ー登場人物ー
星川 透羽 ほしかわ とわ
綾瀬 彩晴 あやせ いろは
李 翠蘭 リー スイラン
七海 綾芽 ななみ あやめ
黛 夜宵 まゆずみ やよい
説明などに関してはキャラ説明を…
次から端折ります。
◇◇◇
Side透羽
……なんか明るい…な…?
あー…そうか…昨日カーテン開けたまま寝ちゃったから….
…それにしても明るすぎないかな…
私は気になり重いまぶたを開けた
朝日の優しい光が私の目を覚ます……
なんてことにはならなかった。
不自然なほどに光が青く、眩しい。
部屋は幻想的に、青い光に包まれていた。まるで地球じゃないみたいだ。
…今何時だろう、
スマホを開くと27時。普通には聞かないような時刻が示されていた。
壊れたのかな……
ベッドから体を起こす。
「…さむ‥」
冬なこともあってとても寒い。でもただそれだけではないように感じた。
私は窓から外を眺める
「……?!」
そこに広がっていたのは宇宙空間とも海の中とも言えるなんとも言えない場所だった。
なんだあれ….海月……?それにしては大きすぎるような……
そしてで私は気づく。
ここ‥私の部屋じゃない…
じゃあ本当にここって一体どこなんだよ!!!!
「……透羽うるさい….」
彩晴に言われてハッとする。声に出ていたようだ‥
「彩晴?!ご、ごめん…でもなんでここに…?」
「え?あぁ…..え、なんで?私今何処にいる?」
「私にも分からないんだよね……」
「えっちょっと待って…?分からないってどういうこと?!」
「どうもこうもこういうことで…」
「…….え?宇宙…?どういうこと?!」
「いや…私が聞きたい…」
「……取り敢えず起きる…か…」
◆◆◆
ここって本当にどこなんだろう…ロケット…ではないと思うし…..そもそも私たち以外にも人は居るのかな…
食べられるものを探しつつ私はそう考えていた。
「…..ねぇ透羽」
彩晴が急に私を呼ぶ。
「なに?何か見つかった?」
「ここって仮にも宇宙空間でしょ?…だとしたらさ、重力って無いはずだよね…」
「そうだけど……」
!!そういうことか‥
私達って今普通だったら浮いてたりしててもおかしくない…
「じゃあここ重力があるってこと?!」
「そういうことだよね…」
「じゃあここって本当にどこなの……」
そう言った瞬間だった。
コンコンコンッ
「ココって人居るカナ?反応してくれると嬉しいネー」
…誰かの声がした。私は彩晴と顔を見合わせる。
「ねぇ…これって怪しい人とかじゃないかな…どう見ても怪しいんだけど…答える?」
「でも…私達だけじゃどうにもならないから…素直に助けてもらったほうが…」
「……それもそうか…..」
「居ます!!今から向かうのでちょっと待ってて下さい!」
私達は少し駆け足で声のした方へと向かう。
…扉…あったんだ‥
ガチャッ…
「早上好〜、ワタシ翠蘭ネ!ヨロシク〜」
あ、思ったより怪しくない…かな‥
「私は透羽です!宜しくお願いします!」
「…彩晴です‥宜しくお願いします…!」
「…あの、ここってどこなんですか?」
「啊…それワタシにも分からないネ…一緒に探しにいこうヨ!」
「行きましょう!」
「……待って…透羽、私お腹空いてて…動けそうにないんだけど…」
「ワタシの料理食べるネ!元気出るヨ!」
「よ、よろしくお願いします‥」
◆◆◆
「さて!腹ごしらえもしたし、出発するヨ〜!!」
「ゴー!」
「…ご、ゴー…!」
……ここって本当に無機質な感じ…
どこかに何か…
人の声…?!
「…向かってみましょう!!」
続く
コメント
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リースイランさん推しです…。(突然) 語彙力すげぇ…。