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うわ、6話読んだ…。前半の海での楽しそうなやり取りがめっちゃ眩しいのに、後半の告白のシーンで一気に空気変わる感じがヤバかった。特に「心配するに決まってんだろ」って慎太郎の声震えるところ、グッときた。北斗がこっそり知ってた伏線も効いてるし、みんなそれぞれの形でうみを支えようとしてるのが伝わってくる。泣いて笑ってまた泣いて、その後の「当たり前だろ」が全部救ってくれた気がするわ。めっちゃ良かった🔥
朝。
「うみー!!早くしろー!」
家の前から慎太郎の声が聞こえた。
「今行くー!!」
私は慌ててバッグを持って、玄関を飛び出した。
「おはよー!」
「おはよー」
車の中には、すでにみんなが揃っていた。
「遅い」
「まだ集合時間前でしょ(笑)」
「慎太郎が早すぎるんだよ」
北斗が笑う。
「いや、海行くんだから早く行きたいじゃん!」
「子どもかよ」
樹が呆れたように言う。
「ジェシーも楽しみにしてたでしょ?」
「もちろん!」
「ほら(笑)」
「俺まで巻き込むなよ!」
そんなやり取りに、車の中は笑い声でいっぱいになった。
私は窓の外を眺めながら、小さく笑った。
ーー今日も、みんなと一緒。
それだけで嬉しかった。
ーーーーー
海に着くと、慎太郎とジェシーが真っ先に走っていった。
「待ってー!!」
「お前ら早すぎ!!」
樹の声が聞こえる。
「うみ、写真撮ろ!」
大我がスマホを取り出した
「いいね!」
6人と並ぶ。
「はい、チーズタッカルビのあげぇもち」
「小賢しいな」
「もう一枚!!」
「次変な顔ね!!」
「なんでだよ(笑)」
「はい、チーズ!」
また一枚。私は何度も写真を見返した。
「今日、写真撮りすぎじゃない?」
北斗が隣から覗き込む。
「だって、楽しいから!」
「….そっか」
北斗は少しだけ笑った。でも、その表情はどこか寂しそうだった。
ーーー
昼。
みんなで買ってきたものを食べながら、くだらない話をしていた。
「そういえばさ」
慎太郎が言う。
「昔もみんなで海来たよな。」
「きたきた!」
ジェシーが笑う。
「あの時慎太郎、めちゃくちゃはしゃいでたよね」
「今もだけどな」
北斗が言う。
「変わんないね」
私が笑うと、「うみもな」樹が言った。
「昔から変わんない」
「え、そう?」
「変わんない変わんない」
高地も笑う。
その言葉を聞いて、胸が少し苦しくなった。
ーー変わらない。
ずっと、このままでいたかった。
でも、、、、
「….ねえ」
私が小さく言うと、みんながこっちを見た。
「どうした?」
「ううん!なんでもない」
私は笑った。
「ご飯食べよ!!」
ーーーー
夕方。
空が少しずつオレンジ色に染まっていく。
「そろそろ帰る?」
高地が言った。
「えー、もう?」
慎太郎が不満げに言う。
「また来ればいいじゃん。」
「次はいつ?」
「またみんなで予定合わせよ」
その会話を聞きながら、私は海を見つめた。
「….また、来ようね」
誰にも聞こえないくらい小さな声で呟いた。
ーーーー
帰りの車。行きとは違って、みんな少し疲れていた。
慎太郎はスマホを見ていて、ジェシーは窓の外を眺めている。
静かな時間。今なら言えるかもしれない。
私は何度も口を開こうとして、閉じた。
言わなきゃ。今日、言うって決めた。
640
やかんちゃん🍟🍄🟫
679
ぴざぶどう。
56
「….ねえ」
私が言った。車の中が少し静かになる。
「どうした?」
樹が振り返った。私は手をギュッと握った。
「みんなに、話したいことがある。」
「….何?」
