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友情です💎🐇と🍣🤪で迷ったけど💎🐇はよく友情で見るよな。ってことで🍣🤪にしました。
それではどうぞ~!!😽🎶
Attention
・「irxs」「nmmn」作品です。
上記の言葉に聞き覚えのない方は閲覧をご控えください
・人によってはBLと感じられる部分があります。苦手だと感じたらすぐにブラウザバックお願いします。
・青桃
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ないこ → 桃
If→ 青
青side
俺の親友はいつも危なっかしい
桃「わ~っ!!」
青「っないこッッ!!」
ドテッ…!!
桃「ぅッ”……いだッッ”…泣」
青「あぁッッ……💦」
走り回るといつもコケてしまい、泣き出す
俺の親友は生まれつき体が弱くてすぐに足を捻ったりしてしまう
桃「うわ〜んッ!!泣」
青「あぁ……もうよしよし〜…!((なでなで…♪」
いつもそばにいる俺がいつも慰めてあげる
俺がすぐ目を離すとすぐなにかしらと問題を起こしている
桃「ぅうッ…”泣」
青「大丈夫やで…ないこは強いんやから…!!」
ホンマに同い年とは思えんくらいないこは年下味を感じる
といっても俺らは小学生。ないこくらいが妥当なのだろうか。
桃「んへへ〜!まろ〜っ!!」
青「ん〜……?」
ないこはとても俺に懐いていて抱きついてくるなり頭をスリスリ体に擦りつけてくる
それはなんだか犬みたいでないこが学校でモテる理由もなんとなく伝わってくる
そんなないこが俺と仲良くしてくれるのは少しばかり嬉しい気持ちが心のなかで広がっていく
桃「………っあッ”…?!」
青「っど、どうしたッッ…!?」
桃「足ッッ…あしがぁッッ…”泣」
青「………攣ったんか…?」
桃「う……んッ”…泣」
小学生とは思えないほど足も攣るし腹痛、頭痛なども起きる
でもいっつもないこはオーバーリアクションで俺に助けを求めるもんだから心配しかしてない
ないこは元気で外遊びをよくするから部屋でゆっくりしてたい俺でも外へ行ってないこの様子を見ないとなんて思ってしまう。
桃「いだぁいよぉッッ…泣」
青「痛いよなぁ……大丈夫やからな、お水飲もうな…?」
桃「うッ…んッッ……泣」
そう行って心配な気持ちを抑えて少しだけないこを近くの椅子に座らせ水を取りに行く
青「ないこ……?」
桃「んッ……痛かったッッ…!!泣」
そう言って俺に抱きついてくる
どうやら足が攣ったのは治ったみたいだが、泣き止んではいないみたい
本当に甘え上手で人を堕とす立派な才能を持ってるもんだこと…
桃「………んふふっ…♪」
青「なにわろてんねん……」
桃「いやー……まろがお婿さんに行ったらお嫁さんも幸せだなー…って!w」
青「ないこは世話が焼ける婿になるだろうな。」
桃「ちょっと?!どういうことですかー!!」
なんて言うなり頬をぷくーと膨らませて明らかに拗ねてますよ感を出してくる
俺がいい婿になる……か。
果たして一体そうなるんだろうか……よくわからないがそうなれたらいいな。
俺達も一気に成長して高校卒業間近
今は卒業式に向けての練習中
ないことは小学校、中学校、高校と全部同じ道を通ってきた
やっぱり彼の成長を1番近くで見てきたからこそこの高校の卒業式ではおそらくふんだんに泣くだろう
なんて練習の時から考えている
M「じゃあ終わり…!教室戻って帰りのホームルーム終えたら帰るからねー!」
なんて先生が伝えた途端生徒たちみんなが一気に立ち上がり教室へと戻る
そんな中、1人椅子に座っていたのが俺だった
ただなぜか残っていたくてボーっと体育館舞台の方を見つめる
たった1人だけが俺のことを気にして声をかけてくれる
桃「まろー?帰らないのー??」
青「んー?……あぁ…ちょっとな…笑」
桃「………じゃあ俺もここに残る!」
青「怒られてまうで…??」
桃「俺も一緒に怒られる!まろ1人だけ苦しい道を歩むのは俺が許さないから!!」
青「………変なやつ。」
俺に思春期が来てからないことはあまり話せなくなった
もちろん話はするが小学校のときと比べたら笑って目を見て話すということが難しい課題に感じて
いつも冷たく対応してしまう
でもそんな俺にもないこは笑顔で優しく話しかけてくれる
桃「……もう俺達も卒業なんだねー……」
桃「まろは大学行くの?」
青「あぁ、行けたらな。」
桃「まろなら行けるよー!笑」
青「ないここそ行けるのか…?笑」
桃「んなッ!!バカにしてるのー??」
ぷくーと頬を膨らませる姿は小学校の頃からずっと変わらない
どれだけ成長してどれだけ大人になっても残り続ける子供の頃の無邪気さを彼は持っている
羨ましいやつだ
青「ほれ、戻るぞー。」
桃「まろが残ってたくせになにそれー!!」
青「勝手に一緒に残ったのはないこだろ?」
桃「ぅぐッ”…そうだけどさぁ……!!」
青「んじゃ、一緒に戻ろうや。」
青「ないこ1人で残らせるとか危なかっしいわ」
桃「うん…!♪」
嬉しそうな顔をして俺の言葉に返答してくる
高校生になったないこは怪我をする回数も減ってきて実際そんなに危なかっしくはない
でも、それでもないこと一緒に帰るための言い方が見当たらなくてしゃーなしでそう言ってしまった
この幸せな時間ももう少しでなくなってしまうって考えるとやはり寂しい
毎晩泣いてきた涙が彼の前でも流してしまうことがないことを祈って。
桃side
今日は卒業式当日!
