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私と天使のおじさんが出会うまでのエピローグをまずご案内しましょう。
私が天使のおじさんを初めて見たのは30を少し超えた頃になりますが、その前に私のご紹介もしないとですね…
私は物心ついた頃からいわゆる見える人でした。
私は覚えてないのですが、幼少期に母方のお墓参りに行った際に大きな橋を渡ったらしいのですがその時に後部座席は私と祖母の2人が座っているのに私が『おじさん邪魔だよ狭いからあっちに言って』と何度も言っていたらしいのです。
その後の記憶だと幼稚園での記憶かな?
お風呂から出た際に窓が開いていて隣のお家との境にブロック塀があり、その上を青い火の玉がフワフワとうちの裏に向かい飛んで行きました。
母親に身体を拭いてもらっていたのですが、私が『青い火の玉』と指を刺さしたら…
母親が慌てて『あんたも見えるの?』って驚いていたのを思い出します。
翌日に裏のおばあちゃんが亡くなったと回覧板が来て母親が『貴女が見たのは裏のおばあちゃんだったのね…』と困った顔をしていました。
私の幼稚園はお寺さんで上には老人ホーム、下にはお墓で横は竹林でした。
お昼寝の時間はその竹林で着物を着た女の子とお人形や追いかけっこをして遊んでいましたね。
後はたまに道路で亡くなっている動物が居たりすると母親が『あんたは見ちゃ駄目!!何でもかんでも可哀想って連れて帰って来るんだから』って理不尽に怒られてました。
母親も普通に見えてたんですね(笑)
小学校に入ってからはあまり見ることが少なくなっていましたが、母親が無くなった際に納骨で見知らぬおじいさんに笑顔で手を振られたのでふり返していたら弟から『誰も居ないとこに何で手を振ってたんだ?』って言われて『おじいさん居たでしょ?』って言ったら誰も見ていなかったって事がありましたね。
世の中は霊能ブーム到来でいろいろな方がテレビに登場していました。
宜保○子さんや織○無道さんとかが代表でしょうか?
宜保○子さんはとても真面目過ぎたんですよね…
だから力以上の事までやってしまいパワーが枯れてしまいましたから最後の方は可哀想すぎて見ていられなかったです。
逆に織○無道さんはまぁいろいろとあり、弟からよく聞かれました。
水晶玉に半魚人が映ってるとか(笑)
いやいや居ないしw
あそこに男性の霊が…
いやいやそこじゃないしみたいな解説をしていましたね。
1番辛かったのは子供の行方不明でした…
自分も子供なんですが、亡くなっているのはすぐに判るんですよね…
いくつか目撃情報をテレビで言う前に私が話していくので弟が目を丸くしていました。
とまぁこんな感じで伝わりましたでしょうか?
そんな幼少期から中学、高校と多感な時期に入り引っ越しに転校も経験しました。
引っ越した先のお家がまたポルターガイストの宝庫でしたね…
引っ越した初日から夜中の2時ぴったりに1階にある大きなコンポが爆音でなるのです。
しかも私にか聞こえないので、私が慌てて降りて止めに来た音で家族が集まるみたいな…
1週間続いて終わられました。
そしたら今度は同じ時間に私の部屋のコードの切れた電話機が鳴り出しました。
受話器を取ると受話器からモーニングコールが喋り出しました。
素直に気持ち悪い…
3日くらい続きさすがに弟も見に来て電話機を調べたら電池が入ってたので抜きました。
結局誰が設定したのか?も判らず怖い電話機でそのまま触らずになりました。
それから暫くは平和でしたが…
今度は夜中に私の部屋に座敷わらしが来始めて人形で遊んでいましたね。
害はないのでそのままにしていました。
学生時代はこんな感じでポルターガイストハウスで過ごす事になり耐性を付けていくのです。