慎太郎が聞く。
心臓が苦しいくらい鳴っていた。
「驚かないで聞いてほしい」
誰も何も言わない。一度だけ大きく息を吸った。
「私ね、」
声が震えた。
「病院に言ってたんだ」
「…..病院?」
高地の表情が変わった。
「それで….検査をして」
私は俯いた。
「肺がんだって。」
一瞬。誰も動かなかった。車の中から音が消えたみたいだった。
「….え?」
慎太郎の声。
「何….言ってんの?」
私は笑おうとした。でも、できなかった。
「本当なの。」
「待って」
樹が低い声で言った。
「冗談だろ?」
私は首を横に振った。
「先生に言われた。」
大我は黙ったまま、私を見ていた。
ジェシーも、さっきまでの笑顔がなかった。
「それで、、、、、」
私は続けた。
「余命は3ヶ月、長くても半年ぐらい」
慎太郎が俯いた。
「…..嘘だろ」
誰かが小さく呟いた。
「だから最近」
私は言葉を探した。
「みんなと、いっぱい遊びたくて」
涙が溢れてきた。
「いっぱい写真撮って、いっぱい思い出作って、普通に笑ってたくて。でも、、、ずっと隠してるのも苦しくて、」
私は6人を見た。
「今日、言おうって決めた」
静かな車の中。しばらく誰も話さなかった。
そして。
「…..ばか」
最初に口を開いたのは樹だった。
私は顔を上げる。
「なんで、一人で抱えてたんだよ」
その声は怒っているようにも、泣きそうにも聞こえた。
「….ごめん」
「あやまんなよ」
慎太郎が言った。目を赤くしながら。
「なんで….そんなこと一人で….」
「心配かけたくなかったから」
「心配するに決まってんだろ」
慎太郎の声が震えた。
「俺達、幼馴染だろ」
その言葉に、また涙が溢れた。
「…..うん」
高地がゆっくり言った。
「これからは、一人で病院行かないで」
「え?」
「誰か、一緒に行こう」
「でも….」
「遠慮しない」
いつも優しい高地が、少しだけ強い声で言った。
「俺達にも、うみのそばにいる時間をちょうだい。」
私は何も言えなかった。
大我が小さく頷く。
「まだ、できることあるよ」
「うん」
「だから….一緒に考えよう」
ジェシーは黙っていた。
しばらくして、少しだけ笑った。
「じゃあさ」
みんながジェシーを見る。
「うみのやりたいこと、全部やろうよ」
「….」
「行きたいところ全部行く。やりたいこと全部やる。」
ジェシーはまっすぐ私を見た。
「だから、一人で決めないで」
私は唇を噛んだ。涙が止まらなかった。
そのとき。北斗が静かに言った。
「….うん」
みんなが北斗を見る。
「俺も、それがいいと思う。」
北斗は私を見た。私は少し驚いた。
でも、北斗は何も言わなかった。
私だけが、その意味を知っていた。
ーー北斗は、少し前から知っていた。
それでも。みんなの前では、何も言わずにいてくれた。
「….ありがとう」
私は6人を見た。
「みんなに言えてよかった。」
樹が少し顔を逸らした。
「まだ泣くなよ」
「樹も泣きそうじゃん。」
「泣いてねえよ」
「絶対泣いてる!」
慎太郎が言う。
「おまえもな」
「俺は泣いてない!!」
「声震えてるぞ(笑)」
そんなやり取りに、すこしだけ笑いが起きた。
泣いて、笑って、また泣いて。
車の中は、いつもの私たちみたいに騒がしくはなかった。
でも。私は初めて思った。
ーーもう、一人じゃない
窓の外には、暗くなった海が遠ざかっていく。
私は小さく目を閉じた。
残された時間は、きっと短い。それでも。
「…..これからも、いっぱい思い出作ろうね」
そういうと、
「当たり前だろ」
6人の声が、ほとんど同時に帰ってきた。
私は笑った。今度は、ちゃんと笑えた。