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2025 6⁄12
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
日帝「………」
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
ｸﾞﾗｯ
日帝「えっ」
ﾊﾞﾀﾝ
日帝「…う」
日帝「走ってたら…倒れたよな」
日帝「熱中症か？」
日帝「…水分補給しとけばよかった」
ｺﾂｺﾂ
日帝「…まだ死んでないよな」
日帝「…で、誰だ」
海「やだな〜俺を忘れたのか？」
日帝「…海か」
海「俺の名前を気安く呼ぶな」
日帝「…は？」
海「戦時中の時からずっと！足手まといだった」
海「空も困ってたよ」
海「俺が死にかけたのはお前のせい」
日帝「そんな…ことは」
海「何が違うの？」
海「ねえ陸」
日帝「…あ」
海「ふふふ…思い出した？」
海「お前は唯一忘れていたことがあったね」
海「自分の名前を捨てるなんて」
日帝「…捨ててなんかっ！」
海「なら何で忘れていたの」
日帝「それは…」
海「第一次世界大戦はいつ起きていつ終わった？」
日帝「第一次世界大戦…？」
日帝「なんだそれ…」
海「ほら」
海「記憶ないね」
海「第二次世界大戦は？」
日帝「…あれ」
日帝「思い出せない」
海「自分の本名…今まで思い出せなかったのに」
海「歴史の記憶があるわけないよね」
海「俺は大日本帝国海軍」
日帝「は…？」
日帝「日本海軍じゃないのか？」
海「馬鹿だね」
日帝「なっ…」
海「今まで自分の本名が日帝だと思ってたくせに」
日帝「……」
海「先輩って誰？」
日帝「先輩はっ！」
日帝「……ナチス…？」
海「おっと…まだ覚えてるのね」
海「そして…そろそろ俺の正体にも気づけてきたかな」
日帝「…分からない」
海「あっそ」
海「なら…じゃあね」
ﾎﾞｳｯ
日帝「はっ…？」
ｽﾞｽﾞｽﾞ
日帝（沈む足を見ながら）
日帝（燃える部屋を見ながら）
日帝（笑うよ）
日帝「あははっ！」
ﾊﾞﾝｯ
海「がっ…？！」
海「貴様…！」
ｽﾞｽﾞｽﾞ
日帝「じゃあな偽物」
ﾊﾞﾝｯ
海「？！」
海「あいつ…自分を撃ったぞ」
海「いつから分かっていたんだ…」
日帝「…ん」
韓国「お、起きたか」
ベトナム「はぁ〜良かった…」
ベトナム「急に倒れないでくれ」
日帝「…すみませんここまで運んでもらって」
ベトナム「いや大丈夫」
韓国「めっちゃ無理してたくせに」
ベトナム「お口チャック」
韓国「ヤダ」
日帝「あ、今何時です？」
韓国「あー」
ベトナム「4:30」
日帝「…そんなに」
日帝「もう無理ですね」
ベトナム「今日は休みな」
日帝「分かりました〜」
露帝「あ、起きた？！大丈夫？」
日帝「あ、大丈夫ですよ」
露帝「ならよかった…」
露帝「さ、あいさつしよ」
日帝「はい」
日帝（…）
日帝（あの時見たのは何で誰がやったのか）
日帝（海に似た人物の仕業なのか？）
日帝（…who?）
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