コメント
21件
まじで雲さんのストーリーみるたびに暴れてる気がする……主にベッドで
こういうの大好き、... ッ!!!
クッ元々お腹痛いのに、心まで痛くなってきた、なんか、雲☁️さんと、 師匠と弟子というか、先輩と後輩の様な存在になりた(((((
気が付けば夕方になっていた
如何やら気絶してしまっていた様だ
頭がボーとして役に立たない
太宰「ゆう、がた」
太宰「起きないと、」
身体を起こそうとすると
頭に電撃が走った様な痛みが伝わった
太宰「い”ッ」
痛みに耐え切れず又寝転んでしまった
再び寝転がると段々痛みが和らいで来た
私は痛みに耐えながら昨日と今日の記憶を辿った、出来る限り思い出せる様に
すると其れを察知した様にタイミング良く
森さんが部屋へ入って来た
森「やっと起きたね」
森「起きないから心配したのだよ」
太宰「森さん、」
昨日や今日の午前とは違い
気味の悪い笑みを浮かべていた
森「頭と身体が相当痛むだろう」
森「今日はゆっくり休んでいなさい」
太宰「、そうさせて貰うよ」
森「太宰君」
一度間を置き其れ迄とは違う雰囲気で
森さんは私に話しかけた
太宰「…何」
森「昨日と今日の事覚えているかい」
太宰「えぇ」
太宰「忘れたくても忘れられません」
森「其れなら良かった」
森「明日から又君にも任務を行って貰う」
森「必ず成功させて来なさい」
森「繰り返す事になるけど」
森「人を殺しなさい」
森「私は何時でも最適解を求めている」
森「人を殺す事が其の場の最適解なのであれば迷わず殺す事」
森「良いね?」
私が絶対に”はい”と返事をする様に
圧を掛けられているのは一目瞭然だった
私は其れを分かった上で返事をした
太宰「…はい」
森「明日も付き添うからね」
森「君の活躍を期待しているよ」
そう言い残して森さんは部屋を出た
部屋を出たのを確認すると
全身の力が抜けて行くのが分かった
如何やら無意識に力んでいた様だ
太宰「任務、か」
そう考えれば考える程気分が重くなってく
心臓が少し騒がしい
太宰「明日も私は人を殺してしまうのだろうかボソッ」
私は誰も居ない部屋で
風が吹けば消し飛ばされてしまう様な
小さな声で誰にも聞こえない様に呟いた
結局其の後寝る事は叶わなかった
でも不思議と今も眠気を感じない
私は一つ溜息を吐いて部屋を出た
足が鉛の様に重い、前に進み辛い
まるで身体が自分の意思とは関係無く
拒否反応を起こしている様に感じ取れた
そんな時に小柄な男と鉢合わせた
趣味の悪い帽子にオレンジ色の髪の毛
当て嵌まる人物は一人しか居ない
中也「調子は如何だ?」
相変わらず面倒な事を聞いて来る
見れば分かるだろうに
太宰「此れが調子良い様に見える?」
中也「見えねぇな」
じゃあ聞くなよ、と文句を言いたい処だが
生憎そんな事を言う元気も無く
心の中で静かに反抗をした
中也「昨日から調子良くねぇだろ」
太宰「何でそんな事聞くんだい?」
中也「顔色悪いからだよ」
中也「然も今日手前任務入ってただろ」
中也「そんなんで大丈夫か?」
太宰「私の辞書に【無理】何て文字は無いのだよ、君と違ってね」
中也「一々うぜぇなッ」
太宰「時間無いからもう行くよ」
中也「あ”?」
中也「何で一人で行こうとしてんだよ」
太宰「逆に何で着いて来ようとしてるの」
中也「今日の任務、手前と同行だろ」
太宰「…そうだったっけ」
中也「おいおい、遂にボケたかぁ?笑」
太宰「五月蝿いよ蛞蝓」
中也「あ”ぁッ!?」
本当に森さん嫌い
中也と一緒とか説明受けて無いんだけど
最悪、マジで最悪
又あんな情け無い姿になったら
絶対に後で揶揄われる
暫く心の中で暴言が止まらなかった
中也「あ”ぁもう行くぞ!」
太宰「はいはい」
でも一人で居るより中也と居た方が
何だか足が軽い気がするから
しょうがなく着いて行ってあげる事にした
目的地に着く数分前
私の容態が急変した
