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一瞬、小さな声で、少しばかり震えたような声を太宰は出した。
太宰「……ぇ、?」
敦「?、太宰さん?」
それに直ぐ様気づいた敦が声をかける。
敦は太宰の持っている手紙を見て眼を見開いた。
敦「え?……殺害予告……?」
太宰「っはは、大丈夫さ!だって…」
敦の声に反応して周りに社員が集まる。
国木田「殺害予告…?!」
後ろから見ていた国木田が声を上げる。
太宰「大丈夫さ!私は外にでも行こうかな~」
太宰は変わらずいつもの調子で笑いながら手紙を持って外に出ようとする。
賢治「え!太宰さん危ないですよ!!」
賢治の声に対して後ろを振り向くと、太宰はニコリと笑んで外に出ていった。
________笑顔の裏など誰も、否、たった1人だけ知っている顔を浮かべながら。