まろと過ごしてきた今日まで全部を振り返る日
まろの目指す大学と俺の目指す大学は違うからお別れとなる
そう考えるとやっぱり寂しいから卒業式なんてこないでほしい!!
って何度願ったんだろうな〜…笑
桃「……やだなぁ…」
青「…何が?」
桃「まろ!!!」
青「おはよう。」
桃「おはよう!♪」
高校に入ってからすっかりと冷たくなってしまった彼に対して俺は笑顔で返事をする
別に冷たくなったからって嫌いになったわけでもないしやっぱり彼は優しいから嫌いになれない
小さい頃から俺の面倒を見てくれたまろと離れるなんて正直自分自身でも心配になってくる
桃「卒業式イヤだなぁぁぁぁ……!!」
青「………そっか。」
桃「まろは嫌じゃないの…??」
青「……………」
青「俺も実際は嫌やよ。でもやっぱり月日は流れてしまうもんやからな。」
青「別れも出会いも全部呑み込むだけなんよ。」
なんて大人な回答をされてオレの心にグッと響く
やっぱりまろは俺と違って大人だな……。
先のことも考えられて今後についてどうしたら成功するのかも考えられてる
それに比べ俺はというと今あることを拒んできて、状況を呑み込めていない
だから「嫌だ。嫌だ。」としか言うことができない
青「でもやっぱりないこと離れるんのは寂しいわ……笑」
なんて言われた途端俺は涙が目から出る寸前までに込み上げてきた
大人なまろでも表情は笑ってても声は震えてて今にも泣きそうな声だったからそれにつられて泣きそうになる
桃「もッ、まろぉ〜ッッ…泣」
青「うわっ?!泣くなよ…!!笑」
桃「だってまろが寂しいなんて言うなんてッッ……泣」
青「……俺だって寂しいって感情思うに決まってるだろ…?」
なんてどんどん俺の離れたくない欲を強めてくる
大学、まろと同じところに行きたかったな。
でもまろは音楽系の大学、俺は法学部系の大学
俺は歌も上手くない。これと言った楽器もできない。
それに比べてまろは歌も上手い、ピアノもギターもできる
やっぱりまろにはお似合いな大学だから今更変えるなんてできない
桃「……大好き。」
青「俺もだ、大…好き…//」
照れくさそうに大好きって返してくるまろが愛しく感じる
最後まで本当に優しい人だったな
なんて考えながら卒業式の会場、体育館へと向かう
その道中もずっとまろと今までの思い出話をしながら歩いていった
卒業式も終えて後は帰るだけというとき、まろを誘って一緒に帰ろー!
