『』 台 「」 小 () 心
御本人様方 とは 御関係 御座いません 。
翠 視点 、
家 に 鳴り止まない 電話 が 届いた 。
警察 や 、らんらん の 母親 から だった 。
時間 が ない 、
翠 ( 遠く に 逃げる ? )
翠 ( いや 通行履歴 から 足 が つく )
翠 ( 偽名 ? )
翠 ( いや 無理 か 。 )
らんらん は 駄目 だ 。
奪われる筈 が ない 、奪わせる筈 が ない 。
奪われる前 に 奪わなきゃ 。
翠 『 大丈夫 、俺達 は 一緒 だよ 。 』
翠 『 きっと 上手くいく 。 』
翠 『 安心 して ? らんらん 。 』
寝ている らんらん の 頭 を 撫でる 。
取り返し が つかないこと 、
そんなこと は 承知 の 上 だ 。
翠 『 … 、今 なら 、 』
翠 『 まだ 、間に合う ? 』
翠 『 らんらん と 、一緒 に 居られる 』
声 が 震えた 。
でも 、残された方法 は これしかないんだ
俺達 が 、唯一 幸せ に 居られる 方法 。
翠 『 スマホ 、うるさいな 。 』
翠 『 過保護 な らんらん の 母親 も 』
翠 『 何にも 知らない 警察 も 、 』
翠 『 全部 邪魔 。 』
此処 は 家 じゃない 。
でも 通話 は 逆探知 の 危険性 が ある 。
翠 『 時 が 来れば 。 』
____
百 視点 、
朝 起きれば すち が 俺 を ホ − ルド していた
起きているようだったが 、
何 が したいのか わからなかった 。
百 『 御主人様 、? 』
翠 『 今 は すち で いいよ 。 』
翠 『 敬語 も 外して 、 』
突然 どうした の かと 困惑 した が 、
俺 は その場 しのぎ の 言葉 を 紡いだ 。
百 『 すち 、はさ 。 』
翠 『 ん ? 』
百 『 なんで こんな こと したの 。 』
翠 「 … … 。 」
言葉選び を 間違えた の だろうか 。
すち が 黙ってしまった 。
それでも 俺 は 思ってしまった 。
何故 、こうなってしまったのだろう 。
翠 『 らんらん は 悪くないよ 。 』
翠 『 俺 の 、元々 の 性質 。 』
翠 『 どう転んでも こうなってた 。 』
翠 『 でも 。 』
( ぎゅぅ … 、( 抱締
翠 「 狂わせた 元凶 は らんらん だよ 」
翠 「 らんらん の こと 、 」
翠 『 愛しちゃったから 。 』
翠 『 悪い のは 、俺 だよ 。 』
すち は 責任 を 感じている 。
自分自身 でも 理解 しているようだった 。
俺 が 悪い の だろうか 。
いや そんな 筈 は ない 。
そんな 筈 ない のに 罪悪感 を 感じてしまう
翠 『 … らんらん は 、 』
翠 『 俺 の こと 、好き ? 』
別 に 嫌い という 訳 では ない 。
好きだったし 、今 でも その節 が 残ってる
だから 、この選択 しかない 。
百 『 うん 。 』
百 『 俺 すち の こと 好きだよ ___ 。 』
翠 『 そっか ! 』
( ど ” す ッ ゛… っ ッ 、
鈍い音 が 聞こえた 。
それは 俺 の 腹部 から 放たれた 音 だった 。
百 『 ぇ ? 』
腹 が 熱い 、何 か 、異物 が ある 。
口 から 赤い物 が 溢れ出てくる 。
百 『 ご ふ ッ ゛っ … ゛ 。 』
百 ( 痛い 、熱い 、怖い 。 )
翠 『 そうなんだ っ 。 』
翠 『 らんらん は 俺 の こと 好きなんだ 』
翠 『 俺 も 大好き っ !! 』
____
狂わせてしまった 。
____
コメント
1件
え 、らさんのこと刺した !?!? どうなってしまうんだ 。