先程まで平気だったのに
急に心臓が大きく鳴り始めた
其れに加えて冷や汗が止まらない
耳鳴りがする
何とか乗り切ろうと深呼吸をするが
全く効果は見られなかった
其れに気付いたのか隣に座っていた中也が
私の顔を覗き話しかけて来た
中也「おい、大丈夫か?」
太宰「…大丈夫」
中也「大丈夫そうには見えねぇが、」
太宰「大丈夫だってば」
中也「…..」
私は目的地に着く迄に何とか気持ちを落ち着かせようと必死だった
中也の事なんて考える余裕は無かった
目的地が見えた時
全身が強張ったのが分かった
おまけに手が震え始めた
心の中でまずいと悟るが此の任務には
森さんが私を監視しに来る
もし私が此処で帰れば待っているのは
又あの地獄だ
其の地獄から何とか逃れようと
私は必死に自分を落ち着かせた
すると突然隣から手が伸びて来た
中也「一回帰るか?」
そう言ったのと同時に
中也の手は私の手に触れた
太宰「何で?」
太宰「目的地は直ぐ其処でしょう」
中也「先程から様子変だぞ」
中也「触れてみれば手が震えてやがる」
中也「顔も真っ青だ」
中也「一回戻った方が良いだろ」
私は其の言葉に甘えようとした
だけど私の身体は其れを許さなかった
太宰「だい、じょうぶ」
太宰「直ぐ治まる」
中也「…何かあったら直ぐに言え」
私は確信してしまった
私はもう森さんの人形なのだと
そんな会話をしている内に目的地へと着いてしまった
中也は大分私に気を掛けている様だ
私は思い身体を無理矢理持ち上げて
中也の後ろに着いて行った
目的地には既に森さんと部下が揃っていた
緊迫した雰囲気を漂っていた
其の理由はきっと首領である
森さんが居るからだろう
森「君達が遅れるなんて珍しいね」
中也「申し訳ございません」
森「良いのだよ」
森「遅れたって言っても一分程だからね」
中也「あの、御言葉ですが」
中也「本日は何故首領も付き添いで、?」
森「皆んなの活躍を見たくなってしまってね、其れと太宰君も復帰したばかりだから様子見を兼ねてね」
背筋が凍った
鳥肌が止まらない
中也「おい、体調の事言うか?」
中也が私の耳元で小さくそう呟いてくれた
然し此処で私の状態が伝われば
多分躾は逃れられないだろう
だから私は中也に嘘を付いた
太宰「大丈夫」
太宰「もう治まった」
中也「そうか」
治まった何て嘘だ
治まる処か悪化している
森さんを見た途端鳥肌が止まらなくなった
未だに手の震えが止まらない
森「皆んなの活躍を期待しているよ」
一同「はい」
中也「打ち合わせ通り行くぞ」
太宰「あぁ、」
太宰「…中也」
中也「何だ?」
太宰「今日は汚辱を使わないでくれ」
太宰「私が間に合わないかも知れない」
中也「…分かった」
そう言って中也は担当の階へ向かった
中也は組織の幹部、首領の殺害、組織の壊滅が主な仕事
私は見回りと状況報告の伝達が主な仕事だ
生き残りが居れば
私が始末する事になっている
私は生き残りが居ない事を願う他無かった
中也side
昨日から太宰の様子が可笑しい
目の下のクマは酷いし体調も優れなそうだ
勘違いかも知れないが
太宰が【何か】に怯えている様に見える
誰に対してとかは正直分からない
でも明らかに様子は可笑しいのだ
最初は風邪かと思った位だったが
車に乗り始めてから悪化した様に思える
俺は太宰に帰る事を勧めたが
頑固に”大丈夫”と言い張って帰る事を拒む
其れには俺も如何すれば良いか分からなくなり、仕方無く様子を見る事にした
でも正直早く帰った方が良いと思う
然も彼奴、俺に嘘を吐きやがった
治まったとか言ってやがったが
そんなのは明らかに嘘だ
顔色が全く治ってねぇ
然も前より悪化している様にも見える
其の為、早く敵をぶっ飛ばし、
任務を終わりにして帰る事を選んだ
俺が居ない間に何か無ければ良いが…
太宰side
任務が開始してから三十分程経った
今の処、大きな問題は起こっていない
