テラーノベル
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「ねぇ、元貴ぃ……俺さぁ……エッチな気分になっちゃった」
滉斗の声は、酔いのせいでいつもより甘く、とろけるようだった。
元貴は、うっすらと目を開け、焦点の合わない瞳で滉斗を見上げた。その瞳には、まだ羞恥と快感の余韻が残っている。
滉斗は言葉を続ける間もなく、そのまま元貴に覆いかぶさった。
元貴の開かれた足の間に、自身の身体を滑り込ませ、ぴったりと密着する。
元貴の柔らかな身体が、滉斗の重みを心地よさそうに受け止めた。
「んんっ……ひろと……?」
元貴の問いかけは、拒否ではなく、困惑と期待が入り混じった甘いもの。
滉斗は元貴の首筋に顔を埋め、熱い吐息を吐く。
アルコールの匂いと、元貴の甘い匂いが混じり合い、滉斗の理性を完全に吹き飛ばした。
滉斗の唇が、元貴の首筋を這い、敏感な耳たぶを甘く吸い上げる。
「んぅっ……!」
元貴の身体が、電流が走ったかのように大きく震えた。自慰で熱くなったばかりの身体は、滉斗の愛撫に、普段以上の敏感さで反応する。
滉斗の手が、元貴の肌を優しくまさぐり、その下半身へと滑り込んでいく。
元貴は、酔いのせいで抵抗する気力もなく、ただ滉斗のされるがままに身を委ねていた。
しかし、彼の身体は正直で、滉斗の指が触れるたびに、甘い喘ぎ声を漏らす。
「ッ…はぁ、はぁ……ひろとぉ……っ、んんっ……」
滉斗は、自らのモノも既に熱く硬くなっているのを感じていた。
元貴の開かれた足の間から、そのまま彼の秘部に当てがう。
「っ……あッ……や、め……っ、入る……っ!」
元貴の意識が、少しだけ覚醒したかのように、焦りの声を上げた。
その声を聞いても、滉斗は止まらない。酔いと目の前の愛しい恋人への欲望が、彼を突き動かしていた。
「元貴……可愛い……」
滉斗はそう囁くと、躊躇なく元貴の奥へと自らのものを深く挿入した。
「ん”っっ、…!!あ゛っ!?な、”んぁ”ッ、…!」
元貴の身体が大きく痙攣し、ソファの上で跳ね上がる。
目の焦点は完全に合っておらず、その瞳は快感に潤む。熱い吐息と甘い喘ぎ声が、リビングに響き渡る。
滉斗は、元貴の腰をしっかりと抱き込み、深く、そして激しく突き上げ始めた。
自慰で十分に熱を帯びていた元貴の身体は、滉斗のものを驚くほどスムーズに受け入れた。
「前触ったら中も濡れちゃうの、女の子みたいだね?」
滉斗の激しい突き上げが続く度に、元貴の身体は大きく揺れてソファが軋む。
快感の波が次から次へと押し寄せ、元貴はもう何も考えられない状態。
ただ、滉斗の熱いものが身体の奥深くを抉る度、彼の全身に稲妻のような快感が走り抜け、甘い悲鳴が喉から零れ落ちる。
「っ…ひろと……っ、もっ、とッ……、あぁッ……!!」
朦朧とした意識の中で、元貴は無意識に滉斗の名前を呼ぶ。
彼の指が、滉斗の背中に食い込み、身体を密着させようと求める。
その全身で快感を求める姿は、滉斗の欲望をさらに煽った。
滉斗は、元貴の汗で濡れた髪を手でかき上げさせて、その額に熱いキスを落とした。
アルコールのせいか、普段よりも大胆になった滉斗は、元貴の快感の表情を独り占めすることに深い満足感を覚えていた。
「元貴……ほんと、可愛い……」
囁く声は、元貴の耳には届いていないだろう。それでも、滉斗は愛おしさで胸がいっぱいになる。
自分の全てを受け入れる元貴の身体が、こんなにも甘く激しい快楽をくれる。
