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ドルパロloclです 恋愛未満
⚠️
アイドルloとファンcl
軍団はcl以外みんなユニットです
clさんがめっちゃオタクしてます
やばいモブ女がでてきます
2人の絡みは殆どありません
ご本人様には一切関係ありません‼️‼️
「はぁっ、はぁ、…まにあった」
……よりによってライブの日に電車止まるとか最悪、
有明の大きな会場が、色とりどりの服を纏った人々で溢れかえっている。
今日は男性5人で構成されるアイドルグループ、“army”の1周年記念の全国ツアー最終日。
彼らはその圧倒的なパフォーマンスで、デビュー1周年とは思えないほどの人気を博している。
「めっちゃ楽しみ〜、最近kuちゃん髪染めたって言ってたから心の準備してきちゃった!」
赤色担当のku。
グループ最年長で、頭の回転がはやく、パフォーマンスやトークに圧倒的な安定感がある。
「まって、トレカgrgnくん当たったんだけど!?初めて自引きできた…!」
水色担当のgrgn。
グループ最年少で、素直で元気なキャラクターがファンの庇護欲をかき立てる。
「mrtnくんインスタ上げてる、うわー顔いい、もうすぐこれ生で見れるってまじ?」
青色担当のmrtn。
歌唱力はグループ随一。ファンサや配信も多く、リアコ製造機とも呼ばれている。
「なんかまたkrhくんだけグッズのラインナップ多くない?嬉しいけどどういうことなのー、笑」
オレンジ色担当のkrh。
もともとソロで活動していたのもあり、人気はNo.2。なぜかいつもグッズが他のメンバーよりも多く販売されている。
女性が多い会場で、数少ない男性ファンであるclcsは少しだけ居心地が悪い。
……まぁ、始まっちゃえば気になんないし、いいや。
そして、そんなグループの1番人気かつ、clcsの最推しが。
「…あ、lorのアクスタまだあった……!」
紫色担当の、lor。
クールに見えて仲間想いでファン想い。そして圧倒的なカリスマ性で、誰も彼もを魅了してしまう。
……いつもは事前通販の時点で売り切れてるからラッキーだ、よかったぁ。
時計を見る。開演まで1時間ほど。物販の並び具合から見るに、あと20分でここを抜けられるだろう。
あとはお手洗い行って、席探して心の準備。
……楽しみ。
clcsは少しだけ目を閉じて、lorの姿を思い浮かべる。
……今日はどんなlorに会えるかな、
このときclcsは、勝手に上がる口角を抑えるのに必死で、彼を見つめる一対の瞳には全く気が付かなかった。
*
「今日はきてくれてありがとー!!」
5色の光が眩しい。割れるような歓声が会場全体に響く。
「じゃあ1曲目!いくよー!!」
clcsはかなりの豪運の持ち主らしく、恐ろしい倍率のファンクラブ一次先行でアリーナ席をぶち当てている。
……近い、え、近いんだけど!?やばい顔がよく見える、
推しを前にして語彙力が極限までなくなるのは、オタク共通の性質である。
サビ前のフォーメーションチェンジで、lorがclcsの方に来た。
「………え、?!??」
ふ、と、視線がぶつかる。
その瞬間、lorがこちらに向かって微笑みかけた、気がした。
……え、え、今の僕、!?!?うそ、
心拍数は天元突破している。
……やばい、もう僕、しんでもいいや…
熱狂に包まれている会場の中、clcsは1人そんな物騒なことを考えていた。
*
ライブが終わった。
会場はまだ冷めない熱に満ちている。
「まじ最高だった」
「一生推す」
「はやくドーム行ってくれ……っ!!」
「円盤100枚買うわ」
その全てに心の中で頷きながら、clcsも会場を後にしようとした、そのとき。
「あの、」
腕をぐい、と引かれた。
「え」