そして見回りも順調だ
此のまま行けば人を殺さずに済む
そう思っただけで心が少し軽くなった
ビルは7階建
現在私は3階に居た
死体が其処ら中に転がっている
歩いているだけでも服に血が付く程
足場は血の海だった
一歩踏み出せばピチャンッと水の音が静かな部屋に響いた
暫く歩き続けると
水の音に紛れて物音がした
私は其の音を見逃さなかった
振り向くと血だらけになっている敵組織の部下が私に銃を向けようとしていた
心臓が激しく鳴る
計画の事を思い出す
“見回りで生き残りが居れば殺害”
見回りの担当である私が生き残りを見つけてしまった
私が殺さなくてはいけなくなった
銃を向けられる恐怖よりも
あの地獄を又味わうかも知れない恐怖の方が大きかった
如何すれば良いのか分からず
私は其の場で立ち止まった
すると背後から水の音と共に足音がした
視線を音のする方へ向けた
扉からは見慣れた男が入って来た
此の状況を計算したかの様に森さんが私の元へ来たのだ
本当に悪趣味だ
森「生き残りが居たんだね」
そう私に語り掛けた
既に圧を感じた
太宰「、はい」
森「此の後如何するのかね?」
其の言葉と同時に
今までよりも遥かに思い重圧を感じた
思わず言葉が詰まってしまった
太宰「え、と」
此の状況で【殺さない】何て言えない
太宰「殺、します」
森「やってご覧」
私は強張る足を一生懸命に動かして
敵の前に立った
内ポケットから銃を震える手で取り出した
震えている所為で狙いが定まらない
先程まで殺意のあった敵はもう敵わないと悟ったのか私に命乞いを始めた
敵「お願いだッ撃たないでくれ」
敵「俺には家族が居るんだッ」
敵「置いて何て逝けないッ!」
敵「お願いだッ!」
心の中でやめて、と呟く
元々人を殺せないのに命乞い何てされたら
益々殺せなくなる
敵「殺さないでくれッ!」
手が益々震えた
震える処か手に力が入らなくなった
引き金を引けない
焦っていると背後から手が伸びて来て
私の身体を支えた
森「殺せないのかい?」
太宰「いや、違いますッ」
太宰「殺せ、ます」
森「手、震えているじゃないか」
森「昔の君は何処に行ったのだろうね」
森「仕方無いから手伝ってあげる」
そう言うと森さんは昨日と同じ様に拳銃を持つ私の手に自分の手を添えた
身動きが取れない様に固定されている
もう完全に逃げ場は無くなった
森「ほら、後は自分でやってご覧」
息が荒くなる
冷や汗が止まらない
手が震えて狙いが定まらない
圧を感じて焦りが増す
敵「嫌だッ嫌だッ!」
私はギュッと目を強く瞑り
指だけに力を込めて
引き金を引いた
バンッ
目を開けると目の前には死体があった
如何やら偶々頭に命中したらしい
鮮血がドクドクと溢れている
森「おめでとう」
そう言い残して森さんは部屋を出た
私は放心状態だった
何も考えられず、唯其の場に立っていた
今ではもう手の震えも無くなり
心臓の音も静まった
暫く経って私は状況を理解して
罪悪感に呑み込まれた
息がしずらくて呼吸音が
段々可笑しくなっていった
手の震えが再び始まった
其れに加えて涙が止まらなかった
私は其の場に座り込み必死に息をした
でも症状は悪化するばかりで
等々呼吸の仕方が分からなくなった
死を覚悟した
でも、死んでも良いと思った
息をするのを諦めようかと考えていたら
背後から私の名前を叫ぶ声が聞こえた
でも誰の声なのかは分からなかった
どうでしたか?
お久しぶりです!元気ですか?
久しぶりの投稿で❤️とかコメントとか来るかな…?
もしかしたら忘れられてるかも((((
最近、温度差が激しいですねぇ
体調気をつけてくださいね
もう何ヶ月もストーリー書いてないから書き方とか忘れてる、
(この話は結構前に書いて下書き保存されていたもの)
早く続き書かないとなぁ
今回もの話も見てくださりありがとうございました!
次回は❤️1000で投稿します!
またね!