テラーノベル
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この物語かなり自己満なんですけど、面白いですか?
続き
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kyng side .
いつもと変わらぬ景色と匂い。外から聞こえてくる熱気に溢れた掛け声をBGMに好きを連ねる。
そんな中、珍しく キィ…と控えめな扉の開閉音がする
「あ、の。…ここって何部ですか?」
「…あー、軽音同好会っすね」
「けいおん…まだ、入会ってできますか」
扉からは、少し緑がかる綺麗な黒髪と、まるで雷の落ちたような蛍光色が光っている小柄な少年が、顔を覗かせて興味津々に俺を見つめていた。
「楽器は?」
「あ、えっと。俺やったことなくて…」
「未経験ね」
「はい」
何に緊張してんのかは分からんけど、ずっとスクールバッグの肩紐を強く握っている。
(に、しても未経験か…)
一から何かしら楽器始めさせんのもいいけど、コイツ綺麗な声してんだよな。これを使わずしてどうする。磨かんでも光る原石を。
「なぁ、ボーカルとか興味無い?」
「ボーカル…歌、ですか?」
「そう、歌。好き?」
「そりゃまぁ、好きっちゃ好き…?」
「なんで疑問形なんだよ。ちょっくら聞かしてみ」
「えっいや、恥ずいって流石に」
「実際ボーカルんなったら人前で歌うんだっつの、慣らしとけよ」
「でぇ…」
少しの間唸った後、目の前の男はすぅっと息を吸って、ゆっくり息を吐く。吐いた息はどこか震えていた。
勢いよく、息を吸う
…♪
…思わず喉がクツクツと鳴る。
音程がビタビタに合ってる訳でもないし、技術なんてもってのほか。どっちかっつえば下手だし。
そんでも、俺はコイツが俺の音楽に欲しい。
時々ひっくり返る声が変化したばかりの声帯を感じさせ、 真っ直ぐな歌声のせいで外れた音すら味がする。
彼が短い息切れを置いた後
「お前さ、俺と組まん?あと歌下手やね。練習。」
「あり…え、いや。は?何、喧嘩売られた?」
「いや普通に下手。あとギターも練習。」
「ちょ、展開早すぎ待って」
「待たんね。そこ、入会届け。取ってって」
薄汚れた上履きに書かれたその名前を見て、また薄ら笑いを浮かべた。
1-5 伊波ライ
「よろしく、ライ」
お前の、心を揺るがすその歌は唯一無二だよ。
コメント
2件
主さんの作品めちゃくちゃ面白いです!続きも楽しみにしてます✨
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