人といると安心する。
優 「君の名前は?」
星「私は奈蔵星。」
優「星ちゃんね。いい名前だ。星ちゃん、ここに住んでいいよ。」
星「…え?いや、迷惑なんでいいですよ!私なんかどうせ…」
そうだ。どうせこの人も私のことを見下して奴隷として扱って愛してくれることはないんだ!私なんか私なんか、誰にも愛されない使えない奴隷なんだ!私の感情は爆発していた。
星「優さんもどうせ私のこと捨てるんでしょ?愛してくれないんでしょ?奴隷として扱うんでしょ!私なんか、私なんか…!」
優「星ちゃん、落ち着いて。俺は星ちゃんのこと捨てたりしないよ。俺は楽しく星ちゃんと暮らしたいだけだよ。」
星「…ほんとに?私のこと置いていかない?愛してくれる?」
優「うん。」
私は泣いた。たくさん泣いた。優さんはそれを優しく受け止めてくれた。それが私は嬉しかった。こうして私と優さんの生活が始まっていくのであった。