「あなた、会場来るとき改札で私のこと抜かしましたよね」
見覚えのない女性。髪に紫のメッシュが入っている。服も小物も紫色だから、lor推しなのだろう。
瞳にはめらめらと怒りが灯っている。
「……え、と、そうでしたっけ」
「人のこと抜かしておいて覚えてないんですね」
「…ごめんなさい」
「別に謝罪はいらないんですけど、」
じゃあなぜ声をかけてきたのだろうか。
clcsが内心首を傾げると、すぐに女性は言葉を続けた。
「lorくんのアクスタ。売り切れたんです私の前で」
「そう、なんですね」
「あなたに抜かされなければ買えてたと思うんですけど」
反論はできないため、黙ったままでいると、女性はさらに捲し立てる。
「順番抜かしておいて自分はグッズ手に入れてるの本当に信じられない、それ、私のだったのに」
……そうかなぁ。
そもそも抜かした覚えがこちらにはない。改札なんて人で溢れかえっていたのだから、誰が抜かした、とかいちいち覚えている方がおかしい気がするが。
「返してください」
「……え?」
「それ、私のなんで。返してください」
ば、と右手を差し出される。アクスタを渡せということだろう。
流石にそれはできない。結果論かもしれないが、これはclcsが購入したものだ。
「…い、いや、事後通販で買えばいいじゃないですか……」
「は?人に迷惑かけておいてその言い方?」
ついに敬語がどこかに行ってしまった。
「改札混んでたんで、僕以外にもいっぱい抜かした人いると思うんですけど、なんで僕なんですか」
「関係ないでしょ、はやく返せよっ」
どん、と後ろに突き飛ばされる。
その瞳には理性が一欠片も残っていない。
「いっ、」
壁にぶつかった背中が痛い。
……せっかくライブ楽しかったのに、
clcsの心にも苛立ちが芽生え始めた、そのとき。
「なに揉めとんの」
……この、声は。
「り、lor!?!?」
先ほどまでステージに立っていた、lor本人だった。
「え、うそ本物!?!?」
女性の方も目玉が飛び出そうなくらい驚いている。別の意味で理性が一欠片も残っていない。
clcsも慌てて立ち上がる。推しに醜態を見られたくない。
「大体スタッフから聞いたんやけど、お前しょうもないことで怒りすぎやねん」
女性の方を指さした。
「え、だ、って……」
「なんで本物の俺見にきたんにアクスタどうこうでそんな怒んねん。それにこいつが言ったとおり事後通販あるやろ」
「ぅ、はい……」
当たり前だがlorに対しては態度がものすごくしおらしい。
「じゃーお前は帰れ、……あ、ゆきな、やったっけ?」
「…っ、はい!!」
うそ、認知くれてた、と呟きながらその女性は帰っていった。
……いいな、名前呼んでもらえて。
clcsは先ほどまで彼女に絡まれていたということも忘れて、ただただ素直に羨ましがっている。
「…で、お前……突き飛ばされたらしいやん、大丈夫か?」
「ぇ、あ、はい」
あまり心配そうには見えないが、もう心配しているかなどどうでもいい。
lorがこっちを見ている。それだけで、clcsにとっては最高の幸運なのである。
「一曲目で目、合ったよな?」
「…すごい、覚えてるんだ」
「当たり前やろ、数時間で忘れんわ」
普通そんなことすぐに忘れるだろう。この会場には何千何万
これがトップアイドルたる所以だろう。
「というかよくライブ観にきてくれてるやん。男のファン少ないから覚えてたんよ」
……顔がよすぎる、声も。それで性格もいいとかパーフェクトなんだけど。
clcsはlorに圧倒されてなにも喋れない。
「なんか喋れや、clcs」
「……え!?!?な、まえ、?」
「やっと喋ったー、笑」
lorはけらけら笑っている。楽しそうだ。
……クールキャラだけど、こういう可愛いとこもあるの反則じゃない、!?
