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一、プロローグ
「坊ちゃん。お目覚めのお時間ですよ。」
この執事の一言で目が覚めた。
「本日の天気は晴天でございます。ご予定の中に外出する事を入れてみてはいかがでしょう、気分転換になりますよ。」
そんな事を言いながら、僕の執事であるベルフェゴール・ロスト(略してベル)はなにもかも完璧に行い、僕の世話をしていた。
「ベル。今日は公爵家であるガーネットとの会談だ。お前を酷く扱った奴らだがいいのか?」
ベルは元はガーネット家の執事だった。
ベルは僕が買収した執事だった。
ベルと出会ったのは今日のようなガーネット家との会談会だった。
ベルは何もかも完璧に近かった故に、公爵家全体から嫌がらせを受けていた。
ガーネット家からははあまり良い噂は聞かなかった。ガーネット家の伯爵は自分より下の奴等には簡単に手をあげるやつだった。
ベルはあまりにも完璧だった為、伯爵の気に触っていたのだろう。
この日の会談会でそれが目に見えていた。
僕はそれがどうも気に入らなく、いつの間にか公爵家に言っていた。
「ガーネット伯爵。伯爵の隣にいる執事をくださいませんか。ガーネット家にいる執事は何もかもが完璧なため、伯爵も気に触っているでしょう。」
「良いでしょう。家には沢山の執事が居ますから。」
案外伯爵は簡単にベルを手放した。
相変わらず伯爵は人使いが荒かった。
そして僕はベルフェゴール・ロストを買収した。
完璧な執事を僕は手に入れた。
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