抽挿のペースは、更に加速していく。
元貴の身体は快感で何度も大きく痙攣し、限界を超えた甘い声が、途切れることなく響いた。
リビングに満ちる淫靡な音と、二人の吐息が混じり合う。
「っ……ん、”っあ、んんッ……ひろとぉ……っ、来る、あッ……!!」
元貴の身体が大きく弓なりに反り、苦しいほどの快感が彼を襲う。
腰が激しく震え、意識の淵へと沈み込んでいく。
「っ……元貴…、!」
滉斗もまた、元貴の身体の奥で全てを解き放った。
熱いものが元貴の身体の奥を満たし、二人の間に深い満足感が広がる。
ぐったりと、滉斗は元貴の上に倒れ込んだ。
元貴の身体は、絶頂の余韻でまだ小刻みに震えていた。
熱い吐息が互いの肌を撫で、汗と愛液が混じり合う。
「はぁ……っ、元貴…かわい……」
滉斗が元貴の耳元で甘く囁くと、元貴は僅かに身動ぎした。
意識はまだはっきりしないようだが、その頬は幸福感に緩んでいる。
翌朝。
差し込む朝日に、元貴はゆっくりと目を開けた。
途端にズキズキとした頭痛と、腰の鈍い痛みが彼を襲う。
身体を起こそうとすると、特に腰の奥がズキンと痛み、思わず顔をしかめた。
「いってぇ……っ」
昨夜の記憶は、ほとんど朧げだ。
ショットグラスを飲んだ後のこと、ゲームのことはなんとなく覚えているが、その後のことはまるで夢の中の出来事のようだった。
しかし、この身体の痛みだけが昨夜の尋常ではない出来事を物語っている。
元貴は、隣でまだスヤスヤと眠っている滉斗の顔を見た。
その顔は、まるで何もなかったかのように穏やかだ。
「っ……おい、わかい!!!」
元貴は腰の痛みに耐えながら、滉斗の肩を揺さぶった。
「んんぅ……もうちょい……」
滉斗は寝ぼけた声で応えるだけ。
元貴の頬が、見る見るうちに赤く染まっていく。
その赤さは、怒りというよりも恥ずかしさからくるものだった。
「お、おいっ、おまえぇ……昨日のこと、覚えてんの……っ!」
元貴は顔を真っ赤にして、絞り出すような声で滉斗に問い詰めた。
その言葉を聞いた瞬間、滉斗の瞼がピクリと動き、ゆっくりと開かれた。
元貴のまだ酒が抜けきらない赤い顔と、羞恥に揺れる瞳を見て、滉斗はふにゃりと笑った。
「んふふ……元貴ぃ、朝から元気だねぇ……」
滉斗はまだ寝ぼけ眼ながらも、元貴の頬に触れ、甘えるように頬擦りをした。
「まったく、元貴は酔っ払うと可愛いんだから……。
昨日もさぁ、俺が上に乗って揺らすたびに、
元貴の腰がぐいぐいって引っ付いてきて……」
「〜っっ!!!!!」
滉斗が寝ぼけながら、昨夜の状況をありありと説明し始めた途端、元貴の顔は真っ赤を通り越して真っ白になった。
「うるさいお前マジで黙っとけ!!」
元貴はもうこれ以上は聞きたくないとばかりに、滉斗の口を慌てて手で塞いだ。
自分の腰の痛みが、昨夜の記憶を鮮明にフラッシュバックさせる。
恥ずかしさで、今すぐこの場から逃げ出したい。
そんな元貴の様子に、滉斗は目を細めて、塞がれた手のひらの向こうでヘラヘラと笑っていた。
その笑顔はどこか嬉しそうだった。
元貴は憎たらしい筈なのに心底愛しい恋人に、もうどうしようもないとばかりに頬を膨らませるしかなかった。
若井はこういう時だけ次の日の記憶あると思うんだよね
次kuraraさんからリクエストもらった話書こうかな、と。
コメント
5件
すきすぎます、
よきかな、、、
行為中の可愛いってなんでこんなにえろいんだろう