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wki side
今日は特別暖かい訳でも、寒い訳でもない丁度いい気温。
今日は天気が良いから小さい子からお年寄りの方まで外で自由気ままに遊んだり散歩したりしてる。
でも、俺の目的は遊ぶことでも散歩でもない。
俺の最愛の人に会いに行くことだ … って言っても付き合ってないけどね 〜
昨日ぶりだけど会いに行けることが楽しみすぎて気がついたら彼の病室に到着していた
『 お邪魔しま 〜 す 』
本当に彼に聞こえるのか?って言うレベルで扉を開いた。
扉を開いて1番に見た光景は、彼が風を浴びながら外を見ていて楽しそうだけど羨ましそうにしている様子だ。
その姿があまりにも儚くて、楽しそうにしてるけど … どこか寂しそうにしていて 。
そんな姿を見ていて苦しくなったので彼 … mtkに声をかけた
『 よ っ !! m 〜 tk 』 (( 手 振
俺が来るなり少し嫌そうな顔をしながら
「 … 今日も来たの ?? 」なんて素っ気ないことを言いながら俺の目を見るmtk
でも、本当は俺が来てくれるの嬉しがってるの知ってるよ。
看護師さんと仲の良い俺を甘く見るなよ 〜 ??
それから俺はあまり外へ出たことがないmtkに最近の話をしたり、mtkが1番大好きな音楽の話をしたりする。
そのお陰か、少し外への興味を持ってきてくれた気がする。
でも、最近気がついたことがある。本当は気づきたくなかったけど …
それはmtkの点滴の数が増えたことだ。
多分、本人はそれが当たり前なんだろうけど俺からすると少し痛々しい。
mtkの綺麗な白い肌に無数の点滴 … 見ているのが苦しい。
そんな現実から背けるために他愛もない話を沢山した。mtkが笑顔になれるように沢山、最近あった楽しかったこと面白かったこと思いつく限り全部話した
話に夢中になっているとmtkが静かに口を開いた
「 そのお花 … 置いていってね 。 」
初めてだった。 mtkから花について触れてくれるのは
純粋に嬉しかった。 俺が選んだ花にmtkが興味を示してくれてることが
『 お っ !! これ気に入った 〜 ?? 』 (( 微 笑
冷静を装って話しかけたつもりがついつい口元が緩んでしまう。
「 いや … 別に 。 」 (( 顔 背
相変わらず素っ気ないmtk。
『 まあまあ !! 花瓶に入れとくね 〜 』 (( 楽
昔からの付き合いだから素直になれない性格なのはもう把握済み。 もう慣れましたよ 〜 っと !!
いつかmtkと沢山外に出て話せる日が来るといいな。その時は外についてまた俺が詳しく教えてあげる。
俺が知ってる情報を隅々までmtkにみっっちりと。
そして、mtkと隣を歩けるようになったらこの隠してた気持ちも伝えなくちゃな …
彼との友達期間に終止符を … ね 。