って言おうとしたとき、まろは居なかった
どこに行ったんだろうって周りに聞いてみたら呼び出しを受けてた。とのこと。
桃「………さすがまろ、モテるなぁぁ…笑」
なんて呟きながらLINEで『教室で待ってるから一緒に帰ろう』と送り俺は机に顔を伏せる
そうしたら後ろからトントンと背を叩かれる
桃「ん……??」
M「っあ、あの…!!ちょっといいですか…?」
告白される雰囲気を出される。
はぁってため息をつきたい気持ちを抑えて、「ちょっとまってて」と返す
まろに手書きの「もし帰ってきてたら待ってて。ないこ」と書いた紙をまろの机の上に置いて
女の子に着いて行く
桃「(まろと早く帰りたいんだけど……??)」
青side
卒業式で離れる奴らばかりやからたくさんの人に告白される
が、俺は別にこれと言った恋をしたいもなにも無いから断るだけ
誰かも知らない人に告白されたところで好きになるわけ無い。
青「ふぅ……」
一通りの告白ラッシュが終わったところで俺がいた屋上の扉が開く
やべっ、って思いながら俺はすぐに退こうとする
でも遅くて入ってきた人と目が合う、女の子が先頭に後ろには見覚えのあるピンク髪があった
桃「っあ、まろ!!」
青「ないこやん。」
桃「やっほー♪♪」
青「………俺はお暇するな。」
桃「あ、教室で待ってて!!一緒に帰ろ〜!」
なんて今から告られるであろう女の子の目の前でそれを言うもんだからあちゃちゃー
なんて思いながらも頷いて教室へと向かう
教室医についてガラガラと扉を開くと中には所謂陽キャと呼ばれる一軍女子が黒板の前で写真を撮っている
それを邪魔しないように俺の席へと向かうと1枚の紙がおいてあった
また告白か?なんてうんざりしながら紙の内容を読むと
「もし帰ってきてたら待ってて。ないこ」と書かれていてなるほどな。って思い机で大人しく待っている
中々帰ってこない親友に心配な気持ちが込み上げてくる
LINEに送った連絡を既読がつかないまま。
しかたなく屋上へ顔を覗かせに行くことにした
屋上の扉を開けると親友が先程の女の人に押し倒されていた
とても困ったような表情をしていてとても付き合ったとは思えない
青「ないこ……?」
桃「ま、まろ〜…!!💦」
本当に困っていて前のないこみたいな状態だった
泣かなくなっただけ強くなったな。なんて少し成長を噛み締めながらないこの元へ向かう
青「……ないこが困っとるで…?」
M「は、はぁ…?いいじゃないの!!私はないこくんのことが好きなの!!」
青「……それでも相手が困ることをするのはどうなんや??」
青「それ、ないこにとっては迷惑なんやないの?」
少し言い過ぎなくらいに言い返す
別に今ここで嫌われたところで大学は一緒にならない
もう会うことも少なくなる奴になに言ったって別になんにも問題ない
M「……いいよね、アンタはないこくんと一緒に居れて。」
青「だって親友やからな、そばにいるのが当たり前やろ。」
M「親友だからってッッ……!!」
桃「……俺は君とは付き合えないッッ……大学に専念したいの。」
桃「だから…ごめんね…??」
M「ッッ…!!」
ないこも言うもんなんやなー。
なんて思いながら走り去っていく女の子の後ろ姿を見送る
ないこはあんなに言ったくせに結局優しいせいでしょんぼりとしている
あんなヤツ、気にしなくていいのに。なんて最低な思考にと回る
桃「ごめん〜!!心配かけちゃったよね…?」
青「バカ、めちゃんこ心配したわ。」
桃「うぅッッ……💦」
青「……はよ帰ろうや、これで最後の下校になるんやから。」
桃「………そうだよね。」
寂しそうな顔を浮かべる
俺はいつまで素っ気ない態度、言葉を言ってしまうんだろう。
反省したきりに言葉を付け加える
青「またどっかで時間が合ったら会おうな。」
桃「……うん!!」
そう言うなり、教室に戻りスクールバッグを肩にかけて学校を出る
門の前で少し思い出話をした後に記念撮影を撮る
撮り終わったら本当に最後になったことを実感したのかないこは急に泣き出す
桃「まろぉッッ……!!泣」
桃「俺たちッ”…離れても親友だよねぇぇ”??泣」
青「……当たり前やろ、LINEは繋がっとるし親も仲ええわけやし。大丈夫や。」
桃「…うぅッッ”……泣」
なんて泣いて笑って泣いての思い出話をして家につく前の別れ道についた
いつもそこで「またね」って言って別れている
さて、ここでなんて言う…?
「さようなら」か?それとも「ばいばい」か…?
いや、俺達だったらきっとこれだな。
青「………………」
青「ないこ。」
桃「んぅッ”…?」
青「ッ………また…なッッ…!!」
桃「ッッ……!!」
桃「うんッ!!((ニコッ♪」
最後の「またね」はキレイな夕日で照らされる住宅街で輝く涙混じった笑顔だった
end