テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
赤 腹痛
「隠した腹痛」
朝。
赤は目を覚ますと、ゆっくりと体を起こした。
赤「ん……。」
その瞬間、お腹にズキッと痛みが走る。
赤「っ……。」
思わずお腹を押さえ、深呼吸をした。
赤「昨日、冷たいもの飲みすぎたのかな……。」
少し休むと痛みは落ち着いた。
今日はメンバーとの打ち合わせ。
「このくらいなら大丈夫。」
そう自分に言い聞かせて家を出た。
⸻
部屋にはすでにみんなが集まっていた。
紫「おはよう。」
黄「おはようございます!」
橙「今日は早いな〜!」
青「赤、おはよ!」
桃「全員そろったな。」
赤「おはよう!」
いつも通り笑顔で返事をする。
でも、椅子に座る瞬間。
赤「……っ。」
小さく顔をしかめた。
その様子を青だけは見逃さなかった。
青「赤?」
赤「え?」
青「今、お腹押さえてなかった?」
赤「あ、気のせい気のせい!」
青「ほんと?」
赤「うん!」
そう言って笑う赤だったが、どこか無理をしているように見えた。
⸻
打ち合わせが始まり、30分ほどが過ぎた。
紫「次はライブについてなんだけど──」
赤「……。」
また痛みがやってくる。
今度は朝より少し強い。
赤(やばい……。)
机の下でそっとお腹を押さえる。
黄「赤くん、大丈夫ですか?」
赤「え!?だ、大丈夫!」
橙「ほんまに?」
赤「うん!」
桃は腕を組みながら赤を見つめた。
桃「顔色悪いぞ。」
赤「そんなことないよ!」
笑おうとするが、少し声が震えてしまう。
⸻
さらに時間が経った。
赤「……。」
痛みはどんどん強くなる。
冷や汗まで出てきた。
青(やっぱり変だ。)
青は赤の隣へ移動した。
青「赤、手。」
赤「え?」
青「めっちゃ冷たいじゃん。」
赤は慌てて手を引っ込める。
319
46
#アンプタックカラーズ
赤「だ、大丈夫だから!」
そう言って立ち上がろうとした瞬間。
ぐらっ……
赤「!」
ふらついた体を青がすぐ支えた。
青「危ない!」
桃「赤!」
黄「無理しないでください!」
橙「座って!」
紫「今日はここまでにしよう。」
赤はうつむいたまま、小さくつぶやく。
赤「……ごめん。」
桃「謝る前に話せ。」
赤は少し黙ってから口を開いた。
赤「朝から……お腹痛かった。」
部屋が静かになる。
青「なんで言わなかったの?」
赤「みんなに心配かけたくなくて……。」
黄「一人で我慢してたんですね。」
橙「そんなことせんでええのに。」
紫「僕たちは仲間だよ。」
桃は赤の肩にそっと手を置いた。
桃「我慢するより頼ってくれ。」
その一言に、赤の目が少し潤む。
赤「……うん。」
青「今日は俺たちがついてるから。」
黄「温かい飲み物を用意しますね。」
橙「ブランケットも持ってくる!」
紫「予定は全部変更しておくよ。」
桃「赤は何も考えなくていい。今は休め。」
赤はみんなの顔を見回した。
こんなにも心配してくれる仲間がいる。
そう思うと、不安だった気持ちが少しずつ和らいでいった。
赤「……ありがとう。」
その言葉に、5人は優しく笑った。
こうしてその日の打ち合わせは中止になり、メンバー全員で赤を見守りながら、ゆっくり休ませることにした。
誤字脱字あったらすみません
リクエスト募集してます✨️
コメント
1件
おつかれ! 第2話読んだよ〜。 赤くん、腹痛隠して無理しちゃう感じ、めっちゃわかる…。青くんが手の冷たさで気づくシーン、熱かったな。それで支えて、みんなで「頼ってくれ」って言える関係、めちゃくちゃいい。桃さんの「謝る前に話せ」もグッときたわ。 我慢しすぎる主人公、刺さる。続きも気になる!