clcsは推しの笑顔に耐えることができず、視線を逸らした。もう一生分の運を使い果たしている気がする。
「clcs、ツーショ撮ろ?笑」
lorがす、とスマホを取り出した。
「え、えぇえなんで、いくらですか、」
clcsは条件反射のように財布を取り出した。推しとツーショを撮るには、お金が必要。当たり前のことだ。
「俺推しの厄介なんに絡まれてたやん、そのお詫び?笑」
「釣り合ってないって、」
「釣り合っとる、はいこっち向け」
かしゃ、とシャッターが切られた。
きっと酷い顔をしていただろう。
「エアドロするわ」
「……僕、アイフォンじゃない、です」
「あー……じゃ、ライン教えて?」
「ぇ、そ、それは流石に、」
「えぇやん別に。男同士やからバレてもえぇやろ」
「そういう問題じゃ、」
「なに、俺のお願い聞いてくれへんの?」
ファンとアイドルが個人的に連絡先を交換するなんて、絶対に許されないことだ。
頭ではわかっている、けれど、そんなキラキラした瞳て見つめられたら。
「……わかりました、」
断れないに決まっている。
「ん、ありがと」
「…………」
……え、僕明日死ぬのかな。
トーク欄の1番上に、紛れもない彼のアイコンが表示された。
「次のライブも観にこいよ」
「……もちろんです、!!」
「てかタメ口でええよ」
「流石にそれは、」
この大人気アイドル、距離の詰め方がやばすぎる。
clcsの心臓が限界に近づいてきたところで、lorの背後に鬼の形相をしたkuが現れた。
「lorいつまで話してんの、とっとと着替えて!!」
「衣装さん困ってたよ」
krhも現れた。
……最推しだけでもキャパオーバーなのにどんどんメンバーきたんだけど…
逆に呆れすら生まれかけている。
「すまんすまん、…じゃ、またな」
lorは最後、とびきり優しい眼差しでこちらを向いて去っていった。
ただのファンサ。わかっているのに、胸の中で勘違いが膨らんでいく。特別扱い、の4文字が。
……とにかくあれだ、事故にだけは気をつけよう。
clcsはあまりの情報量に、考えることをやめた。
*
「lorさぁ、ああいう風にリアコつくんのやばいって。だからメンヘラがどんどん生まれんだよ」
kuがlorに、割と本気の説教をしている。
残りの3人は飛び火しないように、楽屋の隅っこでこそこそと話し合っている。
lorの視界の端に3人も写っているため、全然こそこそ出来ていないが。
「いやぁ、でも喜ぶやん」
「そうだけどさ……なんかねー、お前くらい人気あるやつがやっちゃうと炎上とかにも繋がるしさ、」
「これが俺のスタイルやし」
何を言っても折れないと判断したのだろう、kuはため息をひとつ吐いた。
「刺されないようにな」
「わかっとるわ笑」
……あいつ可愛かったなー、笑
さっき撮った写真を見返す。
clcsの写りはいいとは言えない。焦っているし、ポーズもブレブレ。
……流石にホーム画面にすんのはやばいか、
なぜか上がってしまう口角を抑えながら、lorは衣装を着替えるために楽屋の端に移動した。
「……オキニの子かな」
「男だったけどな」
「え、まじ!?意外だな」
「でもまー顔可愛かったし」
「がち?見たいなー」
「ばかお前殺されるぞ、あいつ本気っぽいし」
他のメンバーはちらちらlorの様子を見ながら片付けを進める。
なんだか雰囲気がいつもより柔らかい気がする。なんというか、嬉しそう。
「…ま、炎上しなければいいんじゃない?」
「だなー……」
4人は諦めのような応援のような微妙な気持ちでlorの背中を見ながら、頷き合った。
読んでくださってありがとうございました🫶🏻
最近lorさんよく顔出ししてるじゃないですか、イケメンすぎてこれはドルパロやるしかねぇ、、、、と思ったわけです。
アイドル×ファンめっちゃ好きなので。
箱推しなので他メンにもアイドルやらせました
厄介な女オタに絡まれる可哀想なclさんも書けたので満足!!(かわいそかわいい信者)
次はちゃんとラブラブなlocl書きます💪🏻
コメント
5件
アイドル×ファン大好きなのでありがたいです😭✨ locl最高や、🫠
あぁぁぁあ!!ガチで最高ですぅ!! もう終始ニヤニヤしてました笑 リオラ軍団のアイドル姿想像したら爆発しました、、笑
わああああ読んだ読んだ!!😭💕💕 4話、めっちゃ良かったよ…! まず、会場の熱気とかclcsのオタク心がリアルに伝わってきて、思わず「わかる…!」って何度も頷いた(笑) そして何より、あの厄介な女オタからlorが颯爽と助けに入るところ…最高すぎるでしょ!!✨ しかも「目合ったよな?」って言ってくるlor、ずるいよ〜〜!!推しに覚えられてるの反則だよ😭 最後の「またな」も、もう…ファンサ超えてるって! これからどうなるの!?って続きが気になって仕方ない…! らーゆさん、またラブラブなloclも楽しみにしてるねっ🌸